アメリカから1990年代半ばに上陸
インターンシップに参加する意義とは
暑さに弱くて寒さにも弱い、最悪のパターンの石渡です。6月は講演で高知の高校に行き、さらに先日は大阪へ。どちらも暑かったのですが、東京も暑い日々が続いています。皆さんも熱中症などならないようご自愛ください。
さて、今回のテーマはインターンシップです。
インターンシップが日本の就活史上に登場したのは1990年代半ばのことです。もともと、アメリカに根付いていた制度を外資系企業が日本でも実施したのが始まりでした。ただ、1990年代半ばから2000年ごろまでは、必須というわけではありません。
というのも、インターンシップを実施していたのが一部の外資系企業のみ。それも、東大早慶など対象者を絞ったうえでの実施だったので多くの学生にとっては無関係でした。
2000年代に入ると、参加大学・学生が急増し、就活においてもできるだけ参加した方がいいもの、として定着しました。
日本インターンシップ推進協会のHPにはQ&Aの中でインターンシップの良さをこう説明しています。
「仕事の現場を知ることで、今の自分の足りないところがわかること。応募のためにエントリーシートを書いたり、面接を受けることは就職活動の練習にもなるし、社会に対する自分の先入観を是正できたり、自分が働くイメージをつかむこともできる。また、社会人との人脈ができたり、意識の高い仲間ができてモチベーションが上がったり、情報も集めやすくなるのもいいところ。がんばってね」
私も同様の意見です。本来のインターンシップ、であればですが。
インターンシップは、日本語に直訳すれば「就業体験」です。だからこそ、協会HPには「仕事の現場を知ることで~」とあるのです。
では、「仕事の現場」を知るための期間はどれくらいが適切でしょうか?半年、1年?インターンシップが盛んなアメリカなど海外では長期間のインターンシップもよくあります。ただ、海外の場合は、就活がどうこう、というよりも、そもそも新卒を一から鍛えるという発想がありません。完全な実力社会、転職社会です。インターンシップはそうした社会に組み込まれています。だからこそ、半年以上の長期間も可能という次第。
日本だと夏休み期間に実施するとして、最長でも2ヵ月。やや古い統計ですが文部科学省の「平成19年 大学等におけるインターンシップ実施状況調査」によると、もっとも多かった期間は1~2週間とあります。
たかだか1週間で就業体験も何もないだろう、というツッコミは「それでも1週間、実社会を知ることができるわけだから」という賛成論もあるので、ひとまず置いておくとします。



