現在、国内には約30の仮想通貨(暗号資産)取引所が存在しており、各社が顧客の獲得でしのぎを削っている。
今回取り上げるのは、こうした競合ひしめく環境の中、仮想通貨の取引量でトップに立っているビットバンク(bitbank)だ。
この記事では、人気の仮想通貨取引所・ビットバンクのメリット・デメリットや、ユーザーからの評判などを紹介していく。
- ビットバンクは、国内No.1の取引量を誇る仮想通貨取引所
- 2023年12月時点で、37種類の仮想通貨を取り扱っている
- レンディングサービスを使って貸借料で稼ぐこともできる
- ビットバンクは、口座開設手数料・口座維持手数料が無料
ビットバンクでは、ビットコインやイーサリアムなど、37種類の仮想通貨を取引することができる。
また、レンディングサービスを使えば、口座に保有している仮想通貨を有効に活用して稼ぐことも可能だ。
こうしたサービスに興味がある方は、この機会にビットバンクの公式サイトにアクセスして、詳細を確認してみるとよいだろう。
ビットバンク(bitbank)とは?
![bitbank1](https://diamond.jp/crypto/wp-content/uploads/2022/07/bitbank1.jpg)
名称 | ビットバンク(bitbank) |
運営会社 | ビットバンク株式会社 |
サービス開始 | 2017年3月 |
提供する取引形式 | 現物取引(販売所・取引所) |
取り扱う仮想通貨の数 | 37種類(2023年12月時点) |
最小取引数量 (ビットコインの場合) |
現物取引(販売所):0.00000001 BTC 現物取引(取引所):0.0001 BTC |
その他のサービス | 暗号資産を貸して増やす(レンディングサービス) |
公式サイト | ビットバンク公式サイト |
ビットバンク(bitbank)は、ビットバンク株式会社が2017年3月に立ち上げた仮想通貨取引所だ。
豊富な銘柄で現物取引(販売所・取引所)のサービスを提供しており、その取引量は国内No.1※を誇っている。※2021年2月14日時点 CoinMarketCap調べ
また、月間の現物取引高は約1.4兆円、国内の現物取引シェアは33.7%、顧客預かり資産は約3,000億円(いずれも2021年4月実績)と高い実績を有しており、現在もその事業規模は拡大し続けている。
ビットバンク(bitbank)の手数料
まずは、ビットバンクを利用するときに必要となる各種手数料を一覧にまとめた。
手数料の種類 | 概要 |
---|---|
口座開設手数料 | 無料 |
口座維持手数料 | 無料 |
取引手数料 (ビットコインの場合) |
現物取引(販売所):無料、スプレッドあり 現物取引(取引所):メイカー -0.02%、テイカー +0.12%(一部銘柄を除く) |
日本円の入金手数料 | 振込手数料は自己負担 |
日本円の出金手数料 | 3万円未満:550円 3万円以上:770円 |
仮想通貨の入金手数料 | 無料 |
仮想通貨の出金手数料 | 銘柄ごとで異なる |
ビットバンクは無料で口座を開設することができ、口座を維持するコストもかからない。
取引手数料についは、ビットバンクとユーザーの間で取引をおこなう「販売所」では取引手数料がかからないものの、スプレッド(売値と買値の差額)をコストとして支払う必要がある。
ただし、ビットバンクのスプレッドは競合他社より小さく設定されている。各国の仮想通貨市場の情報をまとめている0xBroker.comによると、ビットバンクのスプレッドは日本国内の主要な仮想通貨取引所の中では最小となっている。
また、ビットバンクのユーザー同士で取引をおこなう「取引所」では、メイカー注文をおこなうと手数料を支払う必要がなく、逆に報酬を得ることができる。
メイカーとは取引所の取引板(気配値)に注文を並べることで流動性を提供する取引のことで、テイカーは取引板に並んでいる注文を使って約定させる取引のことを言う。
ビットバンク(bitbank)のメリット
数々の実績を持つ仮想通貨取引所のビットバックには、次のようなメリットがある。
- 取引所・販売所ともに取り扱う仮想通貨・通貨ペアが充実している
- 取引ツールが高性能で使いやすい
- レンディングサービスで稼ぐこともできる
取引所・販売所ともに取り扱う仮想通貨・通貨ペアが充実している
ビットバンクは2023年12月時点で、以下の37種類の仮想通貨を取り扱っている。
- ビットコイン(BTC)
- リップル(XRP)
- ライトコイン(LTC)
- イーサリアム(ETH)
- モナコイン(MONA)
- ビットコインキャッシュ(BCC)
- ステラルーメン(XLM)
- クアンタム(QTUM)
- ベーシックアテンショントークン(BAT)
- オーエムジー(OMG)
- シンボル(XYM)
- チェーンリンク(LINK)
- メイカー(MKR)
- ボバネットワーク(BOBA)
- エンジンコイン(ENJ)
- ポリゴン(MATIC)
- ポルカドット(DOT)
- ドージコイン(DOGE)
- アスターネットワーク(ASTR)
- エイダコイン(ADA)
- アバランチ(AVAX)
- アクシーインフィニティ(AXS)
- フレアトークン(FLR)
- ザ・サンドボックス(SAND)
- エイプコイン(APE)
- ガラトークン(GALA)
- チリーズ(CHZ)
- オアシス(OAS)
- ディセントラランド(MANA)
- ザ・グラフ(GRT)
- レンダートークン(RNDR)
- ビルドアンドビルド(BNB)
- アービトラム(ARB)
- オプティミズム(OP)
- ダイ(DAI)
- クレイトン(KLAY)
- イミューダブルエックス(IMX)
多くの銘柄を取り扱っているので、ご自身の好みの銘柄に投資することができるだろう。
取引ツールが高性能で使いやすい
ビットバンクはPC版・スマホアプリ版ともに、高性能かつ使いやすい取引ツールを提供している。
ユーザーインターフェースは、初心者から上級者まで使いやすいスマートなデザインとなっている。
また、チャートや取引情報は24時間365日リアルタイムで更新され、PC版・スマホアプリ版ともに高性能チャートのTradingViewを実装しているため、タイミングを逃さない細かな値動きの分析が可能だ。
![bitbank-tool1](https://diamond.jp/crypto/wp-content/uploads/2022/07/bitbank-tool1.jpg)
上記の画像のように、さまざまな指数や平均線を駆使して取引することができる。
レンディングサービスで稼ぐこともできる
ビットバンクは仮想通貨の取引サービスだけでなく、レンディングサービスの「暗号資産を貸して増やす」も手がけている。
「暗号資産を貸して増やす」では、手持ちの仮想通貨をビットバンクに貸し出すことで、最大で年率3%の貸借料を受け取ることができる。
このサービスは、ビットバンクが取り扱うすべての仮想通貨が対象なので、もしビットバンクの口座の中に保有したままの仮想通貨があれば、それを貸し出すだけで手軽に資産を増やすことが可能だ。
![](https://diamond.jp/crypto/wp-content/uploads/2022/08/NFT-5-300x185.png)
ビットバンク(bitbank)のデメリット
一方、ビットバンクには次のようにデメリットもある。
- レバレッジ取引のサービスを提供していない
- 日本円・仮想通貨の出金時に手数料がかかる
- レンディングサービスの柔軟性が乏しい
レバレッジ取引のサービスを提供していない
ビットバンク株式会社では以前、「bitbank Trade」というレバレッジ取引に特化した先物取引所を手がけていた。
しかし、bitbank Tradeは2019年4月にサービスを終了しており、それから現在に至るまで、ビットバンクでレバレッジ取引が再開される兆しはない。
したがって、レバレッジ取引をおこないたい投資家にとっては、ビットバンクは利用する仮想通貨取引所の選択肢には入らないことになる。
![](https://diamond.jp/crypto/wp-content/uploads/2022/12/CryptoInsight_eyecatch_leverage-300x185.png)
日本円・仮想通貨の出金時に手数料がかかる
手数料の一覧でも示したが、ビットバンクでは日本円と仮想通貨のどちらにも、出金時に手数料がかかる。
また、仮想通貨の出金手数料は銘柄ごとに設定されており、ビットコインなら出金1回あたり、0.0006BTCの手数料がかかる。
ビットコイン/円が1BTC=300万円の場合、0.0006BTCは1,800円になるので、実用のために仮想通貨を購入していて頻繁に出金する方にとっては、決して安くないコストと言えるだろう。
![](https://diamond.jp/crypto/wp-content/uploads/2022/08/仮想通貨取引所手数料-300x185.png)
レンディングサービスの柔軟性が乏しい
ビットバンクのレンディングサービス「暗号資産を貸して増やす」は、手持ちの仮想通貨を貸し出すだけで利益が得られる優れたサービスだが、柔軟性が乏しいという難点がある。
競合他社のレンディングサービスの中には、1カ月程度の短期間から貸し出せるものや、貸し出し期間をいくつかのプランから選択できるものもあるが、ビットバンクでは貸し出し期間の選択肢が1年間のみとなっている。
また、中途解約をすることは可能だが、中途解約をおこなうとリターンは一切得られないばかりか、5%の中途解約手数料が発生するので、結果として収支がマイナスになる点には注意が必要だ。
ビットバンク(bitbank)の評判
次に、ビットバンクへの評判を見ていこう。
ビットバンク(bitbank)の良い評判
まず、ビットバンクに対する好意的な意見としては、以下のようなものがある。
- 総合評価:
- 男性
- 28歳
- 投資額: 100万円
- 仮想通貨歴: 3年
ここはアルトコインの売買に指値注文することができるところがメリットと感じています。
日本の多くの仮想通貨取引所ではアルトコインは販売所形式での売買となるので、高いスプレッドが生じるのでこれが結構痛手となります。
ですがビットバンクならばアルトコインの売買で販売所形式ではなく取引所形式で売買ができるため、指値注文が可能になります。
それからパソコンの取引ツールが高性能で使いやすい点もメリットです。チャート上でテクニカル分析がしやすくなっているのでとても使いやすいです。
- 総合評価:
- 男性
- 34歳
- 投資額: 50万円
- 仮想通貨歴: 5年以上
ビットバンクは日本の取引所であり、日本語の対応が行き届いています。
言語に関する問題を気にせずに、安心して取引ができます。
また、ビットバンクでは、ビットコインやイーサリアム、リップルなど主要な仮想通貨だけでなく、モナコインやビットコインキャッシュ、ライトコイン、ネムなど多数の通貨が取扱われています。
ビットバンクは、2段階認証やSSL暗号化通信など高いセキュリティーを備えています。
また、ビットコインの保管には、オフラインのウォレットを使用しており、安全性にも配慮しています。
- 総合評価:
- 女性
- 44歳
- 投資額: 10万円
- 仮想通貨歴: 2年
気に入った点についてはアプリの動作環境がとてもよく、それほど高いバージョンのOSでなくともアプリが動作している点です。
有名なやつでDMMなんかはスマホが古いと若干ながら動作が不安定になったのでそうしたことがないというは古いスマホを使っている刃部として助かります。
ほかには手数料に関しての安さが魅力で入金も即時で手数料無料ですからゆうことはないです。
ビットバンクは、販売所・取引所ともに低コストで利用できることを評価しているユーザーが多い。
また、TradingViewに対応した高性能な取引ツールの評判も上々だ。
さらに、ビットバンクはユーザーの声をもとにサービスの改善に取り組んでいて、その誠実な姿勢が好感を得ているようだ。
ビットバンク(bitbank)の悪い評判
一方、次のようなビットバンクに対するネガティブな声も上がっている。
- 総合評価:
- 男性
- 58歳
- 投資額: 100万円
- 仮想通貨歴: 5年以上
ビットバンクでは出金手数料が高めであり、銀行振込の場合は1回あたり1000円以上となっています。
このため、少額の取引には向いていないかもしれません。ビットバンクは新しい仮想通貨の取扱いにはやや時間がかかる傾向があります。
他の取引所に比べて新しいトークンの上場が遅れることがあるため、最新のトークンを扱いたいユーザーには不向きかもしれません。
- 総合評価:
- 男性
- 26歳
- 投資額: 200万円
- 仮想通貨歴: 3年
サービス、機能性は完璧。ただ、ビットバンクではレバレッジをかけた取引ができないのでアグレッシブなトレードはできません。
安全思考の人や現物取引主義の方々にはレバレッジをかけられないことがマイナス材料になることはないと思いますが、レバレッジを利用してダイナミックなトレードをしたい人にとっては致命的なデメリットだと思います。
デメリットでも挙げたが、ビットバンクの割高な出金手数料に不満を持つ声が散見される。
ビットバンクでは、2021年2月にビットコインの出金手数料が0.001BTCから0.0006BTCに引き下げられたが、競合他社の中には出金手数料が無料のところもあるため、無料のところと比べると見劣りしてしまう。
また、柔軟性に欠けるレンディングサービスの有用性を懐疑的に見ているユーザーもいるようだ。
以上、ビットバンクへの良い評判と悪い評判を、独自アンケートから取り上げて紹介した。
ビットバンクの利用を検討している方は、ぜひご自身でもSNSなどを活用して、すでに利用しているユーザーの生の声に触れてみるとよいだろう。
ビットバンク(bitbank)の口座開設手順
最後に、ビットバンクの口座開設手順を解説していく。
手順は以下の3ステップで、本人確認をスマホでおこなった場合は、最短で口座開設を申し込んだその日に取引を始めることが可能だ。
- メールアドレスを登録する
- 個人情報を入力する
- 本人確認をおこなう
メールアドレスを登録する
まずはビットバンクの公式サイトにアクセスし、トップ画面のメールアドレスを入力する箇所に任意のメールアドレスを入力して、口座開設のボタンをクリックしよう。
![bitbank2](https://diamond.jp/crypto/wp-content/uploads/2022/07/bitbank2.jpg)
登録したアドレス宛に確認メールが届くので、そこに記載されたリンクにアクセスすると、パスワードの設定に進むことができる。
![bitbank3](https://diamond.jp/crypto/wp-content/uploads/2022/07/bitbank3.png)
個人情報を入力する
メールアドレスとパスワードの設定が完了すると、自動的に自身のアカウントにログインできるので、氏名や住所などの個人情報を入力していこう。
なお、ここで入力する情報は、入出金時に使う口座の名義や本人確認書類の内容と食い違わないよう、注意しながら入力する必要がある。
![bitbank4](https://diamond.jp/crypto/wp-content/uploads/2022/07/bitbank4.png)
本人確認をおこなう
個人情報の入力が完了したら、最後に第三者による不正な手続きではないことを示すための本人確認を求められる。
ビットバンクの本人確認方法には、「スマホで本人確認」または「郵送で本人確認」の2種類がある。
![bitbank5](https://diamond.jp/crypto/wp-content/uploads/2022/07/bitbank5.png)
「スマホで本人確認」の方が手続きの時間を短縮できるのでおすすめだが、「スマホで本人確認」に利用できる本人確認書類は、運転免許証かマイナンバーカードの2択になっている。
運転免許証・マイナンバーカードのどちらも持っていない場合は、健康保険証などでも本人確認ができる「郵送で本人確認」を利用する必要がある。
ちなみに、パソコンから口座開設の申し込みをおこなっていた場合も、表示されるQRコードを読み取ることで「スマホで本人確認」を使用することができる。
口座開設の手続きは以上だ。
あとは審査内容に問題がなければ、開設された口座に入金して取引を始めることができる。
口座開設手数料は無料で、口座を維持するコストもかからないので、気になる方はこの機会にビットバンク公式サイトをチェックしてみてほしい。
仮想通貨初心者の方は「仮想通貨投資の始め方」の記事もぜひ併せて確認しておきたい。
![](https://diamond.jp/crypto/wp-content/uploads/2022/08/初心者始め方-300x185.png)
ビットバンク(bitbank)に関してよくある質問
- ビットバンク(bitbank)を騙るサービスから迷惑メールが届くのですが…
-
国内大手の仮想通貨取引所ということもあり、ビットバンクを騙った詐欺メールが届いているという報告もいくつかあるようだ。
ビットバンクを騙った偽サイトやフィッシング詐欺にな十分注意していただきたい。
なお、ビットバンクの公式サイトによると、連絡やお知らせをする際の送信メールアドレスは
・support@bitbankcc.zendesk.com
・noreply@bitbank.cc
とのことである。
- ビットバンク(bitbank)の口座開設はどうやってできますか?
-
ビットバンクの口座開設はオンラインで簡単に行うことができる。
3ステップで簡単に開設することができ、最短即日で取引を開始することが可能だ。
まだ口座をお持ちでないという方は、ぜひ一度公式サイトを訪れてみてほしい。
ビットバンク(bitbank)の評判/口コミまとめ
今回は、仮想通貨取引所・ビットバンクの特徴や評判などを解説した。
- ビットバンクは、取引量が国内No.1の仮想通貨取引所
- 販売所のスプレッドは国内最小クラス
- 取引ツールはPC・スマホともにTradingViewに対応している
- レンディングサービスで仮想通貨を1年間貸し出すと、最大で年率3%のリターンを得られる
- 口座開設手数料は無料で、申し込みから最短即日で取引ができる
ビットバンクは、販売所・取引所ともに取引コストの安さに定評がある人気の仮想通貨取引所であり、取引量は国内No.1を誇っている。
また、取引ツールは高性能チャートのTradingViewを実装していて、値動きを細かく分析することが可能だ。
快適な環境でコストを抑えながら仮想通貨の取引を楽しみたい方は、ぜひこの機会にビットバンクの公式サイトを覗いてみるとよいだろう。
![](https://diamond.jp/crypto/wp-content/uploads/2022/09/おすすめの仮想通貨-300x185.png)