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採用面接でこの究極の二択に直面したとき、どちらを選ぶのが正解でしょうか?人手不足で即戦力が求められる今、多くの企業が陥りやすい「判断ミス」があります。人事のプロが警鐘を鳴らす、組織を崩壊させるほどのリスクとは。採用ミスを防ぎ、組織を成長させるための「絶対的な採用基準」を解説します。(人材研究所ディレクター 安藤 健、構成/ライター 奥田由意)
「仕事ができる」の定義が
そもそも間違っている
「採用において、能力と人柄のどちらを優先すべきか」。これは企業にとって、そして人事担当者にとって、永遠の課題とも言えるテーマです。
現在、多くの企業が人材不足による採用難に直面しており、入社後の育成に十分な時間やコスト、リソースを割く余裕がなくなっています。そのため、即戦力を求める傾向が強まり、どうしても「能力重視」の採用になりがちです。
人材育成の現場では、能力と人柄をスキルとスタンスという2つの概念で考えています。スキルとは、簡単に言えば、仕事をするうえで必要な技能のこと。スタンスとは、仕事に取り組む意識や態度のことです。
ここで、スキルとスタンスの違いについてお話ししましょう。業務に必要な知識や技術といった「テクニカルスキル」は、後天的に教育することが可能です。
研修やOJT(On-the-Job Training)を通じてマニュアルをもとにして教えれば、どんな業務でも大体1年、長くても3年もかければ、誰でも一定レベルまでマスターできるということがビジネスの現場での経験則となっています。
一方で、性格や価値観、仕事に向き合う姿勢といった「スタンス」の部分は、その人の根幹に関わる要素です。これらは幼少期からの経験や、何十年という長い年月をかけて、まるで石が風化して形作られるように出来上がったものです。そのため、社会人になってからの1年や2年の教育で簡単に変えられるものではありません。







