金水 敏

日本語学者

きんすい・さとし/1956年、大阪府生まれ。放送大学大阪学習センター所長、大阪大学名誉教授。東京大学大学院人文科学研究科博士課程退学。大阪女子大学助教授、神戸大学助教授、大阪大学教授等を経て、2022年より現職。博士(文学)。専門は日本語史、役割語(言語のステレオタイプ)研究。日本学士院会員。文化功労者(2023年)。著書に『日本語存在表現の歴史』(ひつじ書房、第25回新村出賞受賞)、『ヴァーチャル日本語 役割語の謎』『コレモ日本語アルカ?』(以上、岩波現代文庫)、編著に『役割語研究の地平』『役割語研究の展開』(以上、くろしお出版)、「シリーズ日本語史」(全4巻、岩波書店)、『〈役割語〉小辞典』(研究社)、『よくわかる日本語学』(ミネルヴァ書房)などがある。

なぜ「アホちゃいまんねん」の“コテコテ大阪弁”は消え、「ワロタ」は若者に刺さったのか?
金水 敏
かつて大阪の街にあふれていた「ちゃいまんねん」や「ごめんやしておくれやっしゃ」といった“コテコテの大阪弁”は、今では耳にする機会がめっきり減った。一方で、「ワロタ」「自分それガチ?」のような関西弁は、SNSを通じて全国の若者に広まりつつある。全国的な関西弁の変化と、若者言葉との交差点を探る。※本稿は、金水 敏『大阪ことばの謎』(SBクリエイティブ)の一部を抜粋・編集したものです。
なぜ「アホちゃいまんねん」の“コテコテ大阪弁”は消え、「ワロタ」は若者に刺さったのか?
大阪市内でマイナーだった「オカン」は、なぜ“みんなが知ってる大阪弁”になったのか?
金水 敏
秋田弁や福岡弁など、さまざまな方言がある中で、最も全国的に馴染みがあるのは大阪弁だろう。その広がりにはお笑い文化が深く結びついている。新喜劇や落語から始まり、ダウンタウンや新世代の芸人たちが言葉づかいをさらに変えていく。そうした変遷をたどると、関西弁が“みんなの言葉”になるまでのユニークな歩みが見えてくる。※本稿は、金水 敏『大阪ことばの謎』(SBクリエイティブ)の一部を抜粋・編集したものです。
大阪市内でマイナーだった「オカン」は、なぜ“みんなが知ってる大阪弁”になったのか?
村上春樹の小説に「関西弁キャラ」がほとんど登場しないワケ
金水 敏
小説やアニメには、関西弁を話すキャラクターがしばしば登場する。突如として物語に現れ、展開を左右する“キーパーソン”的存在となることも多い。だが、関西出身の作家・村上春樹は、自身の作品で関西弁をあまり使わないことで知られている。彼が地元の言葉を避ける理由と共に関西弁が作品に与える影響を考察する。※本稿は、金水 敏『大阪ことばの謎』(SBクリエイティブ)の一部を抜粋・編集したものです。
村上春樹の小説に「関西弁キャラ」がほとんど登場しないワケ
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