「デザイン経営」の考え方や効果・効能について、理解することはさして難しくありません。しかし、「デザイン」という、知ってはいるが馴染みのないキーワードに、自分たちの課題に合った考え方なのか、どうしたら今の組織でスムーズに進められるのかなど、その組織ならでは個別具体的な状況を照らし合わせることは簡単ではありません。ここでは、「『デザイン経営』宣言」に深く関わったコアメンバーの視点とともに、先駆的に取り組む企業を業種や規模といったバリエーションで取りあげ、注目すべきポイント、プロセスについて解像度高く分析します。デザイン経営を自分ごととして解釈し、揺るぎない意思と最適な進め方をつくり出すヒントが満載です。