イギリス人の父とギリシア人の母の元で生まれ、アイルランドで育った作家・小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)。日本語が不自由な外国人でありながら、日本人の心に深く響く日本像を文章化できたのはなぜか?その答えを解く鍵は、妻・セツにある。文化も言葉も異なる2人の試行錯誤の過程を、八雲の曾孫である筆者が明かす。※本稿は、小泉 凡『セツと八雲』(朝日新聞出版)の一部を抜粋・編集したものです。

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