中国の“フツーの人たち”が引き起こす、荒唐無稽な事件を、芥川賞作家の楊逸が選りすぐって紹介します。上海に上京し、化粧品販売の仕事に就いた蝶々(ディエディエ)は、給料の半分を“映え写真”につぎ込み、SNSにアップしていました。ある日、参加費が6万円のパーティーのお知らせに目が留まる……。

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