2023年5月、世界的大流行となった感染症「新型コロナウイルス」は感染症法上5類に引き下げられ、コロナ禍はひとつの節目を迎えた。この3年間、私たちはさまざまな選択を迫られてきたが、とくに医療現場は「人工呼吸器やワクチンは誰に優先すべきか?」など、人命に関わる選択の連続だっただろう。過去、新型インフルエンザ流行期にWHOの「パンデミック対策の倫理指針を考える部会」に参加した哲学者・広瀬巌氏が、コロナ禍で生じた倫理的問題について論じる。本稿は、広瀬巌『パンデミックの倫理学 緊急事態対応の倫理原則と新型コロナウイルス感染症』(勁草書房)の一部を抜粋・編集したものです。
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