秋田弁や福岡弁など、さまざまな方言がある中で、最も全国的に馴染みがあるのは大阪弁だろう。その広がりにはお笑い文化が深く結びついている。新喜劇や落語から始まり、ダウンタウンや新世代の芸人たちが言葉づかいをさらに変えていく。そうした変遷をたどると、関西弁が“みんなの言葉”になるまでのユニークな歩みが見えてくる。※本稿は、金水 敏『大阪ことばの謎』(SBクリエイティブ)の一部を抜粋・編集したものです。

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