2019年7月の住宅ローン金利動向を予想!
変動金利、10年固定、フラット35など、
人気商品の来月の金利は上がる?下がる?

2019年2月20日公開(2019年6月20日更新)
ザイ・オンライン編集部

以下は、過去の金利予想記事です。

1月も終盤に差し掛かっているので、2019年2月の住宅ローン金利を予想してみよう。すでにソニー銀行と楽天銀行が2月分の金利を発表している。昨年末から市場金利は下落しており、それに呼応するかのように、ソニー銀行・楽天銀行が2019年2月分の固定金利商品の金利を引き下げている。フラット35も金利を引き下げる見通しだ。

 まず、2018年1月の金利動向のおさらいをしておこう。

 「変動金利(借り換え)」は、調査した15銀行・金融機関のうち金利を変更した銀行はなかった。金利水準は、今も史上最低金利を継続している。

 「10年固定金利(借り換え)」は、調査している14銀行のうち、13行が金利を引き下げた。

 「35年固定金利(借り換え)」は、調査した銀行6社全てが金利を引き下げた。フラット35の金利は0.08ポイントも引き下げられた。

 市場金利(10年国債金利)については、昨年末に大きく下落して以降、0%前後を行ったり来たりしている状況。日経平均株価の下落で債券が買われやすくなっている中で、米国金利の上昇も小休止となっているため、10年国債が買われている(金利の低下)ようだ。借り換えを検討しているのなら、この低金利はチャンスとも言えそうだ。

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ソニー銀行は10年固定金利を引き下げ!

 まずは、すでに発表されているソニー銀行の金利を見てみよう。以下は主な金利の推移だ。

 ソニー銀行の住宅ローン金利推移(借り換え)
年月 変動金利
(変動セレクト)
10年固定
(住宅ローン)
20年超
(住宅ローン)
2016年8月 0.549% 0.700% 0.954%
9月 0.549% 0.750% 1.050%
10月 0.549% 0.772% 1.201%
11月 0.549% 0.742% 1.154%
12月 0.549% 0.742% 1.231%
2017年1月 0.549% 0.848% 1.462%
2月 0.549% 0.787% 1.404%
3月 0.549% 0.865% 1.507%
4月 0.549% 0.856% 1.485%
5月 0.549% 0.884% 1.420%
6月 0.549% 0.911% 1.486%
7月 0.549% 0.907% 1.430%
8月 0.549% 0.956% 1.513%
9月 0.549% 0.913% 1.478%
10月 0.549% 0.889% 1.458%
11月 0.549% 0.928% 1.513%
12月 0.529% 0.912% 1.485%
年月 変動金利 10年固定 20年超
2018年1月 0.529% 0.914% 1.481%
2月 0.507% 0.944% 1.518%
3月 0.507% 0.961% 1.479%
4月 0.507% 0.934% 1.470%
5月 0.507% 0.919% 1.436%
6月 0.507% 0.947% 1.503%
7月 0.507% 0.940% 1.508%
8月 0.507% 0.916% 1.508%
9月 0.507% 1.020% 1.651%
10月 0.507% 1.010% 1.694%
11月 0.507% 1.030% 1.737%
12月 0.507% 1.030% 1.698%
年月 変動金利 10年固定 20年超
2019年1月 0.507% 0.980% 1.478%
2月 0.507% 0.940% 1.514%
※ソニー銀行の住宅ローン金利はこちらを参照

 ソニー銀行は2019年1月23日現在、ほかの銀行に先駆けて2019年2月分の金利を発表している。

「変動金利」は、先月と変わらず0.507%。
「10年固定金利」は、先月から0.040ポイント引き下げて、0.940%。

「20年超」の金利は、先月から0.036ポイント引き上げて、1.514%となった。

 「変動金利」は0.507%と、2016年8月以降、ソニー銀行にとって最も低い金利となっており、変動金利での顧客獲得を狙っている様子がうかがえる。

 一方で、固定金利については、市場金利に合わせて引き下げる傾向にあるが、20年超固定については、先月に引き下げすぎた反動か、引き上げている。

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楽天銀行は5年、10年固定を引き下げ

 では次に、楽天銀行の住宅ローン金利を見てみよう。変動金利、5年固定、10年固定の推移を取り上げる。

 楽天銀行の住宅ローン金利推移(借り換え)
年月 変動金利 5年固定 10年固定
2016年8月 0.510% 0.723% 0.820%
9月 0.510% 0.807% 0.918%
10月 0.510% 0.799% 0.984%
11月 0.507% 0.789% 0.929%
12月 0.507% 0.822% 0.932%
2017年1月 0.507% 0.927% 1.095%
2月 0.507% 0.893% 1.050%
3月 0.507% 0.944% 1.123%
4月 0.507% 0.949% 1.145%
5月 0.507% 0.874% 1.044%
6月 0.507% 0.902% 1.091%
7月 0.507% 0.902% 1.091%
8月 0.507% 0.928% 1.112%
9月 0.507% 0.918% 1.077%
10月 0.507% 0.915% 1.081%
11月 0.517% 0.932% 1.099%
12月 0.517% 0.918% 1.087%
年月 変動金利 5年固定 10年固定
2018年1月 0.517% 0.918% 1.098%
2月 0.527% 0.944% 1.143%
3月 0.527% 0.954% 1.144%
4月 0.527% 0.934% 1.120%
5月 0.527% 0.925% 1.097%
6月 0.527% 0.957% 1.139%
7月 0.527% 0.965% 1.152%
8月 0.527% 0.947% 1.120%
9月 0.527% 0.982% 1.198%
10月 0.527% 0.992% 1.204%
11月 0.527% 1.012% 1.244%
12月 0.527% 0.970% 1.197%
年月 変動金利 5年固定 10年固定
2019年1月 0.527% 0.920% 1.112%
2月 0.527% 0.903% 1.092%
※楽天銀行の住宅ローン金利はこちらを参照

 楽天銀行は2019年1月23日現在、ほかの銀行に先駆けて2019年2月分の金利を発表している。

「変動金利」は、先月と変わらず、0.527%。
「5年固定金利」は、先月から0.017ポイント引き下げて
、0.903%。
「10年固定金利」は、先月から0.020ポイント引き下げて、1.092%となった。

 5年固定、10年固定について、小幅ながら金利を引き下げた。10年国債の金利下落に伴って、固定金利を低く設定したようだ。

 以上の2行の動きから、変動金利は横ばい、5年固定・10年固定といった固定金利は小幅な引き下げを行う銀行が多そうだ。

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フラット35は金利引き下げの見通し

 では、全期間固定の「フラット35」の金利見通しはどうなるのか。実は、機関投資家に販売している「支援機構債券」(原価)の金利に、「上乗せ金利」(コスト)を足せば、翌月の金利が予測できる。以下の表を見てほしい。

 「フラット35」の住宅ローン金利推移
年月 支援機構債券
(原価にあたる、前月)
上乗せ金利
(コスト)
フラット35金利
(頭金10%超、団信あり)
2016年8月 0.190% +0.710%(団信なし) 0.900%(団信なし)
9月 0.330% +0.690%(団信なし) 1.020%(団信なし)
10月 0.370% +0.690%(団信なし) 1.060%(団信なし)
11月 0.340% +0.690%(団信なし) 1.030%(団信なし)
12月 0.410% +0.690%(団信なし) 1.100%(団信なし)
2017年1月 0.480% +0.640%(団信なし) 1.120%(団信なし)
2月 0.460% +0.640%(団信なし) 1.100%(団信なし)
3月 0.470% +0.650%(団信なし) 1.120%(団信なし)
4月 0.460% +0.660%(団信なし) 1.120%(団信なし)
5月 0.400% +0.660%(団信なし) 1.060%(団信なし)
6月 0.430% +0.660%(団信なし) 1.090%(団信なし)
7月 0.440% +0.650%(団信なし) 1.090%(団信なし)
8月 0.460% +0.660%(団信なし) 1.120%(団信なし)
9月 0.420% +0.660%(団信なし) 1.080%(団信なし)
10月 0.420% +0.940% 1.360%
11月 0.430% +0.940% 1.370%
12月 0.400% +0.940% 1.340%
年月 支援機構債券 上乗せ金利 フラット35金利
2018年1月 0.420% +0.940% 1.360%
2月 0.460% +0.940% 1.400%
3月 0.420% +0.940% 1.360%
4月 0.400% +0.950% 1.350%
5月 0.400% +0.950% 1.350%
6月 0.420% +0.950% 1.370%
7月 0.390% +0.950% 1.340%
8月 0.390% +0.950% 1.340%
9月 0.440% +0.950% 1.390%
10月 0.470% +0.940% 1.410%
11月 0.500% +0.940% 1.450%
12月 0.460% +0.950% 1.410%
年月 支援機構債券 上乗せ金利 フラット35金利
1月 0.380% +0.950% 1.330%
2019年2月 0.360% (予想)
+0.950%
(予想、団信込)
1.310%
※借入期間21〜35年、頭金10%以上の金利。フラット35の住宅ローン金利はこちらを参照。2017年10月以降の上乗せ金利には、団信保証料(0.28%)を入れている

 住宅金融支援機構が2019年1月23日に発表した、「第141回貸付債権担保住宅金融支援機構債券」の金利を見ると、先月から0.020ポイント引き下げて0.360%となった。金利が0.36%以下となるのは、実に2年3カ月ぶりのことだ。

 上乗せ金利(コスト)は、最近の水準では0.94%~0.95%程度のプラスに落ち着いている。

 以上を踏まえ、2019年1月のフラット35金利(借入期間21〜35年、頭金10%以上、団信あり)は、「1.310%」と予想する。団信込みの金利表示となってからは、最低金利だ。

 今後も金利がどう変化していくのか、しっかりチェックしておこう。

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12月に入ってから長期金利が下落

 2018年12月から、長期金利は大きく下落している。2019年になってからも、10年国債金利は0%付近に止まっている。2019年2月の住宅ローン金利は、固定金利を中心に若干引き下げる動きが広まりそうだ。

 ただし、今後も金利が下がり続けることは考えにくいだろう。日銀は、10年国債金利について0.2%までの金利上昇を認めるなど、徐々に金利を上げていきたいという思惑がある。長期的には、民間銀行は、長期金利を中心に金利を徐々に引き上げることになると考えられるだけに、今回の低金利のタイミングを逃さずに、住宅ローンを借り換えてもいいだろう。

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⇒ 過去の金利予想(2018年7-12月の金利予想)はこちら

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