1998年、文芸評論家の江藤淳の愛妻・慶子は末期がんで余命僅かながら入院生活を続けていた。江藤や医師たちは懸命の看病を続けていたが、症状は進行し、治療の甲斐も虚しく妻はだんだん衰弱していく。そんななか、2人共通の思い出に浸ることで一時の癒やしを感じるも、哀しい予感は確実に迫っていた。※本稿は、江藤淳『妻と私・幼年時代』(文藝春秋)の一部を抜粋・編集したものです。
続きを読む「息が止まりそう。もう駄目…」がんで余命わずかな妻、言えなかった「また行こうね」の一言
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