Ledger(レジャー/Ledger Nano)とは?使い方やメリット、注意点を徹底解説!

仮想通貨(暗号通貨)を保管したり送受信したりするためには、仮想通貨ウォレットが必要だ。仮想通貨ウォレットには、オンラインで動作するホットウォレットやオフラインで動作するコールドウォレットがある。

今回紹介するLedgerは、コールドウォレットの一種であるハードウェアウォレットで、秘密鍵をオンラインから隔離することによりハッキングや盗難などの脅威から大切な資産を保護する。

本記事では、Ledgerの特徴やメリット、利用する際の注意点などについて解説する。

この記事の要点
  • Ledgerは最先端の技術を提供するハードウェアウォレット
  • Ledgerは高度なセキュリティ機能を備えたチップを搭載
  • Ledgerはハッキングの可能性が低く、故障や紛失にも対応
  • フィッシングや詐欺などに対して利用者自身が注意する必要がある
  • 大手仮想通貨取引所のコインチェックを利用することも選択肢の一つ

Ledgerによるセルフカストディが最も安全性が高いが、リカバリーフレーズの管理やハードウォレットの紛失した場合の対応に自信がない方もおられるだろう。

そんな時に選択肢として挙げられるのが、信頼性の高い仮想通貨取引所での保管だ。大手仮想通貨取引所のコインチェックは、セキュリティ対策の強化と信頼性の向上に力を入れている。

coincheckの公式サイト
出典: コインチェック

安全な仮想通貨の保管環境を提供しているので、まだ口座をお持ちでないという方は、ぜひこの機会にコインチェックの公式サイトをチェックしてみてほしい。

目次

Ledger(レジャー/Ledger Nano)とは

Ledgerの公式サイト
出典: Ledgerの公式サイト

コールドウォレットは、インターネットに接続されていないハードウェアデバイスで、秘密鍵をオフラインで管理する。

Ledgerは、そのコールドウォレットの中でも最先端の技術を提供するハードウェアウォレットである。仮想通貨の保管に必要な秘密鍵をPINコードと24個のリカバリーフレーズで安全に保管する仕組みを採用している。

フランスに拠点を置くLedger社は、仮想通貨に高いレベルのセキュリティを提供するハードウェアウォレットの技術を開発しており、仮想通貨を安全に保護するだけでなく、Web 3.0を探索するための高度なセキュリティを提供することを使命としている。

Ledger社は、Ledger Nanoと呼ばれるデバイスと、Ledger Liveと呼ばれるアプリを提供している。

これらのツールを組み合わせて使用することで、仮想通貨をオフラインで保存、管理、送受信することが可能で、Web 3.0に関連するアプリやサービスにも簡単にアクセスすることができる。

Ledgerを購入してみたいという方は、ぜひこの機会にLedgerの公式サイトもチェックしてみてほしい。

Ledger(レジャー/Ledger Nano)の特徴

Ledgerは、仮想通貨を安全に保管するための機密性に優れたハードウェアウォレットである。

ここでは、そんなLedgerの特徴について解説する。

セキュアエレメント

Ledgerのデバイスは、高度なセキュリティ機能を備えたチップ(セキュアエレメント)を搭載している。

このチップは、クレジットカードやパスポートなど、高度なセキュリティが要求されるものに導入されており、通常のチップより高度な安全性を提供している。

独自OS

Ledgerのデバイスは、Ledger社が独自に開発したOS(オペレーティングシステム)であるBOLOS(Blockchain Open Ledger Operating System)を搭載している。

これにより、外部からの攻撃や不正操作に対して高いセキュリティ対策を講じている。BOLOSはセキュアエレメント上で動作し、Ledgerのデバイスが本物であることや、アプリケーションやファームウェアが正しくインストールされているかなどを確認する仕組みも提供している。

統合アプリの導入

Ledgerは、署名するすべてのトランザクションに透明性をもたらすために、統合されたアプリカタログを導入している。

このアプリカタログ導入により、透明性の高い安全な署名が行える。これらのアプリは、Ledgerのデバイスで動作するように設計されており、すべての統合アプリにおけるスマートコントラクトトランザクションの詳細についてLedger Nanoから確認できる。

また、Ledger Nanoはオンラインから隔離された物理的なデバイスであるため、外部からの不正アクセスや攻撃に対して高いセキュリティを持つ。

この物理的な保護は、デバイス自体が信頼できる状態で動作することを意味し、これにより不確実性やブラインド署名の問題を解消している。

数多くの仮想通貨に対応

Ledgerのデバイスでは、仮想通貨やNFTを保管できる。ビットコインやイーサリアムといったメジャー通貨だけでなく、リップルやポリゴンなどのマイナー通貨にも対応している。

また、イーサリアムブロックチェーン上で発行されるトークンの標準規格ERC-20やERC-721など、数多くの仮想通貨に対応している。

Ledger Liveでは、イーサリアムとポリゴンベースのNFTをビジュアル化して管理したり、送受信したりすることもできる。

Ledger(レジャー/Ledger Nano)のメリット

仮想通貨を保有する際、資産を守るセキュリティは最優先の課題だ。オンラインのウォレットや取引所は、ハッキングや盗難のリスクがあるため、大切な資産を失う可能性がある。

そんな中、Ledgerに代表されるセキュリティレベルの高いハードウェアウォレットが注目されている。ここではLedgerのメリットについて解説する。

ハッキングされる可能性が低い

Ledgerのデバイスは、BOLOSと呼ばれる独自開発のOSと、高度なセキュリティ機能を備えたチップで構成されている。

これにより秘密鍵やトランザクションの署名などを安全に処理し、外部からの攻撃や不正操作に対して高い耐性を持つことができる。

故障や紛失に対処できる

Ledgerのデバイスは、初期設定時にランダムに生成される24個のリカバリーフレーズを使用して、バックアップを作成することができる。

このリカバリーフレーズを安全な場所にメモするなどして保管しておくことで、万が一デバイスが故障したり紛失したりした場合でも、デバイスを復元することができる。

ただし、このリカバリーフレーズは仮想通貨の唯一のバックアップとなるため、他人と共有しないように注意したい。

Bluetooth対応

Ledger Nano XはBluetoothに対応しているので、スマートフォンやタブレットなどとワイヤレスで接続することができ、外出先でも仮想通貨やNFTを管理できる。

また、ペアリング攻撃やブルースナーフィングなど安全性に不安があるBluetooth接続だが、秘密鍵はデバイス内に留まるため、秘密鍵が盗まれる可能性はかなり抑えられている。

Ledger(レジャー/Ledger Nano)の使い方

ここからはLedgerの使い方について詳しく解説する。Ledgerのデバイスを使うためには、次の6つの手順を行う。

  1. Ledger LiveとLedgerのデバイスを用意する
  2. デバイスを設定する
  3. PINコードとリカバリーフレーズを設定する
  4. セキュリティチェックリストを確認する
  5. パスワードを選択する(オプション)
  6. バグレポート&アナリティクスに同意する(オプション)

それぞれの手順について、詳しく見ていこう。

Ledger LiveとLedgerのデバイスを用意する

Ledger LiveはLedgerのデバイスと連携して仮想通貨を管理するために必要なアプリだ。まずはLedger Liveを公式ページからダウンロードして、インストールする。

Ledger Liveアプリを起動し、「はじめる」をクリックし、デバイスの設定方法を選択する。新規デバイスを設定する場合は、新しい秘密鍵でアカウントを作成し、デバイスを接続する。

まだデバイスをお持ちでないという方は、ぜひこの機会にLedgerの公式サイトをチェックしてみてほしい。

②デバイスの設定

デバイスのロックを解除するためのPINコードを選択し、リカバリーフレーズを保存する。PINコードとリカバリーフレーズは、Ledgerのデバイスのセキュリティにおいて重要な役割を果たしている。

PINコードは、デバイスへのログインやトランザクションへの署名に必要なパスワードで、リカバリーフレーズは、デバイスが故障したり紛失したりした場合に復元するための鍵である。リカバリーフレーズは、故障や紛失の際に必要になるので大切に保管することが重要だ。

デバイスの設定が終わったら、Ledger Liveで 続行をクリックし、セキュリティチェックリストに進む。

セキュリティチェックリスト

このセキュリティチェックリストでは、デバイスが正規品か、デバイスが最新版か、リカバリーフレーズが安全に保管されているかなどがチェックされる。

今すぐ確認する をクリックして、セキュリティチェックを行い、デバイスは正規品であるというメッセージが表示されたら、続行をクリックする。

パスワードの選択(オプション)

ここでは、アプリのアンロックに使用するパスワードを設定する。

パスワードの設定はオプションで任意だが、セキュリティを向上させるために設定することが推奨される

バグレポート&アナリティクスに同意する(オプション)

Ledger Liveでは、匿名で収集されるアナリティクスデータやバグ情報をLedger社に提供するかどうかを選択することができる。これらのデータは、アプリケーションやサービスの品質向上などに役立てられる。この選択はオプションなので、選択は任意である。

以上でLedger LiveとLedgerデバイスの連携と設定が完了する。ここまで、Ledgerの使い方について解説した。

Ledger社のハードウェアウォレットは最高水準のセキュリティを提供しているが、初期設定やリカバリーフレーズなどの管理を自分自身で行うことに不安を感じる方もおられるだろう。

大手仮想通貨取引所のコインチェックなら、高度なセキュリティシステムを備えているので、ユーザーの資産や個人情報を保護することができる。

また、ユーザーのプライバシーと資産の安全性を確保するための取り組みも行っている。まだ口座をお持ちでないという方は、ぜひこの機会にコインチェックの公式サイトをチェックしてみてほしい。

Ledger(レジャー/Ledger Nano)の注意点/リスク

Ledgerのデバイスは、ハードウェアウォレットという特性を生かし、オフラインで動作し、秘密鍵を保護するための暗号化やセキュリティ機能を提供しているが、セキュリティに100%安全なものなどない。

高度なセキュリティ機能を提供するLedgerだが、潜在的なリスクや脅威に対処する必要がある。

ここからは、上記の点を踏まえた上で、Ledgerの注意点を掘り下げていく。

デバイスの故障や紛失

Ledgerデバイスは物理的なものなので、故障したり紛失したりする可能性がある。

この場合、デバイスを復元するためにリカバリーフレーズが必要になるので、自分自身でリカバリーフレーズを安全かつ秘密の状態で保管しておくことが求められる。

フィッシングや詐欺

Ledgerデバイス自体はハッキングされなかったとしても、自分自身がフィッシングや詐欺に引っかかる可能性がある。

たとえば、偽のメールやWebサイトなどで、リカバリーフレーズやパスワードといった情報を要求され、知らない間に資産を盗まれる可能性が考えられる。

Ledger Liveでは、統合されたアプリカタログから数多くのアプリやサービスにアクセスできるが、統合されていないアプリやサービスを利用する場合は注意が必要だ。

統合されていないアプリやサービスでは、Ledgerの高度なセキュリティ機能を十分に発揮できなくなる。トランザクションの詳細がデバイス上に表示されない場合、意図しないトランザクションや不正なトランザクションに署名してしまう可能性がある。

高度なセキュリティ機能を提供するLedgerだが、セキュリティに100%安全なものはないことを常に認識したい。

また、上記に挙げたデバイスの故障や紛失、フィッシングや詐欺、ブラインド署名は、利用者自身が対処する必要があるので注意が必要だ。

Ledger(レジャー/Ledger Nano)に関してよくある質問

Ledger Nano(Ledger)の購入方法を教えてください

Ledger Nanoを購入するには、Ledger社の公式サイトから直接注文する方法が、最も安全かつ確実な方法だ。公式サイトでは、製品の詳細や価格、送料、支払い方法といった必要な情報を確認できる。

公式サイトから購入する場合は、以下の5つの手順に従ってほしい。

1.公式サイトにアクセスし、メニューから「製品情報」を選択。

2.「Ledger Nano X」または「Ledger Nano S Plus」のいずれかを選択し、「カートに追加」をクリック。
3.数量やオプションを確認し、「購入手続きへ」をクリック。
4.お届け先住所や支払い方法を入力し、注文を確定。
5.注文完了メールが届くのを確認。

Ledger Nanoの対応通貨を教えてください

Ledger Nanoは、ビットコインやイーサリアムといったメジャー通貨はもちろん、リップル、ステラルーメン、ポルカドットといった今後の成長性が期待される通貨まで、5500以上のコインやトークンを管理できる。

Ledger(レジャー/Ledger Nano)のまとめ

Ledgerは暗号通貨の保管と管理において、最適なソリューションを提供している。高度なセキュリティ機能を組み込んだチップと独自のオペレーティングシステムを備えており、Web 3.0への安全な接続も提供している。

また、多数の暗号通貨やNFTを補完でき、統合されたアプリカタログも大きな特徴である。

この記事のまとめ
  • Ledgerは、最先端の技術を提供するハードウェアウォレットである
  • セキュアエレメントや独自のOSを搭載している
  • 統合アプリにより透明性の高い署名が行える
  • ハッキングの可能性が低く、故障や紛失にも対処できる
  • フィッシングや詐欺、デバイスの故障や紛失には注意が必要


ここまで、ハードウェアウォレットLedgerについて解説してきたが、セルフカストディに不安を感じる方もおられるだろう。

国内大手取引所のコインチェックならコールドウォレットやマルチシグといった高度なセキュリティシステムを備えているので安心して利用できるだろう。

まだ口座をお持ちでないという方は、ぜひこの機会にコインチェックの公式サイトをチェックしてみてほしい。

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