戦後の事業で堅実に成功を収めながらも、「もっとでっかいことを」と模索し続けた太郎が、70歳を前にたどり着いたのは、戦争の根本原因と見定めた「石油」による国の自立だった。「石油報国」という新たな使命に、太郎は残る人生を賭けることを決意する。

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