2019年7月の住宅ローン金利動向を予想!
変動金利、10年固定、フラット35など、
人気商品の来月の金利は上がる?下がる?

2019年2月20日公開(2019年6月20日更新)
ザイ・オンライン編集部

3月も終盤に差し掛かっているので、2019年4月の住宅ローン金利を予想してみよう。すでにソニー銀行と楽天銀行が3月分の金利を発表している。昨年末から市場金利は下落しており、それに呼応するかのように、楽天銀行は2019年4月分の固定金利商品の金利を引き下げている。フラット35も金利を引き下げる見通しだ。ただし、ソニー銀行は金利を据え置く予定だ。

 まず、2018年3月の金利動向のおさらいをしておこう。

 「変動金利(借り換え)」は、調査した15銀行・金融機関のうち金利を変更した銀行はなかった。金利水準は、今も史上最低金利を継続している。

 「10年固定金利(借り換え)」は、調査している14銀行のうち、3行が金利を引き下げた。

 「35年固定金利(借り換え)」は、調査した6銀行中、2社が金利を引き下げた。フラット35の金利は0.01ポイント引き下げられた。

 市場金利(10年国債金利)については、3月に入っても、マイナス圏内で推移している。3月19日時点で、マイナス0.040%となっている。世界的な景気の後退が懸念される中で、安全資産と言われる日本国債が買われている(金利の低下)という状況だ。借り換えを検討しているのなら、この低金利はチャンスとも言えそうだ。

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ソニー銀行は金利をすべて据え置き

 まずは、すでに発表されているソニー銀行の金利を見てみよう。以下は主な金利の推移だ。

 ソニー銀行の住宅ローン金利推移(借り換え)
年月 変動金利
(変動セレクト)
10年固定
(住宅ローン)
20年超
(住宅ローン)
2016年8月 0.549% 0.700% 0.954%
9月 0.549% 0.750% 1.050%
10月 0.549% 0.772% 1.201%
11月 0.549% 0.742% 1.154%
12月 0.549% 0.742% 1.231%
2017年1月 0.549% 0.848% 1.462%
2月 0.549% 0.787% 1.404%
3月 0.549% 0.865% 1.507%
4月 0.549% 0.856% 1.485%
5月 0.549% 0.884% 1.420%
6月 0.549% 0.911% 1.486%
7月 0.549% 0.907% 1.430%
8月 0.549% 0.956% 1.513%
9月 0.549% 0.913% 1.478%
10月 0.549% 0.889% 1.458%
11月 0.549% 0.928% 1.513%
12月 0.529% 0.912% 1.485%
年月 変動金利 10年固定 20年超
2018年1月 0.529% 0.914% 1.481%
2月 0.507% 0.944% 1.518%
3月 0.507% 0.961% 1.479%
4月 0.507% 0.934% 1.470%
5月 0.507% 0.919% 1.436%
6月 0.507% 0.947% 1.503%
7月 0.507% 0.940% 1.508%
8月 0.507% 0.916% 1.508%
9月 0.507% 1.020% 1.651%
10月 0.507% 1.010% 1.694%
11月 0.507% 1.030% 1.737%
12月 0.507% 1.030% 1.698%
年月 変動金利 10年固定 20年超
2019年1月 0.507% 0.980% 1.478%
2月 0.507% 0.940% 1.514%
3月 0.507% 0.940% 1.514%
4月 0.507% 0.940% 1.514%
※ソニー銀行の住宅ローン金利はこちらを参照

 ソニー銀行は2019年3月20日現在、ほかの銀行に先駆けて2019年4月分の金利を発表している。

「変動金利」は、先月と変わらず、0.507%。
「10年固定金利」は、先月と変わらず、0.940%。

「20年超」の金利は、先月と変わらず、1.514%となった。

 「変動金利」は0.507%と、2016年8月以降、ソニー銀行にとって最も低い金利となっており、変動金利での顧客獲得を狙っている様子がうかがえる。

 一方で、固定金利については、市場金利に合わせて引き下げるかと思われたが、金利は横ばいとなった。1月に金利を引き下げ過ぎた反動なのかもしれない。

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楽天銀行は5年、10年固定を引き下げ

 では次に、楽天銀行の住宅ローン金利を見てみよう。変動金利、5年固定、10年固定の推移を取り上げる。

 楽天銀行の住宅ローン金利推移(借り換え)
年月 変動金利 5年固定 10年固定
2016年8月 0.510% 0.723% 0.820%
9月 0.510% 0.807% 0.918%
10月 0.510% 0.799% 0.984%
11月 0.507% 0.789% 0.929%
12月 0.507% 0.822% 0.932%
2017年1月 0.507% 0.927% 1.095%
2月 0.507% 0.893% 1.050%
3月 0.507% 0.944% 1.123%
4月 0.507% 0.949% 1.145%
5月 0.507% 0.874% 1.044%
6月 0.507% 0.902% 1.091%
7月 0.507% 0.902% 1.091%
8月 0.507% 0.928% 1.112%
9月 0.507% 0.918% 1.077%
10月 0.507% 0.915% 1.081%
11月 0.517% 0.932% 1.099%
12月 0.517% 0.918% 1.087%
年月 変動金利 5年固定 10年固定
2018年1月 0.517% 0.918% 1.098%
2月 0.527% 0.944% 1.143%
3月 0.527% 0.954% 1.144%
4月 0.527% 0.934% 1.120%
5月 0.527% 0.925% 1.097%
6月 0.527% 0.957% 1.139%
7月 0.527% 0.965% 1.152%
8月 0.527% 0.947% 1.120%
9月 0.527% 0.982% 1.198%
10月 0.527% 0.992% 1.204%
11月 0.527% 1.012% 1.244%
12月 0.527% 0.970% 1.197%
年月 変動金利 5年固定 10年固定
2019年1月 0.527% 0.920% 1.112%
2月 0.527% 0.903% 1.092%
3月 0.527% 0.863% 1.048%
4月 0.527% 0.848% 1.043%
※楽天銀行の住宅ローン金利はこちらを参照

 楽天銀行は2019年3月20日現在、ほかの銀行に先駆けて2019年4月分の金利を発表している。

「変動金利」は、先月と変わらず、0.527%。
「5年固定金利」は、先月から0.015ポイント引き下げて
、0.848%。
「10年固定金利」は、先月から0.005ポイント引き下げて、1.043%となった。

 5年固定、10年固定について、小幅ながら金利を引き下げた。10年国債の金利下落に伴って、固定金利を低く設定したようだ。

 以上の2行の動きから、3月の住宅ローン金利については、変動金利は横ばい、5年固定・10年固定といった固定金利は小幅な引き下げを行う銀行が多そうだ。

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フラット35は金利引き下げの見通し

 では、全期間固定の「フラット35」の金利見通しはどうなるのか。実は、機関投資家に販売している「支援機構債券」(原価)の金利に、「上乗せ金利」(コスト)を足せば、翌月の金利が予測できる。以下の表を見てほしい。

 「フラット35」の住宅ローン金利推移
年月 支援機構債券
(原価にあたる、前月)
上乗せ金利
(コスト)
フラット35金利
(頭金10%超、団信あり)
2016年8月 0.190% +0.710%(団信なし) 0.900%(団信なし)
9月 0.330% +0.690%(団信なし) 1.020%(団信なし)
10月 0.370% +0.690%(団信なし) 1.060%(団信なし)
11月 0.340% +0.690%(団信なし) 1.030%(団信なし)
12月 0.410% +0.690%(団信なし) 1.100%(団信なし)
2017年1月 0.480% +0.640%(団信なし) 1.120%(団信なし)
2月 0.460% +0.640%(団信なし) 1.100%(団信なし)
3月 0.470% +0.650%(団信なし) 1.120%(団信なし)
4月 0.460% +0.660%(団信なし) 1.120%(団信なし)
5月 0.400% +0.660%(団信なし) 1.060%(団信なし)
6月 0.430% +0.660%(団信なし) 1.090%(団信なし)
7月 0.440% +0.650%(団信なし) 1.090%(団信なし)
8月 0.460% +0.660%(団信なし) 1.120%(団信なし)
9月 0.420% +0.660%(団信なし) 1.080%(団信なし)
10月 0.420% +0.940% 1.360%
11月 0.430% +0.940% 1.370%
12月 0.400% +0.940% 1.340%
年月 支援機構債券 上乗せ金利 フラット35金利
2018年1月 0.420% +0.940% 1.360%
2月 0.460% +0.940% 1.400%
3月 0.420% +0.940% 1.360%
4月 0.400% +0.950% 1.350%
5月 0.400% +0.950% 1.350%
6月 0.420% +0.950% 1.370%
7月 0.390% +0.950% 1.340%
8月 0.390% +0.950% 1.340%
9月 0.440% +0.950% 1.390%
10月 0.470% +0.940% 1.410%
11月 0.500% +0.940% 1.450%
12月 0.460% +0.950% 1.410%
年月 支援機構債券 上乗せ金利 フラット35金利
2019年1月 0.380% +0.950% 1.330%
2月 0.360% +0.950% 1.310%
3月 0.320% +0.950% 1.270%
4月 0.310% (予想)
+0.950%
(予想、団信込)
1.260%
※借入期間21〜35年、頭金10%以上の金利。フラット35の住宅ローン金利はこちらを参照。2017年10月以降の上乗せ金利には、団信保証料(0.28%)を入れている

 住宅金融支援機構が2019年3月20日に発表した、「第142回貸付債権担保住宅金融支援機構債券」の金利を見ると、先月から0.010ポイント引き下げて0.310%となった。これだけの低金利となるのは、2016年8月以来のことだ。

 上乗せ金利(コスト)は、最近の水準では0.94%~0.95%程度のプラスに落ち着いている。

 以上を踏まえ、2019年4月のフラット35金利(借入期間21〜35年、頭金10%以上、団信あり)は、「1.260%」と予想する。団信込みの金利表示となってからは、最低金利だ。

 今後も金利がどう変化していくのか、しっかりチェックしておこう。

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2018年末から長期金利が下落

 2018年12月から、長期金利は大きく下落している。2019年3月末の長期金利はマイナス0.040%程度であり、2019年4月の住宅ローン金利は、固定金利を中心に若干引き下げる動きが広まりそうだ。

 ただし、今後も金利が下がり続けることは考えにくいだろう。日銀は、10年国債金利について0.2%までの金利上昇を認めるなど、徐々に金利を上げていきたいという思惑がある。住宅ローンの借り換えを狙っている人は、今回の低金利のタイミングを逃さずに、住宅ローンを借り換えてもいいだろう。

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⇒ 過去の金利予想(2018年7-12月の金利予想)はこちら

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