江藤 淳

文芸評論家

1956(昭和31)年刊の『夏目漱石』で新鋭批評家として一躍脚光を浴び、『小林秀雄』(1961年刊)により新潮社文学賞受賞。1969年末から約9年にわたり毎日新聞の文芸時評を担当。この間、1970年には『漱石とその時代』(第一部、第二部)で菊池寛賞、野間文芸賞を受けた。他の作品に『海は甦える』『成熟と喪失』『一族再会』『自由と禁忌』など。

「息が止まりそう。もう駄目…」がんで余命わずかな妻、言えなかった「また行こうね」の一言
江藤 淳
1998年、文芸評論家の江藤淳の愛妻・慶子は末期がんで余命僅かながら入院生活を続けていた。江藤や医師たちは懸命の看病を続けていたが、症状は進行し、治療の甲斐も虚しく妻はだんだん衰弱していく。そんななか、2人共通の思い出に浸ることで一時の癒やしを感じるも、哀しい予感は確実に迫っていた。※本稿は、江藤淳『妻と私・幼年時代』(文藝春秋)の一部を抜粋・編集したものです。
「息が止まりそう。もう駄目…」がんで余命わずかな妻、言えなかった「また行こうね」の一言
「今夜は一緒に休もうね」末期がんの妻は目を輝かせ笑みを浮かべた
江藤 淳
戦後を代表する文芸評論家江藤淳の愛妻・慶子は末期がんと診断され、さらに医師からも余命が持って半年以内であると宣告されてしまう。弱りゆく妻を支えるべく江藤は医師や看護師とともに不治の病に向き合うのだった。
「今夜は一緒に休もうね」末期がんの妻は目を輝かせ笑みを浮かべた
「がんの余命告知はしない」江藤淳が41年連れ添った愛妻についた優しい嘘
江藤 淳
江藤淳は日本を代表する文学評論家の1人である。小林秀雄死後は文学批評の第一人者とも表された。しかし1998年、彼の妻が末期がんを患ってしまう。日々体は弱り、医師からも余命宣告がされるなかで、江藤は妻に告知をするべきか迷う。江藤の選択は、優しい嘘をつくことだった。
「がんの余命告知はしない」江藤淳が41年連れ添った愛妻についた優しい嘘
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