株価が上昇しやすい「利益率が高い大型成長株」の中でも、アナリストが注目するのは「ファナック(6954)」と「レーザーテック(6920)」!
発売中のダイヤモンド・ザイ4月号の巻頭特集は「最新決算からあぶり出す!【本当に強い株】36」。この特集では、おもに3月期決算企業が発表した最新決算(第3四半期決算)を徹底分析!「業績上ブレ株」「高収益株」「業績堅調な高配当株」という3つのジャンル別に、注目株を取り上げている。また、個人投資家に人気がある20銘柄を対象に、決算分析に基づくアナリストの投資診断も公開しているので、投資のヒントになるはずだ。
今回はこの特集から、「高収益株」に関する記事を抜粋! 最新の決算発表をチェックすると、「営業利益率」や「売上成長率(売上高の伸び率)」が大きく、安定的に高収益を上げている銘柄が見つかる。ダイヤモンド・ザイ4月号では、アナリストが注目する「高収益株」8銘柄を紹介! ここでは、そのうちの2銘柄をピックアップしてみよう。
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不況時は利益率が高い株、好況時は成長性が高い株が強くなるが、
利益率も成長性も高いのが「高収益株」の魅力!

日本株は”バブル”を思わせる株高基調だが、経済に目を向けると、コロナ禍の収束時期は不透明で、業績が悪化している企業も多い。景気の動向はコロナ次第で、どちらに転ぶかわからない状況だ。そのため、智剣・Oskarグループの大川智宏さんは「今後は、バブルの進行と景気悪化の双方に備える必要があります」と話す。
不況時に強いのは「利益率が高い銘柄」だと言われる。逆風下でもコスト削減などでどれだけ利益を残せるか、という点に投資家が注目するためだ。一方、好況時に強いのは「成長性が高い銘柄」。利益を多少犠牲にしても、中長期的な成長のために資金を投じる企業のほうが好まれやすい。
バブルと景気悪化の双方に備えるには、”それぞれの局面に強い株を組み合わせて持つ”というのが一案だが、”どんな局面でも強い株”を選ぶという手もある。景気が良くても悪くても投資家に好まれるのは、安定的に高いリターンを上げている「高利益率・高成長な銘柄」だ。
高い利益率は、どんなときも揺るがないビジネスモデルや、強い“稼ぐ力”を持っていることの表れだ。さらに、売上高が成長していれば、それに伴って株価も上昇する。大川さんが過去10年の相場で検証したところ、この「高利益率・高成長」の条件に当てはまる銘柄群は、安定的に突出した好成績を叩き出していたという。ちなみに、2位以下は成績順に「低利益率・高成長」「低利益率・低成長」「高利益率・低成長」の組み合わせだった。
ダイヤモンド・ザイ4月号の誌面では、直近に決算発表を行った企業の中から「売上高営業利益率(営業利益÷売上高)が20%超」で、かつ「売上高の伸び率が10%超」という条件に当てはまる「高収益株」を抽出(※営業利益率と売上成長率は12カ月先のアナリスト予想平均)。なかでも大川さんが注目する8銘柄を紹介しているが、ここからはそのうちの2銘柄を紹介していこう。
まずは、大型成長株の代名詞のような存在のファナック(6954)だ。
ファナックは工作機械向け制御装置で世界トップ。目下、国内需要は悪化も、中国の工作機械やタブレット・PC需要、北米の自動車・EV関連の回復などで、今期の落ち込みを最小限に抑制している。海外売上比率が約8割と高い点は、コロナ禍におけるリスク要素だったが、ワクチンの普及などによる世界経済の底打ちで、一転して強い成長期待をもたらす要素へと変わりそうだ。機械・製造業の大型成長株では、キーエンス(6861)と並んで本命の一角だが、ファナックのほうがやや割安感があるのも魅力だ。
続いては、ここ数年で株価が急騰し、2019年から2020年にかけては特に大きく伸びて、日本株を代表する”テンバガー銘柄(10倍株)”となったレーザーテック(6920)だ。
レーザーテックは半導体マスク欠陥検査装置などを手掛ける企業。半導体需要は依然として強く、生産が追いつかずに、自動車など他の製造業に影響が出るほどの状況となっており、レーザーテックの潜在的な成長力は計り知れない。株価はさすがに割高感もあり、調整気味となっているものの、さらに下落すれば買いの好機。売上の成長や利益率だけでなく、ROEなど資本の効率性も極めて高く、現状は割高感以外に穴が見当たらない。丁寧に押し目を拾っていくべき銘柄と言えそうだ。
さて、ここまで最新決算でわかった「高収益株」を2銘柄紹介した。今回注目した2銘柄のほかにも、高収益で安定感バツグンの株はまだまだある。こうした銘柄は長期投資にも最適なので、長く付き合える銘柄を探している人は、「高収益株」に注目してみてほしい。ただ、ここで紹介した2銘柄のように、株価が高い銘柄が多い傾向もあるので、1株単位で株を買えるサービスの利用も検討するとよさそうだ。
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今回は、発売中のダイヤモンド・ザイ4月号の巻頭特集「最新決算からあぶり出す!【本当に強い株】36」から、一部を抜粋した。
なお、ダイヤモンド・ザイ4月号の大特集は「今”買い”の【10万円株】132」! この特集では、10万円台以下で買える「10万円株」や、5万円台以下で買える「5万円株」のうち、特に注目の132銘柄をピックアップ。「高利回りを安定的に維持する株」と「大きな値上がりを狙える成長株」という2つのジャンルに区分けして紹介している。それぞれアナリストによる分析コメントも掲載しているので、参考にしてみよう。
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