米国と台湾の国防当局者は22日、米国の軍艦2隻が台湾海峡を通過したことを明らかにした。米国側は中国に対し、国際水域における「航行の自由」を示す狙いがあるとしている。米太平洋艦隊の副報道官を務めるネイト・クリステンセン海軍中佐は、今回の航行は「自由で開かれたインド太平洋への米国のコミットメントを示す」と指摘。「米海軍は国際法が許す範囲において、飛行・航行・展開を続ける」としている。中国は現時点で、コメントを発表していない。米国は台湾を中国の一部と認める「一つの中国」政策を堅持しているが、台湾側は米軍艦による台湾海峡通過について、独立への支持を示す行動だと受け止めそうだ。