2010年代の北米では「わずか3歳の子どもが性別移行する物語を褒め称えるような記事」が際限なく流れており、それに危機感を抱いたソーは、幼児期の性別移行を批判し、親や医師に対して「子どもが認知的成熟に達するまで」待つよう助言する論説を寄稿した。『ジェンダーの終焉 性とアイデンティティに関する神話を暴く』(森田成也訳/北新宿出版)は、アカデミズムの世界からジャーナリストに転じたソーが、性とジェンダーについての非科学的な主張が社会を混乱させていると論じている。

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