地域の企業がデザインでブランド力を高める取り組みが活発だ。まちづくりや地域活性化の観点から、地方自治体がデザイナーとの協業を支援する例も少なくない。東大阪市のデザインプロジェクト「HIGASHIOSAKA FACTORies(東大阪ファクトリーズ)」もその一つ。特筆すべきは、モノの形を作る「狭義のデザイン」と、仕組みそのものを構築する「広義のデザイン」に並行して取り組み、プロジェクトを継続性のあるものにしている点だ。プロジェクトディレクターとして企画全体を統括するヒラカワデザインスタジオ代表の平川真紀氏が、取り組みの特色と手応えを語る。
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