日本企業を救うシュンペーター理論、無形資産の活用でイノベーションを起こす
名和高司(京都先端科学大学ビジネススクール教授、一橋大学ビジネススクール客員教授)インタビュー(後編)
『資本主義の先を予言した史上最高の経済学者 シュンペーター』(日経BP)の著者、名和高司氏にイノベーションの要諦を聞いた前編。後編では、イノベーションを実践的に起こしていくには何が必要かを聞いた。参入市場の選択や製品開発法、市場を見る目などの具体論の後、日本企業が特に注力すべき点として指摘されたのが、無形資産の活用である。改善すれば、掛け算式で効果が現れるからだ。その実現には主体となる経営者が、アントレプレナーとして行動と学習により自己変革していかなければならない。
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