ダイヤモンド社のビジネス情報サイト
inside Enterprise

ルネサス株を手放す革新機構、買い手は?

週刊ダイヤモンド編集部
2016年7月12日
著者・コラム紹介バックナンバー
1
nextpage

 「インテル、クアルコム、エヌビディアなど、世界の半導体メーカーの勝ちパターンは、独立系で半導体専業であること。われわれは、どこかのメーカーの傘下に入る道はない」

就任記者会見する呉社長。ルネサスの時価総額は1兆円弱に膨らんでおり、69%を握る産業革新機構保有株の行方に一段の注目が集まる Photo:REUTERS/アフロ

 6月28日に就任したルネサスエレクトロニクスの呉文精社長兼最高経営責任者(CEO)は、産業革新機構が保有するルネサス株の買収に意欲を示す日本電産をけん制した。

 ルネサス株の69%を握る革新機構は、2013年9月に1株120円で取得。15年9月にロックアップ(株式売却制限契約)が解除され、売却の検討に入ったが、それ以来、エグジット(出口)戦略は曲折をたどっている。

 まず15年12月25日、呉氏の前任の遠藤隆雄氏は、CEO就任からわずか半年で突如辞任した。遠藤氏は、ルネサスに統合を持ち掛けたドイツの半導体メーカー、インフィニオンテクノロジーズと資本提携を模索していたが、革新機構やトヨタ自動車など大株主から理解を得られず、ルネサスを去った。

 次にルネサス株買収に意欲を示したのが日本電産だが、呉氏は日本電産とは浅からぬ因縁がある。13年9月に日本電産の副社長に就いたものの、高い利益目標を課す永守重信・日本電産会長兼社長の下で、思うような成果が出せず15年9月に退任、たもとを分かった。遠藤氏の後任を探していた革新機構がルネサスのトップに据えたのが呉氏だ。

1
nextpage

今週の週刊ダイヤモンド

2016年10月1日号 定価710円(税込)

特集 特集 凄いネスレ 世界を牛耳る 食の帝国

違いが分かる食の帝国を徹底解明!

【特集2】
2017年 新卒就職戦線総括
今年も「超売り手市場」が継続 選考解禁前倒しも競争は激化

【下記のサイトからご購入いただけます】

(ストアによって販売開始のタイミングが異なるため、お取扱いがない場合がございます)

【下記のサイトからご購入いただけます】

(ストアによって販売開始のタイミングが異なるため、お取扱いがない場合がございます)

【下記のサイトからご購読いただけます】

(ストアによって販売開始のタイミングが異なるため、お取扱いがない場合がございます)

関連記事
スペシャル・インフォメーションPR
クチコミ・コメント

経営戦略最新記事» トップページを見る

最新ビジネスニュース

Reuters

注目のトピックスPR

話題の記事

週刊ダイヤモンド編集部


inside Enterprise

日々刻々、変化を続ける企業の経営環境。変化の中で各企業が模索する経営戦略とは何か?『週刊ダイヤモンド』編集部が徹底取材します。

「inside Enterprise」

⇒バックナンバー一覧