近い将来に親が、そしていつかは自分も……と考えるとひとごとではない「認知症」。高齢になると日本人の多くが罹患(りかん)するものの、特有の症状である「物忘れ」や「判断力の低下」はどのように発生し進行していくのか、ご存知だろうか。認知症の中でも多くの割合を占める「アルツハイマー型認知症」を取り上げ、その発症メカニズムを解説する。※本稿は、伊古田俊夫『認知症とはどのような病気か 脳の構造としくみから全体像を理解する』(講談社)の一部を抜粋・編集したものです。

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