月次の落ち込みは一時的 財務状態は健全そのもの
12年6月に入ってからの株価はやや軟調であるが、これは5月の月次売上高の数値が低かったことが要因のようである。
直近は大きく落ち込んでいるようにみえるが、それでも前年同月比100%以上はクリアしている5月の全店売上高(前年同月比)は+5.8%、既存店売上高(同)は4.1%と、4月の全店+11.6%、既存店+9.8%から大きく鈍化した。
しかし、この理由は、前年の5月は雨天が多く、雨合羽や長靴の需要が大きかったことによる反動である(今年は雨が少なかった)。前年に雨が多かった西日本の方が影響が強く、東日本では影響が少ない。
実際、ほとんど雨の影響がなかった南関東では前年同月比+8.0%と順調に推移している。
財務状態は非常に健全。有利子負債(リース債務を含む)は21億3300万円。これに対して、現金および現金同等物は192億6000万円も保有している(いずれも12年3期末)。ネットD/Eレシオ(正味の負債比率、有利子負債から現預金を差し引いたものを自己資本で割って求める)は-0.53倍となり、実質無借金といえる。
毎年の設備投資額は減価償却の範囲で収まっており、今後も現金が積みあがる構造にある。また、現預金の保有比率が高いにもかかわらず、予想ROEは14%もあり、投資家の期待リターンを大きく上回っている。



