現在進行中のプロジェクトがありますが、まだお話しできません。一つ言えるのは、「植物ベースでこんな食品が作れるのか!」と世界が驚くだろうということ。私たちの最終目標は、消費者の食習慣に変革を起こすことです。

「本物の刺身そっくり」は本当か
日本人が食べてみたら…?

 担当者の話を聞いて、「食卓からマグロが消える!?」というレベルでしか乱獲の末路をイメージしていなかったことを恥じつつ、その自信満々さに好奇心を押さえられなくなった筆者は一路アムステルダムへ。町の中心地にそびえたつ国民的ビール「ハイネケン」の醸造所のすぐ裏手にあるファンキーなカフェレストランは、店内もテラスも満席だった。

カフェで提供される二種盛り合わせ(筆者撮影)

 さっそく「ノー・サーモン/ノー・ツナ サシミ」をオーダー。1皿12ユーロは、こちらの相場では本物の刺身の盛り合わせより割安だが、味は日本人の筆者からすると、さすがに「本物の刺身と区別がつかない」とまではいかない。

 でんぷんがベースになっていることで、本物の刺身よりは若干こんにゃくのような、なめらかでシコシコした食感がある。しかし磯の風味も、刺身特有の噛むうちに溶けるような食感も、若干の筋っぽさも、よく再現されていると感心した。

「ノー・サーモン」と「ノー・ツナ」の味の違いはあまり感じなかったが、どちらも白ワインと合わせて食べても口の中で生臭さがあおられるような感じがなく、外国人にも食べやすそうという印象を受けた。