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森達也 リアル共同幻想論

テレビディレクター、映画監督、作家として活躍中の森達也氏による社会派コラム。社会問題から時事テーマまで、独自の視点で鋭く斬る!

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「森達也 リアル共同幻想論」の全記事一覧
  • 第85回 捏造ではない。本当にあった日本兵の食人行為 

    [2015年04月10日]
    「成功の遺伝子 日本が世界に誇る有名人30人各界スターが最も尊敬した人は?続々発表!」ここに並べたのは、2月16日の月曜の夜に、何気なしにスイッチを入れたテレビがオンエアしていた番組タイトルだ

  • 第84回 親の敵である猿を討った子蟹はその後どうなったのか 

    [2015年03月06日]
    むかし、むかし、あるところに、猿とかにがありました。ある日猿とかにはお天気がいいので、連れだって遊びに出ました。その途中、山道で猿は柿の種を拾いました。

  • 第83回 国益とは何か。どのように損なうのか。
    僕は今がいちばん恥ずかしい 

    [2015年02月06日]
    「ちなみに私には4人の姉がいましたが、みな飢えて死にました。母親だけは盗み食いをしていたので生き残りました」ガイドの男性のこの言葉に(おそらく半分は冗談のつもりだったと思うのだが)、それまで何となくざわついていたバスの中は、一気に静かになった。

  • 第82回 自虐史観と呼びたければ呼べばよい。
    でも、加害の記憶から目を背けてはいけない 

    [2014年12月18日]
    館内に入ってすぐ目につくのは、大阪空襲の際に米軍の爆撃機が落とした焼夷弾の複製模型だ。傍でまじまじと眺める。何だか笑い出したくなるくらいに大きい(もちろん笑わないけれど)。世界は広い。でも人の頭の中は小さい。整理整頓するためにはイメージを折りたたむ。特に規格外に大きいものや悲惨なものについては、この作業が強く働く。つまり矮小化だ。

  • 第81回 画面には戦車に踏みにじられた子どもの死体が映っていた 

    [2014年10月23日]
    世界のどこに行きたいですかと質問されたとき、まずは迷わずにマダガスカルと答える。次はどこだろう。いろいろ考えるけれど、もしも今すぐ行けるのなら、さんざん悩んだ末に、イスラエルと答えると思う。

  • 第80回 あたし、じゅんときちゃったんです。
    ――朝日オワタ 今こそ徹底的に叩け! 

    [2014年10月02日]
    大学の夏季集中講座、休み時間になると同時に一人の女子大生が近づいてきて、「先生、質問していいですか」と言った。話の内容は朝日新聞が8月5日と6日に掲載した検証記事についてだ。

  • 第79回 「自衛」を大義にして、人は人を殺し、戦争を起こしてきた 

    [2014年09月04日]
    テレビのニュースを見ていた。イラク情勢だ。スンニ派の過激武装組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」と政府軍との戦闘は激化する一方で、拘束された政府軍兵士の多くが処刑されたという。とても憂慮すべき事態ですとコメンテーターが言う。

  • 第78回 北朝鮮の戦勝記念館には
    「自衛」のメッセージが溢れていた 

    [2014年07月17日]
    平壌へと向かう機内の乗客の半分以上は、意外にもヨーロッパからの観光客だった。北京からはおよそ2時間のフライト。機内食は紙に包んだハンバーガー1個。トマトもレタスも挟まれていない。ただしビールは自由に飲める。

  • 第77回 なぜ日本は南極海での調査捕鯨に
    ここまでこだわるのか 

    [2014年06月10日]
    3月31日、日本の南極海における調査捕鯨の即時停止を求める判決を、国際司法裁判所は下した。つまり日本の全面敗訴だ。この判決を伝えた。マスコミのほとんどは「日本中が怒っている」という街の声をセットにしていた。

  • 第76回 ドキュメンタリストが守るべき最後のルール 

    [2014年05月26日]
    数年前に大阪で新刊発売のトークショーを行ったとき、後半の観客との質疑応答の際に、「あなたは『下山事件(シモヤマ・ケース)』で事実を捏造したとかつて批判されたが、それについてはどう思うか」と質問されたことがある。

  • 第75回 NHKよ、政府が右と言っても
    左と言える存在であってくれ 

    [2014年03月27日]
    時おり自分が政治や社会についての評論家になってしまっているような気分になる。理由は明らかだ。このところ政治や社会についての言及が、とても多くなっているからだ。数年前まではテレビからの依頼を断ることは滅多になかった。なぜならば本や映画の宣伝になると思っていたからだ。

  • 第74回 「責任はA級戦犯だけではなくすべての国民にある」 

    [2014年03月06日]
    大阪市天王寺にある真田山陸軍墓地。徴兵例が初めて発令された明治4年、当時の兵部省が設置した日本で最初の兵士の墓地だ。ここには戦死した兵士だけではなく、兵役や訓練中に事故死や病死した兵士や軍役夫、さらには日本軍の捕虜となった外国人の遺骨も埋葬されている。

  • 第73回 治安維持法制定時の新聞を見て実感、
    この国はまた同じ時代を繰り返す 

    [2014年01月27日]
    永田町駅で電車を降りる。日時は2013年12月6日午後7時30分。議員会館前の舗道には、すでにおおぜいの市民が集まっていて「安倍政権の暴挙を許すな!」などと書き込んだ手作りのプラカードを掲げながら、シュプレヒコールを叫んでいる。

  • 第72回 南京大虐殺、被害者は30万人でも15万人でも
    (極端に言えば)どっちでもいい 

    [2014年01月10日]
    2013年1月に刊行した『虚実亭日乗』。この書籍で試みた手法はフェイク・ドキュメンタリーの活字版。主役である緑川南京は著者である森達也であるけれど森達也ではない。虚であるし実でもある。

  • 第71回 今さらだけど意思を表明し続ける今上天皇はすごい 

    [2013年11月28日]
    2001年、今上天皇は天皇誕生日前の記者会見で、「私自身としては、桓武天皇の生母が百済の武寧王の子孫であると続日本紀に記されていることに、韓国とのゆかりを感じています」と発言した。多くの人が世界で最も歴史と伝統がある日本古来の王家と思いこんでいる皇室ですら、実は多くの渡来した人や文化で成り立っていることだけは書いておきたい。

  • 第70回 国民を騙し続けたこの国には秘密保護法など不要 

    [2013年10月28日]
    2010年に公開されたアメリカ映画『フェア・ゲーム』は、CIAで諜報活動に従事していた女性工作員ヴァレリー・プレイムの回顧録をベースにしている。つまり実話。徹底してエンターテインメントなのだ。ところが登場人物はすべて実名だ。翻って日本はどうか。

  • 第69回 南北に分断されたキプロスで見た
    希望のメッセージ 

    [2013年09月30日]
    僕は今、世界一周クルーズを主宰するNGOであるピースボートの船上にいる。乗り込んできた若者の多くはノンポリだし、社会や政治に関心がない。ところがそういう若者たちが、船上や寄港地の経験で大きく変わる。それはもう、見ていて面白いくらいだ。

  • 第68回 九条の国、誇り高き痩せ我慢 

    [2013年08月29日]
    銃社会アメリカでは、正当防衛の概念がとても広い。現在30州で適用されている正当防衛法では、生命の危険を感じたならば、殺傷能力がある武器を使用することが許されている。なぜ正当防衛の概念が広いのか。理由は2つある。

  • 第67回 タイトルを勝手につけるな。
    批判するなら最後まで読め 

    [2013年08月02日]
    1カ月ほど前のことになるけれど、新聞労連(日本新聞労働組合連合)が主催するシンポジウムで発言した。このときの様子が毎日新聞福井版に掲載された。翌々日、新聞労連の担当者から、「至急」とタイトルがついたメールが送られてきた。シンポジウムで録音された三者の発言をすべて、新聞労連のウェブサイトに掲載してもよいかとの内容だった…。

  • 第66回 安倍首相、ご厚意ありがとう。
    でも歳も近いあなたに指導されたくない 

    [2013年06月28日]
    憲法改正は自民党の党是だ。つまり理念。長く自民党の党是ではあったけれど、かつて憲法改正は、政治家が口にするだけで問題視されるような雰囲気は確かにあった。つまりタブーに近かった。それはそれで健全な状態とは言えない。もっと議論されるべきだったとは思う。

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