中期計画も前倒しで達成する公算が大きい
12年4月から始まった中期経営計画では15年3月期の店舗数を141店、売上高2690億円、経常利益117億円を目標としています。
経常利益は今13年3月期にも目標近辺まで達する公算が大きく、同社の川野社長も、この中期経営計画の数字は「最低限の目標」と公言しています。
12年3月期で終了した前中期経営計画の目標も1年前倒しで達成していることを考えても、今回の中期経営計画の数字も前倒しでの達成が既定路線と考えてよいでしょう。

株価は今後も右肩上がりに 工事遅延による出店遅れがリスク
株価は昨年1月を底に、右肩上がりで上昇。今年2月4日には3715円の高値をつけました。
その後はやや調整したものの、下落することなく反転しており、市況の良さからも、リーマンショック以前につけた上場来高値4000円の更新は時間の問題といえそうです。
仮に、今3月期の経常利益が中期経営計画の117億円近辺で着地すれば、一株当たり利益は、350円程となります。その場合、1年~2年以内には業界平均PER17倍水準で掛けた6000円程度までの上昇の可能性が高いでしょう(業界平均PERは、ライフコーポレーション/ヤオコー/バロー/カスミ/アークスマックスバリュー西日本/マックスバリュー東海/オークワ/マルエツの各社数値から算出)。
リーマンショック以降、店舗の純増を数店に抑制してきた同社ですが、昨年5月の業界大手のライフコーポレーションと提携をきっかけにして積極出店の姿勢を見せています。
来期(14年3月期)は南関東を中心に10店以上の新規出店を計画しています。積極出店も同社の成長ドライバ―として働いていますが、日本大震災復興工事関係で関東圏の工事業者においても人手不足状態となっており、工事の遅れが発生する恐れがあります。これにより同社の売上高および業績に影響を及ぼすリスクが若干残るかもしれません。
本稿の執筆者:研究員№5
<投資の魅力をサクッとわかりやすく伝える吉祥寺の女子アナ(リスト)!>さい ますみさん

崔真淑(さいますみ)1983年1月17日生まれ。神戸大学経済学部卒業、専攻は計量経済学。在学中から株式投資を始め起業したが、プロの世界で揉まれたいとの思いから2008年に大和証券SMBC金融証券研修所(現:大和証券)に株式アナリストとして入社。入社1年未満(当時最年少女性アナリスト)でNHKなど主要メディアでの株式解説者に抜擢される。債券トレーダーも経験した後に29歳で独立。現在は吉祥寺を拠点にして、個人投資家向けに執筆や講演・セミナー、各種メディアへの出演など多忙な日々を送る。先物オプション・株・マクロ経済分析に特に強い。 ウォールストリートジャーナル、フィナンシャルタイムズ、ロイター通信、ブルームバーグなど海外メディアにも出演、寄稿している。



