2009年、「核兵器のない世界」を訴えるオバマがアメリカ大統領に就任するにあたり、日本政府はアメリカ議会に非公式の意見を述べている。それから10年後、朝日新聞の記者だった筆者は、当時のメモを入手した。そこに書かれていたのは、アメリカの核兵器による抑止力がいかに必要かを訴える内容だった。※本稿は、藤田直央『極秘文書が明かす戦後日本外交 歴代首相の政治決断に迫る』(朝日新聞出版)一部を抜粋・編集したものです。

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