無政府状態となり社会が崩壊したソマリアでは、住民の多くが生きるために海賊に身を投じた。小さな高速ボートに乗りロケットランチャーなどで脅して停めさせ、タンカーや貨物船を乗っ取る。そして船会社から身代金を取るのだ。そんな海賊の1人が、府中刑務所に収監され、処遇困難な受刑者が集まるエリアで心を閉ざして生きていた。

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