「お前が育てりゃいいじゃないか」ダウン症の赤ちゃんを拒否する親…代わりに子育てできる?【マンガ】ブラックジャックによろしく 佐藤秀峰

若き研修医の視点から日本の医療が抱える問題を描いた、佐藤秀峰の人気マンガ『ブラックジャックによろしく』。斉藤英二郎は、永禄大学附属病院のNICU(新生児集中治療室)で研修中で、双子の低体重児を担当中。しかし、双子の弟はダウン症で、合併症の手術が必要だが、両親は拒否している。斉藤は双子を救うため、以前アルバイトに行った病院の院長にアドバイスを求める。リアルな描写で衝撃を与えた医療マンガの第30話「正義を手にして」を掲載する。

【あらすじ】

 主人公・斉藤英二郎は、永禄大学附属病院(永大病院)のNICU(新生児集中治療室)で研修している25歳の研修医。

 低体重で生まれた双子の赤ちゃんの担当として奮闘しているが、双子の弟はダウン症のため合併症の手術を早くする必要があった。しかし、双子の両親は子どもたちを受け入れることができず、手術依頼も拒否している。

 このまま衰弱していく双子を見ていられなくなった斉藤は、以前アルバイトで世話になった誠同病院の院長の元へ行き、アドバイスを求めた。

 すると院長は「親権停止をして手術をする」という手を提案してきた。

「助かっても…まともに育てる人もいないんじゃ…」と考え込む斉藤を、院長は「お前が育てりゃいいじゃないか。それができないなら結局お前もその親と同じだ」と言って追い込む。

 斉藤は、指導医の高砂に双子の両親である田辺夫妻の親権停止を提案する。

 しかし、それを聞いた高砂は大激怒する。

 若く、高い志をもった斉藤が、日本の医療の厳しい現実と向き合いながら成長していく物語。マンガの続きは『ブラックジャックによろしく』でチェック!

ブラックジャックによろしく 佐藤秀峰ブラックジャックによろしく 佐藤秀峰
ブラックジャックによろしく 佐藤秀峰ブラックジャックによろしく 佐藤秀峰