「2020年度、世界で評価される時価総額1兆円企業になる」と安藤宏基CEOが宣言したのは、2016年5月の決算説明会での席上だった。そして4年後の2020年6月、ついに時価総額1兆円、8月には100億ドルを突破。「10ビリオンダラーカンパニー」として、グローバルメジャーの仲間入りを果たした。しかし、それに安んずる日清食品ではない。すでに次のステージへの準備も整えている。グループ理念でもある「EARTH FOOD CREATOR」(地球食を創造する人)として、植物由来の食材と包材への全量切り替え、個人の嗜好や健康ニーズに適合したパーソナルフードにも照準を合わせ、日本発グローバルブランドのさらなる進化に挑戦している。

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