日経平均株価の2017年7月~2018年6月までの行方を、投資のプロが大予測!
日経平均株価は再び2万円台へ回復したが、気になるのは2万円が天井なのか、2万円は通過点でさらなる高値を目指すのか、ということだろう。ダイヤモンド・ザイでは、投資のプロ100人が2017年7月から2018年6月までの日経平均株価と為替相場を予測し、2017年後半以降に儲けるためのコツを掲載している。
今回はそのなかから、投資のプロ84人による日経平均株価の予測を紹介しよう!
米景気低迷や欧州リスクでいったん株価は調整するが、
2017年12月には日経平均株価は2万2100円まで上昇か
4月下旬に1万8200円台まで下落した日経平均株価は、5月に出揃った企業業績の好調などを受けて、6月21日時点では2万180円まで上昇。しかし、このまま右肩上がりが続くバラ色の展開とはならなそうだ。
2018年5月には日経平均株価は2万4000円まで上昇すると強気で見ている三菱UFJモルガン・スタンレー証券の嶋中雄二さんだが、いったんは1万8500円までの下落すると予測している。
「トランプ大統領の発言や、欧州の選挙、北朝鮮問題などリスク要因が多く、今夏は波乱の相場展開となるでしょう」
さらに、マネックス証券の広木隆さんは、11月に1万7000円まで下落すると見ている。
「トランプ大統領が進める大幅減税策やインフラ投資の、年内成立は難しいでしょう。さらに、米国景気の低迷で、FRBのバランスシート縮小が見送られることによって、1米ドル=100円付近まで円高が進む可能性があります」
こういった外部要因による株価下落の懸念はあるものの、投資のプロが予想する2017年12月の日経平均株価の高値の平均値は2万2100円。というのも、米国などの海外の状況に不安は残るものの、日本経済の状況はかなり良好だと分析しているからだ。ソシエテ・ジェネラル証券の会田卓司さんは失業率の改善と利益が出やすくなった企業体質に注目している。
「日本の失業率は2017年4月時点で2.8%まで低下しています。3%を割り込むのは、バブル期以来です。失業率がさらに2.5%近くまで低下すれば、賃金も上昇し、内需拡大が加速するはずです。加えて、日本企業の売上高経常利益率は過去最高の水準で、利益が出やすい体質になっています」
2017年12月に2万2000円まで上昇した日経平均株価は、
2018年6月までは2万円を超える水準で堅調に推移か
実際に、上場企業の2018年3月期の営業利益は前期比で4%増予想と、見通しが良好だ。さらに、企業業績は期初予想を上回って着地し、日経平均株価は、2018年6月頃には2万円を大きく超えると、楽天証券の香川睦さんは見ている。
「今年度の企業収益は過去最高を更新する2ケタ増益となるでしょう。2013年以降、日経平均株価の予想PERは、ほぼ14~17倍で推移しています。現在の予想PER14倍は割安で、米国の利上げなどが順調なら、2018年半ばには2万2000円まで上昇してもおかしくない」
夏から秋にかけては、政治リスクなどの影響で、株価が下落する局面はありそうだが、日本経済はかなり強いため、2017年末には日経平均株価は再び上昇へと転じそうだ。




