今回取り上げる「ドージコイン(DOGE)」は、自動車メーカーのテスラなどでCEOを務めているイーロン・マスク氏が、2021年1月にSNSで言及したことをきっかけに脚光を浴びるようになった仮想通貨(暗号資産)だ。
ドージコインは、Twitterなどでたびたび話題に上がるので、その名をご存じの方は多いと思うが、一方で名前は知っているけれど、どういった性能や特徴を有しているのかまでは知らない方もおられるのではないだろうか。
そこでこの記事ではそんなドージコインについて、主な特徴やこれまでの値動き、今後の見通しなどを徹底的に解説していく。
「ドージコインについて興味がある!」「ドージコインに投資してみたい!」という方はぜひとも本記事を参考にしてほしい。
- ドージコイン(DOGE)は、2013年にライトコインをベースにして開発された仮想通貨
- 2013年当時の仮想通貨業界への風刺を目的としてつくられた
- ドージコインはベースになったライトコインよりも、ブロックの生成スピードが速い
- 2021年にイーロン・マスク氏が言及したことで注目を浴び、価格が急騰した
- 2021年に注目を浴びて以降、決済手段として採用されることが増えている
- 2024年11月時点の時価総額ランキングは7位となっている。
本記事で紹介するDOGEだが、先週比で100%以上もの上昇を現在見せており、盛り上がりが期待されている。
ドージコインは2022年4月に国内市場への初上場を果たし、現在はいくつかの国内取引所でDOGEが取り扱われている。
そのなかでもbitbankなら、ドージコインが取引所からコストを抑えて取引可能だ。
口座開設はネット上で手軽に申し込めるので、気になる方はぜひこの機会に、bitbankの公式サイトのこともチェックしてみてほしい。
【リアルタイム】ドージコイン(DOGE)の現在の価格動向
2024年11月時点のドージコイン(DOGE)の価格動向は以下のようになっている。
2021年後半から2023年終わりまでは長らく低迷していたが、2024年に入りその価格は回復傾向にある。
特に、2024年11月18日現在では、アメリカ大統領選挙において仮想通貨に友好的な姿勢を示しているドナルド・トランプ氏が当選したことを受けてビットコインを中心に大きな価格上昇を見せており、DOGEも先週比で50%以上の上昇を見せている。
また、後述するがDOGEを長らくサポートしているイーロン・マスク氏がトランプ氏のサポートを表明していることもあり、DOGEにとって追い風になる可能性もあるといえるだろう。
大統領選挙の影響を受け、今後どのようにDOGEの価格が変化しているのか注視していきたい。
「仮想通貨DOGEを取引してみたい!」「仮想通貨DOGEに興味がある!」という方には国内大手取引所のbitbank(ビットバンク)がおすすめだ。
アプリの使いやすさにも定評があり、約500円という少額からDOGEを購入することができるで比較的気軽に取引を始めることができるだろう。
まだbitbankの口座をお持ちでないという方はぜひこの機会にビットバンクの公式サイトをチェックしみてほしい。
ドージコイン(DOGE)とは?
名称 | ドージコイン |
ティッカーシンボル・通貨単位 | DOGE |
ローンチ時期 | 2013年12月 |
発行上限 | なし |
コンセンサスアルゴリズム | プルーフ・オブ・ワーク(PoW) |
価格* | ¥58.80 |
時価総額* | ¥8,636,397,250,565.48 |
時価総額ランキング* | 7位 |
取り扱いのある主な仮想通貨取引所 |
bitbank SBI VCトレード GMOコイン BITPOINT |
ドージコイン(DOGE)は、ソフトウェアエンジニアのビリー・マーカス氏らによって、2013年12月に開発されたミームコインだ。
ミーム(インターネット・ミーム)とはネット上で用いられている、いわゆるネタ画像のことであり、ドージコインは当時人気だった柴犬の画像のミーム「Doge」をモチーフにして、仮想通貨全体への風刺のために作られた。
そんなドージコインだが、2021年1月にイーロン・マスク氏がドージコインに言及したことをきっかけに注目を浴び、現在ではメジャーな仮想通貨の仲間入りを果たしている。
また、2023年4月4日にはTwitterアプリに表示されるロゴが、従来の青い鳥からドージコインのロゴに変わったことで大きな話題となっている。
本記事更新時点の時価総額は約8.6兆円、時価総額ランキングでは堂々の7位*にランクインしていることから、その人気の高さがうかがえる。*2024年11月21日時点、CoinMarketCap調べ
ドージコイン(DOGE)の特徴
ドージコインには、主に次のような特徴がある。
それぞれ詳しく解説していきたい。
- ライトコインをベースに開発されたミームコインである
- ライトコイン・ビットコインよりも高速・低コストで利用できる
- 発行上限が設定されていない
ライトコインをベースに開発されたミームコインである
先ほども述べたようにドージコインは、2013年に仮想通貨業界を風刺することを目的として開発されたミームコインだ。
当時は、次世代のビットコインを目指して次々と新しい仮想通貨が開発されていたが、差別化ができずに似たようなものばかりがあふれている状態で、そのありさまを風刺することを目的としていた。
なお、ドージコインの開発のベースとなっているのは、ライトコイン(LTC)だ。
またライトコインも、ビットコインをベースにして開発された仮想通貨であるため、その3者には共通点が多い。
例えば、コンセンサスアルゴリズム(取引の情報を検証してブロックに保存する際に必要となる、合意形成の仕組みのこと)はいずれも、プルーフ・オブ・ワーク(PoW)が採用されている。
ビットコイン・ライトコインよりも高速・低コストで利用できる
ブロックチェーンにおける取引の処理スピードは、ブロックの生成速度が大きく関わっている。
ビットコインが1つのブロックを生成するのに10分かかるのに対して、ビットコインをベースにして開発されたライトコインでは、ビットコインの4倍のスピードとなる2分30秒で1ブロックを生成できるように改良されている。
一方で、ライトコインをベースにしているドージコインは、さらに改良されて、1分で1ブロックを生成できるように設計された。
また、利用時にかかるコストも、ビットコインやライトコインと比べて割安である。
発行上限が設定されていない
ビットコインやライトコインでは、価値が希釈されて価格が下落しないように、発行上限が設定されている。
ビットコインの発行上限は2,100万枚、ライトコインの場合はその4倍の8,400万枚が発行上限だ。
一方でドージコインには、ビットコインとライトコインのような発行上限が設定されていない。
そのためドージコインは、ビットコインやライトコインと比べると価格が上がりにくく、本記事更新時点(2024年11月)における3者の価格は、次に示すように大きな差がある。
名称 | 価格 | 時価総額 | 時価総額ランキング |
---|---|---|---|
ビットコイン | ¥14,682,541.45 | ¥289,790,150,571,660 | 1位 |
ライトコイン |
¥13,101.18 |
¥985,234,648,029.88 | 22位 |
ドージコイン | ¥58.73 | ¥8,636,397,250,565.48 | 7位 |
ドージコインの2024年11月時点での流通量は1460億枚以上となっており、発行上限が設定されていないため発行数はこれからも上昇していく見込みだ。
一般的に発行上限の存在しない通貨はインフレするため、1枚あたりの価格がどんどん下落していくことが多い。
ドージコインへの投資を検討しているユーザーはこのような点も考慮して検討するようにしよう。
ドージコイン(DOGE)の価格動向
ここで、ドージコインのこれまでの価格動向を確認しておこう。
過去5年間の価格動向
まずは、2019年7月から2024年11月までの過去約5年分の価格動向を、DOGE/USDチャートで振り返っていこう。
先ほども述べたとおりドージコインは、2021年1月にイーロン・マスク氏がTwitterで言及されたことをきっかけに、価格が高騰している。
また2021年1月だけでなく、イーロン・マスク氏はそれ以降に幾度もドージコインに言及するようになり、2021年4月~5月にかけてさらに急騰した。
なおこの急騰には、仮想通貨市場全体の地合いの良さも大きく影響している。
2020年に新型コロナの感染が拡大する中で、各国政府は金融緩和政策を取るようになり、それが仮想通貨市場に金余り相場(過剰流動性相場)を招いて、ドージコインの急騰の下支えとなった。
ただし値上がりの勢いは長続きせず、2021年5月上旬をピークに、その後は長期的な下落基調に陥っていた。
しかし、2024年に入ると再度上昇し、過去の高値へ挑戦を見せている。
直近の価格動向
次に、本記事更新時点(2024年11月21日)から遡って、直近の価格動向も押さえておこう。
2023年10月後半からビットコインの現物ETF承認期待が高まっており、仮想通貨市場全体で連動した上昇が現在にかけても続いていた。2023年後半まで0.06ドルあたりで推移していたDOGEは、2024年1月には一気に0.09ドルまで上昇することになった。
また、2024年前半は上昇トレンドも落ち着いてたが、ビットコインの現物ETFが承認されていることから、再度上昇相場になっている。
2024年2月後半からはビットコインが円建てでの高値更新を果たすなど、仮想通貨市場全体での上昇相場になっている。今後ドージコイン単体でのポジティブニュースが出てくるかどうかが重要になってくるだろう。
直近では仮想通貨全体での停滞もありドージコインも停滞気味にあった。
2024年11月現在の価格を見ると、再度上昇トレンドを形成していることが分かる。
現在は仮想通貨市場全体での上昇やミームコインの連れ高が影響していると言えるだろう。
また、2024年11月に行われた米大統領選で仮想通貨に友好的な姿勢を見せていたドナルド・トランプ氏が勝利したことも影響している。
トランプ氏はイーロンマスク氏が応援していた経緯もあり、DOGEの価格上昇に追い風となった。
もし、DOGEの購入を検討している方がいれば、このままトレンドを継続するのか、それとも調整が入り2021年5月からの長期的な下落トレンドが続くのか、しっかり判断して購入のタイミングを見極めることが重要だろう。
ドージコイン(DOGE)を購入できるおすすめ仮想通貨取引所
ドージコインは時価総額ランキングのトップ10位以内に入るほどの人気と知名度がある一方で、日本でドージコインを取り扱っている仮想通貨取引所は2024年11月時点でわずか数社しかない。
今回はその中から、以下の4社をピックアップして、基本情報や特徴を紹介していく。
ぜひ取引所選びの参考にしてほしい。より詳しい情報を知りたい方はおすすめの仮想通貨比較ランキングも参考にして欲しい。
bitbank
提供する取引の種類 | 現物取引(販売所・取引所) |
取り扱う仮想通貨 | 40種類 BTC、XRP、LTC、ETH、MONA、 BCH、XLM、QTUM、BAT、OMG、 XYM、LINK、MKR、BOBA、ENJ、 MATIC、DOT、DOGE、ASTR、ADA、 AVAX、AXS、FLR、SAND、APE、 GALA、CHZ、OAS、MANA、GRT、 RNDR、BNB、ARB、OP、IMX、DAI、 KLAY、CYBER、SOL |
最小取引数量 (ドージコインの場合) |
現物取引(販売所):0.00000001 DOGE 現物取引(取引所):0.0001 DOGE |
取引手数料 (ドージコインの場合) |
現物取引(販売所):無料、スプレッドあり 現物取引(取引所):Maker -0.02%、Taker 0.12% |
仮想通貨の送金手数料 (ドージコインの場合) |
5 DOGE |
その他のサービス | 貸して増やす(レンディングサービス) |
公式サイト | bitbank公式サイト |
関連記事 | bitbankの評判・口コミ |
bitbankは国内で指折りの人気があり、2021年には取引高日本一*を獲得している。*2021年2月14日 CoinMarketCap調べ
取り扱い通貨は40種類と豊富で、それらを取引高日本一に立つほどの高い流動性の中で、取引できるようになっている。
またbitbankは、取引ツールにTradingViewが搭載されているのが大きな特徴だ。
TradingViewはアメリカに本社を置くTradingView社が手がけている高性能チャートツールであり、bitbankの取引ツールならPC版・スマホアプリ版ともに、TradingViewを用いて詳細な値動きの分析をしながら、仮想通貨取引を行うことができる。
SBI VCトレード
名称 | SBI VCトレード |
提供する取引の種類 | 現物取引(販売所・取引所) レバレッジ取引(販売所) |
取り扱う仮想通貨 | 24種類 BTC、ETH、XRP、LTC、 BCH、DOT、LINK、ADA、 DOGE、XLM、XTZ、SOL、 AVAX、MATIC、FLR、OAS、 XDC、SHIB、DAI、ATOM APT、HBAR、ZPG、NEAR |
取引手数料 | 販売所:無料※スプレッドあり 取引所:Maker -0.01%、Taker 0.05% レバレッジ取引:建玉金額×0.04%/日 |
日本円の入金手数料 | 無料 |
日本円の出金手数料 | 無料 |
仮想通貨の入金手数料 | 無料 |
仮想通貨の出金手数料 | 無料 |
公式サイト | SBI VCトレード公式サイト |
関連記事 | SBI VCトレードの評判・口コミ |
SBI VCトレードはSBIグループのSBI VCトレード株式会社が運営する国内大手の仮想通貨取引所だ。
取り扱い銘柄は24種類と国内取引所では並の水準だが、イーサリアムを始めとしたメジャーな通貨は一通り扱っている。
メジャー通貨だけでなくマイナー通貨も続々と上場されているので、アルトコインを取引したいという方にも最適だ。
また、SBI VCトレードでは取引所形式での取引ができるほか、各種手数料が無料のため、余計なコストをかけずに仮想通貨ができる点も魅力と言えるだろう。
コストを抑えて仮想通貨の取引をしたい方は、ぜひSBI VCトレード公式サイトをチェックしてみてほしい。
GMOコイン
提供する取引の種類 | 現物取引(販売所・取引所) レバレッジ取引(販売所・取引所) |
取り扱う仮想通貨 | 26種類 BTC、ETH、BCH、LTC、XRP、 XEM、XLM、BAT、OMG、XTZ、 QTUM、ENJ、DOT、ATOM、XYM、 MONA、ADA、MKR、DAI、LINK、 FCR、DOGE、SOL |
最小取引数量 (ドージコインの場合) |
現物取引(販売所):10 DOGE 現物取引(取引所):取り扱いなし レバレッジ取引(販売所):取り扱いなし レバレッジ取引(取引所):取り扱いなし |
取引手数料 (ドージコインの場合) |
現物取引(販売所):無料、スプレッドあり 現物取引(取引所):取り扱いなし レバレッジ取引(販売所):取り扱いなし レバレッジ取引(取引所):取り扱いなし |
仮想通貨の送金手数料 | 無料 |
その他のサービス | つみたて暗号資産 貸暗号資産 ステーキング IEO API |
公式サイト | GMOコイン公式サイト |
関連記事 | GMOコインの評判・口コミ |
GMOコインは、東証プライムに上場しているGMOインターネットグループ傘下の仮想通貨取引所だ。
国内最多クラスとなる26種類もの仮想通貨を取り扱っており、取引の方法は現物取引とレバレッジ取引から選択することができる。
また取引形式は、現物取引・レバレッジ取引ともに、GMOコインとユーザーの間で取引をする「販売所」と、ユーザー同士で取引できる「取引所」の2種類が用意されている。
さらに、仮想通貨の積立投資サービスやレンディング、ステーキングやIEOなど、多くの投資家が求めるであろう関連サービスも豊富だ。
このようにサービスが充実していることから、ユーザーからの評価も上々で、オリコンの顧客満足度では2年連続No.1*に輝いている。*2021年・2022年 オリコン顧客満足度® 調査 暗号資産取引所 現物取引 第1位
BITPOINT
提供する取引の種類 | 現物取引(販売所・取引所) |
取り扱う仮想通貨 | 25種類 |
最小取引数量 (DOGEの場合) |
現物取引(販売所):0.00000001DOGE 現物取引(取引所):0.01DOGE |
取引手数料 (DOGEの場合) |
現物取引(販売所):無料、スプレッドあり 現物取引(取引所):無料 |
仮想通貨の送金手数料 | 無料 |
その他のサービス | 貸して増やす(レンディングサービス) ステーキング |
公式サイト | BITPOINT公式サイト |
関連記事 | BITPOINTの評判・口コミ |
BITPOINTは、東証プライムに上場している、SBIホールディングス傘下の仮想通貨取引所だ。
新しい仮想通貨の取り扱いに力を入れており、トロン(TRX)、エイダコイン(ADA)、クレイ(KLAY)など、国内取引所では珍しい通貨はBITPOINTが日本で最初に取り扱いを開始している。
本記事更新時点の取り扱い通貨は全部で25種類あり、販売所の取引形態ならすべての通貨を500円という少額から投資できるのが最大の特徴だ。
2024年6月よりDOGEコインが上場され、現在は販売所、取引所ともに取引ができるようになっている。
これからDOGEコインを取引したい方は、ぜひこの機会にBITPOINT公式サイトをチェックしてみてほしい。
ドージコイン(DOGE)の購入方法
ここまでお読みになった方の中には、「どうやったらDOGEを購入できるの?」と疑問をお持ちの方もいるだろう。
そこで、ここからは仮想通貨取引所を使ってドージコインを購入する方法を確認しておこう。
ここでは、先ほど取り上げたbitbankを例にして、購入方法を解説していく。
- 仮想通貨取引所(bitbank)で口座を開設する
- 購入資金を口座に入金する
- 購入数量を決めて注文を入れる
仮想通貨取引所(bitbank)で口座を開設する
まずはbitbank公式サイトにアクセスして、口座開設を申し込もう。
なお口座開設の流れは、以下の記事の中でより詳しく解説しているので、bitbankの利用を考えているならぜひ参考にしてみてほしい。
購入資金を口座に入金する
口座を作ることができたら、次はその口座にドージコインの購入資金を入金しよう。
購入数量を決めて注文を入れる
bitbankでは、販売所と取引所形式の2種類で現物取引ができる。
ドージコインも販売所・取引所両方での取引が可能だが、取引コストを抑えたい方は取引所を選択すると良い。
なお、購入方法は現在価格ですぐに購入する「今すぐ注文」、価格指定注文の「指値・逆指値注文」が利用できる。
価格を指定して購入したい場合は、指値・逆指値注文を入れたのちに、取引チャンスを伺うと良いだろう。
以上、bitbankを例にして、ドージコインの購入方法を紹介した。
口座開設手続きは手軽に無料で申し込めるので、まだ口座をお持ちでない方は、この機会にbitbankの利用を検討してみてはいかがだろうか。
ドージコイン(DOGE)の今後の見通し・将来性
最後に、ドージコインの将来性について考察してみよう。
- 「ドージコイン・トレイルマップ」に基づいて開発が進められている
- 決済手段としての普及が進んでいる
- 今後もイーロン・マスク氏の発言や行動に影響を受ける可能性がある
- 他のミームコインの動向にも注目したい
「ドージコイン・トレイルマップ」に基づいて開発が進められている
現在のドージコインは、非営利団体のドージコイン財団が開発を主導しており、その財団から2021年12月に、今後の目標をまとめた「ドージコイン・トレイルマップ」が公開された。
このトレイル・マップに沿って開発が進み、利便性がより向上すれば、それに併せてドージコインの需要も拡大していくかもしれない。
決済手段としての普及が進んでいる
開発当初はただのミームコインに過ぎなかったドージコインだが、2021年1月にイーロン・マスク氏からの言及をきっかけに脚光を浴びてからは、決済手段としての普及が着実に進んでいる。
例えば2021年12月には、ゲーム制作企業「ネクソン」の子会社Nexon America Incが手がけるゲームタイトルで、ドージコインを含む仮想通貨決済が採用されることが発表された他、2022年5月には航空宇宙メーカー「スペースX」で、ドージコインの決済サービスが導入された。
これからさらに決済手段としての普及が進めば、ドージコインの需要も増えて、市場価格にも良い影響をもたらしてくれることだろう。
今後もイーロン・マスク氏の発言や行動に影響を受ける可能性がある
ドージコインはこれまで幾度もイーロン・マスク氏の発言や行動に影響を受けて、価格が大きく変動している。
イーロン・マスク氏はアメリカ合衆国で活躍している実業家である。有名な実績を紹介するとPaypal共同創業者であり、テスラの共同創業者兼CEO、そしてTwitterのCEOでもある。最近話題のOpenAIの設立者の1人であることも有名だ。
イーロン・マスク氏は業界でも有名なドージコインの支持者である。そのため、彼の発言1つでドージコインの価格が急変動している。彼は多くの企業に直接影響を与える力を持っているため、有名な企業がドージコインとの提携が実現すれば今までにはないユーティリティが生まれるからだ。
ユーザーはイーロン・マスク氏がドージコインに新しいユーティリティを生み出してくれることを期待している。そのため、彼のネット上の発言1つで通貨の値動きが乱高下するのだ。
例えば、イーロン・マスク氏がTwitter社を買収したことを受けて、急騰が発生した。
イーロン・マスク氏は現在、Twitter社の事業再編を進めており、その内容によっては再びドージコインの価格に大きな影響を及ぼす可能性もあるので、ドージコインに投資するなら同氏の動向や発言に要注目だ。
他のミームコインの動向にも注目したい
再三にはなるが、ドージコインはライトコインをモチーフにしたミームコインの一種である。
そして、ミームコインと呼ばれる仮想通貨はドージコインの他にも多数存在する。
これらは共に「ミームコイン」と呼ばれる類に分類され、お互いの動向に影響を与え合う可能性がある。
特に、同じ”犬系”である柴犬コイン(SHIB)や、ベイビードージコイン(Baby Doge)などは連動しているような値動きを見せることも多いため、これらの動向にも注視していきたい。
ドージコイン(DOGE)に投資する際のQ&A
ここではドージコインに投資をする時のよくある質問をまとめていく。
これからドージコインに投資をしようか検討している方はこの質問を参考にしてみて欲しい。
- ドージコイン(DOGE)はいくらから購入することができますか?
-
SBI VCトレードでは10DOGEから注文することが可能だ。1DOGEの現在価格(2024年11月)は約58円であるため、580円程度資金から購入できる。
- ドージコイン(DOGE)は価格はどこまで上がりますか?
-
正確にドージコインの価格の将来の価格を予想することは難しいが、2021年5月には0.68ドル(約100円)まで価格が上がっている。イーロン・マスク氏の発言1つで一気に価格が高騰するケースも多い通貨であるため、0.68ドルまでの価格上昇が1つターゲットになるだろう。
ドージコイン(DOGE)の予想まとめ
今回はドージコインについて、その特徴や今後の見通しなどを解説した。
- ドージコインは、2013年12月にローンチされたミームコイン
- 2021年にイーロン・マスク氏が言及したことをきっかけに、一気に脚光を浴びる存在となった
- 2024年11月時点でドージコインは、時価総額ランキング7位にランクインしている
- ただのミームコインだったはずが、2021年に脚光を浴びて以降、決済手段としての採用が相次いでいる
ドージコインは、2013年に当時の仮想通貨業界を風刺するジョークとしてつくられた仮想通貨なのだが、イーロン・マスク氏に言及されたことから注目を浴び、今では時価総額ランキングのトップ10以内に入るほどの人気の銘柄となっている。
また、単に投資対象としての人気があるだけでなく、決済通貨として使われるケースも増えてきており、さらにドージコイン財団とコミュニティによって着実に開発が進められていることから、今では将来性にも十分に期待できる存在である。
興味を持った方は、この記事で取りあげたbitbankを通して、実際にドージコインに触れてみてはいかがだろうか。