タイ 2016年7月13日

海外移住希望者必読!
日本人がタイで死んだらどうなるの?【後編】

日本人納骨堂に安置するには?

 昭和10年に、王宮と中華街にはさまれたワット・ラーチャブラナ(通称、ワット・リアップ)境内に建立された日本人納骨堂には、明治28年から現在までの間にタイ国で亡くなられた570体の御霊が安置されている。

 タイ国日本人会が保守・管理をしており、利用にあたっては原則として日本人会会員であることが前提で、弔う遺族がタイに住んでいること。会員は、どの宗教でも納骨できる。

 在タイ日本人の中には「日本人会に入るのは亡くなったら納骨堂に安置してもらいたいから」という人もいるが、今のところ納骨堂に入るのは年に数人ということなので「場所」の確保に苦労することはない。

 堂守には高野山真言宗より3年任期で派遣される管理僧がいる。現在の管理僧は水木無我さん(24歳)。当地で亡くなられた方々の葬式での供養や、故人の命日の法事を務めている。

【撮影/『DACO』編集部】
過去帳に記された日本人の名前。遺骨はなく、御霊のみまつられている場合もある。インパール作戦に従事した日本軍戦死者の骨が抱えきれないほど この地下室に安置されたこともあったそう。写真の人物は前管理僧の神田英岳さん【撮影/『DACO』編集部】

タイでの納骨場所は?

 タイ人のお墓である納骨堂ってどこにあるの? 中はどうなっているの? 観光名所のお寺しか訪れたことがないと、日本の墓地と比較して、いまいちピンと来ないはず。一般的な納骨堂(場)と、バンコクではここだけ、という納骨堂コンドミニアムを紹介する。

 タイでは寺の通路の壁や納骨堂の壁、仏塔や祭壇の一部をくり貫いて遺骨や遺品を安置し、写真や文字を貼った蓋をしてモルタルで塗り固めるのが一般的だ。

 父母が同じ場所(一区画最大5体まで)や兄弟で隣り合って安置されることもあるが、必ずしも永久的に寺に安置するわけではなく、数年後に故人を偲んで、納骨堂から引き取り、家に安置したり散骨する家族も多いそう。

 永代供養としての納骨代をバンコクのいくつかの寺に聞いたところ、2000バーツ(約5780円)から3万バーツ(約8万6680円)、または3万バーツに加えて毎年1200バーツ(約3470円)というところもあった(御心のままにという寺も)。

 郊外や田舎では寺に納骨するのが普通だが、バンコク中心部では納骨場所が足りないので納骨代は高くなる。それで寺に納骨をせずはじめから家に安置したり散骨する人も多いようだ。

料金は一度払えば半永久に使用可能。分割払いも可能。まさにコンドーだ。【撮影/『DACO』編集部】

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