一人の突出したリーダーが組織を成功に導く――というケースは現実的には少ない。歴史でもそれは同じだ。複数の指導者が協力し合って組織を運営することでうまくいく。その好例が、室町時代初期の足利尊氏とその弟、直義である。彼らの「二頭体制」は、人事の組み合わせがうまくいけば素晴らしい効果を発揮すること、そしてその効果を続けることがいかに難しいかを教えてくれる。
続きを読む足利尊氏と直義、2人の「共同経営」がもたらした成功と悲劇的結末の教訓
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