第2次世界大戦後、札幌ラーメンの始まりは醤油味だったが、「味の三平」初代店主のひらめきにより、「みそラーメン」が札幌ラーメンの主流となっていく。だが、それがご当地の名物として全国的に認知されていく過程は、「内地」たる本州と、「植民地」とも揶揄される北海道における、力関係の縮図だった。※本稿は、岩間一弘『中華料理と日本人 帝国主義から懐かしの味への100年史』(中央公論新社)の一部を抜粋・編集したものです。
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