[2022年4月]QUOカードなど金券類の株主優待利回り
ランキング! 4月に「QUOカード」がもらえる2銘柄の
ほか、「QUOカードPay」などがもらえる銘柄も紹介!

2022年4月5日公開(2022年4月5日更新)
ザイ・オンライン編集部

2022年4月の「QUOカード」の株主優待を徹底調査!
人気の「QUOカード」のほか、「QUOカードPay」や
「三菱UFJニコスカード」「こども商品券」の株主優待を比較!

 全国共通のプリペイドカードである「QUOカード」は、さまざまな株主優待のなかでも、特に個人投資家からの人気が高い「優待品」だ。

 人気の最大の理由は、幅広い業種の店舗で“金券”として利用でき、利便性が高い点にある。利用可能な店舗は全国約6万店に上り、セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソンといった大手コンビニをはじめ、一部のファミレスやドラッグストア、書店などでも使える。しかも、会計時に1円単位で利用できて、有効期限もないので、株主優待でどれだけ大量にもらっても、利用できずに無駄にしてしまう恐れがない。また、カードタイプで財布に入れておいてもかさばらないため、保管場所に困らないこともメリットと言えるだろう。

 一方、株主優待を実施する企業側にもメリットがある。「QUOカード」なら個人投資家からの注目度が高いことに加えて、優待品の配送費を安く抑えられる点も、企業にとっては魅力的。さらに、消費者にとって身近な商品やサービスを扱っていない企業でも、「QUOカード」に会社のロゴや社名をデザインすれば、優待品として採用しやすい。これらの理由で、新たに株主優待を導入する企業を中心に、「QUOカード」を優待品に採用する企業が目立っているのだ。

 それでは、「QUOカード」がもらえる多くの株主優待銘柄の中から、何を基準に、どの銘柄を選べばいいのだろうか。なかには、人気アニメのキャラクターなどが描かれた限定デザインのカードを用意している企業もあるが、多くは社名やロゴなどがデザインされているだけなので、まずは「利回り」と「最低投資額」で絞り込むのが順当だ。
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 ただ、「2022年4月」に基準日を迎える株主優待銘柄のうち「QUOカード」を優待品としている銘柄は、継続保有条件のある銘柄を除くと2銘柄しかない。そこで、今回は特別に、継続保有条件を設けている「QUOカード」優待銘柄も紹介。さらに、「QUOカード」に加えて「三菱UFJニコスカード」「こども商品券」「QUOカードPay」といった、各種金券の株主優待を用意している株主優待株も紹介する。

 紹介するにあたっては、対象の銘柄の「1年間でもらえる金券の額面」と「年間配当額」、そして「最低投資額」を調査して、「株主優待利回り」や「配当利回り」を算出。「【2022年4月】金券類の株主優待利回りランキング」を作成した(※データは2022年3月30日時点)。なお、利回りを計算するうえで、継続保有期間の条件は考慮していない。

 このランキングを参考に、4月の株主優待の中から、気になる金券優待株に投資しよう!
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【2022年4月】
「QUOカード」などの金券がもらえる株主優待銘柄の
株主優待+予想配当利回りランキング

順位 最低投資金額
(株価×必要株数)
QUOカード
額面(内訳)
株主優待+
予想配当利回り
株主優待
利回り
予想配当
利回り
1位  ギグワークス(2375)【確定月】4月/10月
4万8600円
(486円×100株)
2000円
(4月1000円、10月1000円)
5.77% 4.12% 1.65%
【備考】こども商品券、または同額相当のビットコイン。寄付も選択可。
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2位  ファースト住建(8917)【確定月】4月/10月
12万4600円
(1246円×100株)
1000円
(4月500円、10月500円)
4.25% 0.80% 3.45%
【備考】1年以上の継続保有が条件。300株以上はドリップバッグコーヒーセット。
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3位  フジ・コーポレーション(7605)【確定月】4月
24万4600円
(1223円×200株)
5000円
(4月のみ)
3.68% 2.04% 1.64%
【備考】三菱UFJニコスギフトカード。1年以上の継続保有が条件。2000株で1万円分、5000株以上では2万円分。今回を最後に株主優待を廃止。
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4位  共和工業所(5971)【確定月】4月
43万5500円
(4355円×100株)
1000円
(4月のみ)
2.53% 0.23% 2.30%
【備考】QUOカードPay。今回から株主優待を新設。
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5位  コーア商事ホールディングス(9273)【確定月】4月/6月
16万9600円
(848円×200株)
2000円
(4月1000円、6月1000円)
2.48% 1.18% 1.30%
【備考】4月は記念優待で今回限り。6月は100株で1000円分のQUOカード、1年以上の継続保有で2000円分に増額。
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6位  ベルグアース(1383)【確定月】4月
28万6400円
(2864円×100株)
1000円
(4月のみ)
0.70% 0.35% 0.35%
【備考】4000円相当のメロン2玉セット、4000円相当の寄せ植えセット、3000円相当のトマトジュースなど詰め合わせも選択可能。
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※最低投資額や利回りは2022年3月30日時点。順位は株主優待と配当の合計利回りで決定。

 4月は、株主優待銘柄が1年でもっとも少なく、約30銘柄となっている。しかも、例年「QUOカード」を株主優待品にしているのは、ベルグアース(1383)の1銘柄のみだ。ただし、今回はコーア商事ホールディングス (9273)が、4月に「QUOカード」がもらえる記念株主優待を実施するため、継続保有条件ナシで「QUOカード」がもらえるのは2銘柄となっている。

 また、1年以上の継続保有が必須条件だが、ファースト住建(8917)も、4月と10月に「QUOカード」がもらえる株主優待を実施している。

 「QUOカード」のデジタル版といえる「QUOカードPay」がもらえるのは、今回から株主優待を新設した共和工業所(5971)だ。さらに、「QUOカード」以外の汎用性が高い金券類では、ギグワークス(2375)が「こども商品券」を、フジ・コーポレーション(7605)が「三菱UFJニコスカード」をそれぞれ株主優待品としている。
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 では、これら6銘柄を対象とした「株主優待+配当利回り」ランキングの詳細を見ていこう。「株主優待+配当利回り」がもっとも高かったのはギグワークスで、5.77%だ。最低投資金額は6銘柄の中でもっとも少なく、4万8600円となっている。4月と10月の年2回実施なので、年間では2000円分の「こども商品券」がもらえる。

 2位と3位は、どちらも1年以上の継続保有条件があるファースト住建フジ・コーポレーションで、ファースト住建が4.25%、フジ・コーポレーションが3.68%だ。ちなみに、フジ・コーポレーションは今回の実施を最後に株主優待を廃止するため、これから取得して1年保有しても、株主優待品の「三菱UFJニコスカード」を手に入れることはできない。
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 しかし、廃止する銘柄があれば、新設する銘柄もある!「株主優待+配当利回り」が2.53%でランキング4位の共和工業所は、すでに述べたように今回から株主優待を新設している。最低投資金額は43万5500円と、全6銘柄の中でもっとも高いが、4月は金券類がもらえる優待銘柄が少ないため、注目している投資家は多いだろう。なお「QUOカードPay」は、「QUOカード」に比べると利用可能な店舗がまだ少ない点には注意しておこう。

 また、通常は6月に株主優待を実施しているコーア商事ホールディングスが、東証プライム市場への移行に伴う記念株主優待を4月に実施する。6月の株主優待は100株以上で1000円分の「QUOカード」がもらえるが、記念優待では200株以上で1000円分の「QUOカード」となっている。「株主優待+配当利回り」は2.48%で、第5位だ。
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 そして、利回りランキング6位のベルグアースの「株主優待+配当利回り」は0.70%で、他の5銘柄に比べるとかなり低くなっている。ただし、ベルグアースの株主優待品は複数から選ぶことが可能で、4000円相当の「メロン2玉セット」や「寄せ植えセット」を選べば「株主優待+配当利回り」は1.75%までアップする。

 ちなみに、4月の汎用性の高い金券類がもらえる株主優待銘柄では、長期保有優遇制度を設けている銘柄はない。

4月に権利を獲得できる「QUOカード」など金券優待銘柄の中で、
「株主優待+配当利回り」が高い上位3銘柄を詳しく解説!

 さて、ここからは「【2022年4月】金券がもらえる優待株の利回りランキング!」の1~3位までの銘柄について詳しく見ていこう。

 ランキング第1位になったのは、ギグワークス(2375)で「株主優待+配当利回り」は5.77%。登録フリーランスと企業からの業務案件を結びつけるオンデマンドエコノミー事業などを展開している。

 株主優待は、100株以上で1000円分の「こども商品券」のほか、自社グループでマイニングしたビットコイン1000円相当額や、公益財団への1000円分の寄付も選択可能だ。「こども商品券」という名称だが、玩具や子供服のほか、大手スーパーの文具・雑貨コーナーやタクシー、遊園地や水族館などでも利用できる。

 なお、2022年10月期の通期業績は2ケタの増収増益を見込んでいる。

ギグワークス
業種 コード 市場 権利確定月
サービス業 2375 スタンダード 4月末・10月末
株価
(終値)
必要株数 最低投資額 株主優待+
配当利回り
486円 100株 4万8600円 5.77%
※株価などのデータは2022年3月30日時点。最新のデータは上のボタンをクリックして確認してください。
※「必要株数」は株主優待の獲得に必要な株数、「最低投資額」は株主優待の獲得に最低限必要な資金を指します。

 第2位は、戸建て分譲事業が中心で、注文住宅やマンションの分譲・賃貸事業も手がけるファースト住建(8917)。「株主優待+配当利回り」は4.25%だ。2022年10月期の通期の業績予想は、2ケタの増収かつ増益となっている。

 すでに述べたとおり、株主優待獲得には1年以上の継続保有が必要で、100株で500円分の「QUOカード」、300株以上では食品などがもらえる。前回(2021年10月権利分)の場合は、ドリップバッグコーヒーセット(6種×2袋で計12袋)だった。

ファースト住建
業種 コード 市場 権利確定月
不動産業 8917 プライム 4月末・10月末
株価
(終値)
必要株数 最低投資額 株主優待+
配当利回り
1246円 100株 12万4600円 4.25%
※株価などのデータは2022年3月30日時点。最新のデータは上のボタンをクリックして確認してください。
※「必要株数」は株主優待の獲得に必要な株数、「最低投資額」は株主優待の獲得に最低限必要な資金を指します。

 第3位は、「株主優待+配当利回り」が3.68%のフジ・コーポレーション(7605)。タイヤをはじめ、ホイールやカー用品を扱う「タイヤ&ホイール館フジ」を展開している。こちらも、1年以上の継続保有が条件で、200株で5000円分、2000株で1万円分、5000株以上では2万円分の「三菱UFJニコスギフトカード」がもらえる。今回で株主優待制度が廃止となるため、これから購入しても残念ながら株主優待は獲得できない。

 2022年10月期の通期業績については、2ケタの増収かつ増益を見込んでいる。
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フジ・コーポレーション
業種 コード 市場 権利確定月
小売業 7605 プライム 4月末
株価
(終値)
必要株数 最低投資額 株主優待+
配当利回り
1223円 200株 24万4600円 3.68%
※株価などのデータは2022年3月30日時点。最新のデータは上のボタンをクリックして確認してください。
※「必要株数」は株主優待の獲得に必要な株数、「最低投資額」は株主優待の獲得に最低限必要な資金を指します。

 以上、2022年4月の株主優待で「QUOカード」などの金券がもらえる上位3銘柄を紹介した。銘柄数は非常に限られるが、「株主優待+配当利回り」が5%を超える高利回り銘柄や、今回からの新設銘柄や記念優待銘柄もある。金券の種類によって利用できる店舗が異なるので、利回りや投資金額はもちろん、利用可能店舗などにも注目して、自分に合った「QUOカード」&他の金券類の株主優待を楽しもう!

(構成・文/肥後紀子)
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