京都先端科学大学教授/一橋ビジネススクール客員教授の名和高司氏が、このたび『シン日本流経営』(ダイヤモンド社)を上梓した。日本企業が自社の強みを「再編集」し、22世紀まで必要とされる企業に「進化」する方法を説いた渾身の書である。本記事では、その内容を一部抜粋・編集してお届けする。日本のビジネスパーソンは米国企業に憧れを抱きがちだ。米国流の経営モデルこそが「世界標準」だと高評価し、踏襲すれば成功できると考える経営者も多い。だが名和教授は、こうした風潮に冷ややかな目線を向ける。

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