塾・習い事に伴う交通費増や通信費の急増がよく見られる

 Aさんの例もそうですが、子どもが中学生になると、教育費を中心としてあらゆる支出が膨らみやすくなります。

交通費もそう。都市部の家計では、Aさんの子どものように、塾や習い事でバスや電車を使い、交通費が高くなるケースもよく見かけます。地方では、送り迎えで車にしょっちゅう乗り、「ガソリン代が前より高くなった」という例もありました。塾、習い事をさせるときは、交通費のことも念頭に置いて選ばなければなりません。

 そのほか、個人差はあるでしょうが、中学生になるとファッションに興味を持つようになり、被服費がアップするケースも(特に女の子)。子どもに要求されると弱い親御さんはやっぱり多いですね。

 ユニクロなどのファストファッションを活用するのは当然としても、それをちょこちょこと引っ切りなしに買っていると、累積では結構な出費になったりもします。「安いから」と金額をあまり意識せずにいるのはリスキーです。

 中学生から携帯電話を持たせる家庭も多いので、通信費の増大も多いパターンです。中学生の子どもに携帯電話を持たせることは、いまや不可避なのかもしれませんが、その際は家族みんながプランの見直しをしたり、あえてガラケーにしたりして、なるべく費用を抑えるべきでしょう。

 スマホ全盛の時代ですが、子どもはガラケーで十分だと思います。家にパソコンがあり、携帯でネットを見る必然性がないなら、使用料が割高になりやすいスマホを選ぶのはNGです。

 先ほどのAさんもそうでしたが、中学生の子ども2人を抱える4人家族の家計を見ると、通信費が4万円前後の家庭はザラです。しかも、子どもが1人につき1万3000円ずつ、大人が1人6000円ずつといった具合に、子どものほうが高いことも多いもの。

 携帯電話はたしかに便利です。でも、そんなにお金をかけるほどのものではない、と私は思います。ここは価値観にもよる部分ですが、みなさんも私と同じように思われるなら、4人分の携帯電話代でも、月1~2万円台を目指すべきでしょう。

(構成/元山夏香)

 

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