プロ野球のペナントレースは中盤戦に突入。セ・リーグは巨人と広島が首位を争うが、意外にも頑張っているのが、昨年最下位に沈んだ阪神タイガースだ。 そんなとき、興味深い本がダイヤモンド社より刊行された。『虎とバット 阪神タイガースの社会人類学』である。アメリカの名門、イェール大学のウィリアム・W・ケリー教授が、阪神タイガースと大阪の絆について解読した「研究書」である。とはいえ非常にわかりやすい語り口で記されており、大変面白く読める。綿密なフィールドワークを重ねて書かれた作品のため、誤解や偏見もほとんどない。 本書のテーマはズバリ、「なぜ阪神タイガースは、(それほど強くないのに)これほど愛されているのか?」である。ファン自身も自問自答したことがあるであろうこの難問に、外国人研究者はどのように立ち向かったのか? 本書の抜粋を3回に分けて紹介する。
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“二番手のコンプレックス”
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