強烈なタイトルの一冊である。人たらしにはネガティブなイメージがつきまとう。だが、本書は人たらしを「人をうまく味方につけること」「多くの人々に好かれること」ととらえ、肯定的に評価する。人たらしになるためには、相手の喜ぶことを考え、それをあえてやってあげなければならない。それは何ら悪いことではない。むしろ、いいことなのだと評価することが、人たらしへの第一歩だ。

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