パッとしない日々が続く2014年の日本株相場だが、株価はかなり割安な水準にある。こんな時期にじっくりと、お得な銘柄を探してみてはいかがだろう。今回は楽天証券の銘柄検索ツール「スーパースクリーナー」を活用。掘り出し物の割安銘柄発見の方法・注意点、NISAに向いた銘柄の一発検索法など、自分で見つけるセルフ検索術を紹介する。
セルフスクリーニングのすすめ
多くのネット証券では銘柄探し(スクリーニング)ツールを用意しているので、ぜひ活用してほしい。アナリストの推奨銘柄などに頼らず、自分で銘柄を探す“セルフ検索”は、メリットが多い。
まず、最新株価など新鮮な情報をもとに銘柄検索が可能だ。また、ツールに設定した検索条件は、保存して何度も利用できるのが一般的。楽天証券のスーパースクリーナーの場合、「Myスクリーナー」という機能で条件保存できる。
検索の際に迷うのが「PBR何倍が割安か」といった具体的な条件だ。スーパースクリーナーの場合、検索項目で銘柄数の分布が見られる点に特長がある【図1】。条件数値がわからない時には、銘柄分布を見て「平均値より割安」といった感じで適当に設定できる。
【図表1】画面左側、PER、過去3年平均売上高成長率、経常利益変化率では、銘柄の分布状況がグラフで一目瞭然。数値入力か、バーのスライドで条件設定できる。拡大画像表示
検索結果は、単に数値の一覧表示だけでなく、「詳細分析」により、チャートや業績推移グラフなどを一覧表示できる。企業分析・比較までスクリーニングツール上で可能だ。なお、カブドットコム証券の「kabuナビ」にも同様の機能がある。
バリュー・トラップに陥らない割安株探し
現在、東証1部のPBRは1.3倍、東証2部銘柄では0.86倍で、過去の推移から見てもかなり割安水準にある。PBR(株価純資産倍率)は、企業の純資産に対して、株式の時価総額が何倍かを示している。PBRが1倍割れならば株価は企業の買収価値から見て割安と考えられる。
楽天証券では、勉強会ビデオ「スーパースクリーナーを使った銘柄選定」(講師:楽天証券経済研究所 チーフ・ストラテジスト窪田真之氏、2014年3月31日収録)を公開しており、銘柄検索のコツを伝授しているので、その一部を紹介しよう。
割安株に投資する場合、気をつけるべき点がある。株価が割安ということは、倒産リスクのある危険な銘柄かもしれない。また、成長力の乏しい万年割安株に投資すると、確かに割安だが株価が上がらない。これが「バリュー・トラップ(割安のワナ)」だ。
探したいのはそんな銘柄ではなく、今は不人気でも将来的な成長・株価上昇が見込める会社だ。バリュー・トラップをかいくぐり、掘り出し物を見つけるにはどうすればいいのか。
窪田氏はその答えを「割安指標と成長性指標を組み合わせること」だと言う。具体的には、スクリーニングの際に【図表2】のような条件を組み合わせる。

割安でも選ぶべきでない銘柄とは
割安でも選んではいけない銘柄とはどのようなものか。
・配当利回りが高すぎる銘柄/無配銘柄
配当利回りは5%を超えたら要注意。市場で予想配当利回りが信用されず、配当利回りが高くても買われていない可能性がある。一方、割安な無配株とは、倒産リスクのある株かもしれない。
・自己資本比率10%以下の銘柄(ただし、銀行を除く)
自己資本に比べて借金が多い会社は要注意。ただし、銀行は自己資本比率が8%以上あればよく10%あれば十分。
・営業利益率1%以下の銘柄
「営業利益率1%以下」とは、かなり厳しいビジネスを行っており、今、業績がよくても将来業績が悪くなれば、配当が減らされるなどリスクが高い。
この勉強会ビデオでは、他にも「減配リスクが小さい好配当利回り株」「PBRから見た割安銘柄」の探し方のコツも紹介されている。興味がある方は視聴してほしい。
NISA向き銘柄を一発検索
次に、NISA(少額投資非課税制度)向け銘柄を簡単に見つける方法を紹介しよう。スーパースクリーナーでは、NISA向けの条件がすでに設定されており、お好みの条件をワンクリックするだけで、銘柄抽出が可能だ【図表3】。
【図表3】上に表示された成長企業や高配当銘柄などの条件をクリックすれば、すぐに銘柄を抽出できる。拡大画像表示
設定されているのは次の4条件だ。もちろんNISA向けなので「投資金額100万円以内」という条件も入っている。
1.高収益の成長企業(防御)
財務健全、収益性高、利益が成長の企業
2.成長企業(防御)
「高収益の成長企業(防御)」からROAを省略
3.財務健全 低PBR(循環)
景気変動に耐えられる高い財務健全性を有している企業で景気循環の影響を受けにくいよう、売上高を国内と海外に分散。
4.高配当銘柄
配当利回りが高く、資本を効率的に活用している企業
実は、上記の条件のポイントは、楽天証券のサイト上に公開されたページ「公認会計士日根野健氏がNISAにおすすめのスクリーニングをご提案!」で説明されている。詳しく知りたい方は、そちらにアクセスしてほしい。
最後に、スクリーニングした銘柄の投資の仕方について。前出、窪田氏は「1銘柄に資金を投入せず、分散投資することが大切」とアドバイスしている。検索条件に合った銘柄だからといって、すべての銘柄が上昇するとは限らない。銘柄分散や、売買のタイミングなど自分なりに工夫することが大切だろう。
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