【第177回】 2010年01月04日
継続学習! 成人が学校へ戻ることが常識になる社会
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| ダイヤモンド社刊 2520円(税込) |
「学習が、大人になれば止めるものでなく、生涯継続すべきものとなったからには、学校もまた継続学習に向けて組織されなければならない」(『断絶の時代』)
まもなく、あらゆる者が、数年ごとに学校に戻ることが当然となる。成人が学校に戻ることが常識になる。
もちろん、18歳で学校に行くのをやめたからといって、知識労働に必要な知的資質を欠いていると見なすべき理由はない。ドラッカーは、むしろ逆だという。
10年もすると、誰もが学校に戻りたくなる。そのとき彼らは、その強い動機づけのゆえにきわめて意欲的な学生となる。
人は、人生のいかなる段階にあろうと、さらに高度な知識労働への道を開くことができなければならない。そして社会は、年齢にかかわりなく、いかなる人をも受け入れなければならない。そのようにして、組織の多様性も確保される。
知識が仕事に不可欠になったからには、継続学習、すなわち成人を何度も学校に帰らせることが必要だ。日本でも、社会人学生が増え、専門職大学院が次々に設立されている。
今日すでにあらゆる分野の人たちが、自らの再教育のために学校に戻り始めた。
「知識社会では学校と生活は切り離されたものではありえない。学校と生活は相互にフィードバックしあうという有機的なプロセスとして結合される。これこそが、継続学習が目指すものである」(『断絶の時代』)
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著者プロフィール
- 上田惇生
(立命館大学客員教授 ドラッカー学会代表)
ものつくり大学名誉教授、立命館大学客員教授、ドラッカー学会代表。1938年生まれ。1961年サウスジョージア大学経営学科留学、1964年慶應義塾大学経済学部卒。経団連会長秘書、国際経済部次長、広報部長、財団法人経済広報センター常務理事、ものつくり大学教授を経て、現職。
この連載について
マネジメントの父と称されたドラッカーの残した膨大な著作。世界最高の経営学者であったドラッカーの著作群の中から、そのエッセンスを紹介する。
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