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3分間ドラッカー 「経営学の巨人」の名言・至言

組織の全員が自ら変化を引き起こす
チェンジ・エージェントたれ

上田惇生
【第213回】 2010年10月4日
著者・コラム紹介バックナンバー
ダイヤモンド社刊
2310円(税込)

 「組織が生き残りかつ成功するには、チェンジ・エージェントすなわち変革の機関とならなければならない。変化をマネジメントする最善の方法が、自ら変化をつくりだすことである」(『ネクスト・ソサエティ』)

 ということは、変化が常態であるこの激動の時代にあって、生き残るためには、自ら変化を引き起こさなければならないということである。自らチェンジ・エージェントたれ、ということである。

 ジェットコースターの後部座席に深々と腰を下ろしていたのでは、恐怖は募るばかりである。常にスリルを楽しむ心境にあるためには、最前席で腰を宙に浮かせなければならない。組織もまた、時代の最先端にあって自ら変化を引き起こすとき、主役として変化を楽しむことができる。

 しかも、ドラッカーによれば、そのための方法はあるという。

 第一に、成功していないものはすべて廃棄していくことである。

 第二に、あらゆる製品、サービス、プロセスを“カイゼン”していくことである。

 第三に、あらゆる成功を追求して、新たな展開を図っていくことである。

 第四に、体系的にイノベーションを行なっていくことである。

 そして第五に、思考態度を根本から変えることである。

 「チェンジ・エージェントたるための要点は、組織全体の思考態度を変えることである。全員が、変化を脅威でなくチャンスとして捉えるようになることである」(『ネクスト・ソサエティ』)

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上田惇生(うえだ・あつお) 

 

ものつくり大学名誉教授、立命館大学客員教授。1938年生まれ。61年サウスジョージア大学経営学科留学、64年慶應義塾大学経済学部卒。経団連、経済広報センター、ものつくり大学を経て、現職。 ドラッカー教授の主要作品のすべてを翻訳、著書に『ドラッカー入門』『ドラッカー 時代を超える言葉』がある。ドラッカー自身からもっとも親しい友人、日本での分身とされてきた。ドラッカー学会(http://drucker-ws.org)初代代表(2005-2011)、現在学術顧問(2012-)。

 


3分間ドラッカー 「経営学の巨人」の名言・至言

マネジメントの父と称されたドラッカーの残した膨大な著作。世界最高の経営学者であったドラッカーの著作群の中から、そのエッセンスを紹介する。

「3分間ドラッカー 「経営学の巨人」の名言・至言」

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