【ワシントン】米国務省は5日、ロシアで拘束されているウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)のエバン・ゲルシコビッチ記者と米海兵隊の退役軍人ポール・ウィーラン氏の解放に向け交渉担当者らが新たな案を示したものの、ロシア政府がこれを拒否したと明らかにした。
事情に詳しい関係者らによれば、米国側は複数の囚人釈放などをここ数週間で提案した。政府案の詳細に関しては明らかにされていない。
国務省のマシュー・ミラー報道官は記者団に、「ポールとエバンの解放に向け、ここ数週間で新たに重要な案を示した」とした上で、「この案はロシアによって拒否された」と述べた。
ロシア政府や在米ロシア大使館からは今のところコメントは得られていない。
WSJはコメントを控えたが、「これまでに流れた時間が示しているのは、われわれはエバンが自由になるまで、これまでの試みを持続すべくより大きな努力を行うということだ」とするWSJのエマ・タッカー編集局長とダウ・ジョーンズのアルマー・ラトゥール最高経営責任者(CEO)による声明に言及した。
ゲルシコビッチ氏は250日以上、またウィーラン氏は2018年末からロシアで拘束されているが、米政府が両氏の解放に向け具体的な提案を行ったことを認めるのは初めて。



