仮想通貨(暗号資産)GRASS(グラス)は、未使用のネットワークリソース(インターネット帯域幅)を共有することで、ユーザーが報酬を得られるように設計されたプラットフォームである。
ユーザーは、GRASSネットワークに自分のインターネット接続デバイスを追加することで、未使用のネットワークリソースを収益化できる。
この記事では、GRASSの特徴、将来性、注意点やリスクなどについて詳しく解説する。
- GRASSは、未使用のネットワークリソースを共有することで報酬を獲得できる
- GRASSは、企業とユーザーの両者が利益を得られる仕組みを提供している
- GRASSはユーザーのプライバシーを保護することを理念として掲げている
- 仮想通貨取引を始めるなら、国内大手取引所のコインチェックが利用できる
仮想通貨は価格変動が激しいため、適切なタイミングで取引することが重要だ。
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仮想通貨GRASS(グラス)とは?
名称 | Grass |
ティッカーシンボル・通貨単位 | GRASS |
発行上限* | 上限なし |
価格 | ¥460.26 |
時価総額* | ¥112,263,842,232.66 |
時価総額ランキング* | 135位 |
取り扱いのある主な仮想通貨取引所 | Bybit HTX Gate.io |
仮想通貨GRASS(グラス)は、未使用のインターネットリソース(インターネット帯域幅)を共有することで、ユーザーが報酬を得られるように設計されたプラットフォームである。
具体的には、ユーザーは、インターネットリソースを利用したい企業に対して未使用のネットワークリソースを提供することで、報酬を得ることができる。
GRASSは、この仕組みを通じて企業とユーザーの両者が利益を得られる環境を提供している。
また、GRASSは、ユーザーのデバイスが不必要に使用されないよう保護することを理念として掲げており、帯域幅の共有のみを目的としたネットワークとして、主要なアンチウイルスプロバイダーによって安全性が認められている。
GRASSは、2024年12月13日現在、約460円で取引されている。また、10月28日には、Grassネットワークの最初のトークン配布イベントである「Airdrop One」が実施されている。
仮想通貨GRASS(グラス)の特徴
仮想通貨GRASS(グラス)は、未使用のインターネットリソースを共有することで、ユーザーが報酬を得られるプラットフォームである。
ここからは、そんなGRASSの特徴について詳しく見ていこう。GRASSには主に次のような特徴がある。
- DePINプロジェクトである
- ユーザーデータの安全性を確保
- 強力なデータ収集能力を提供
DePINプロジェクトである
GRASSは、未使用のインターネットリソース(インターネット帯域幅)を、ユーザーが企業に販売する仕組みを提供するDePIN(Decentralized Physical Infrastructure Network)プロジェクトである。
DePINとは、現実世界の物理インフラを分散型ネットワークとして構築・運用するための技術のことで、ブロックチェーン技術を活用し所有権や利用権を分散化することで、中央集権的な管理ではない、分散化されたインフラを構築することができる。
GRASSは、未使用のインターネットリソースを、ユーザーがオンラインサービス強化のために利用したい企業に提供することができる仕組みを持つ。
企業はGRASSを通してユーザーから提供された帯域幅を利用することで、AIトレーニングや、市場調査のためのデータ収集、異なる地域におけるデータ検証といったタスクを強化することができる。
ユーザーデータの安全性を確保
GRASSは、ユーザーのデバイスが不必要に使用されないよう保護することを理念として掲げている。
具体的には、ユーザーデータの安全性を確保するために、ユーザーの個人データやオンライン活動へのアクセスができないように設計されている。
また、ユーザーの個人データやアクティビティを閲覧することができないようにすることで、ユーザーが安心してネットワークを利用できる環境を提供している。
さらに、GRASSは帯域幅のみを提供する安全性の高いネットワークとして、主要なアンチウイルスプロバイダーから認められている。
強力なデータ収集能力を提供
企業が市場調査やマーケティング分析を行うには、大量のデータ収集が不可欠である。そのためには、広範なネットワークと高速なデータ転送が必要だ。
GRASSネットワークは、世界中のユーザーから未使用の帯域幅を集約することにより、企業に強力なデータ収集能力を提供することができる。
これにより、企業は市場調査やマーケティング分析といったタスクを強化することが可能だ。
仮想通貨GRASS(グラス)は、国内仮想通貨取引所での取り扱いがないため、まず国内の取引所で元手となる仮想通貨を購入し、海外の取引所で購入するという流れが一般的だ。
大手仮想通貨取引所のコインチェックは、金融庁に登録済みの暗号資産交換業者で、日本暗号資産取引業協会にも加入しており、安全なセキュリティ対策やカスタマーサポートにも力を入れている。
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仮想通貨GRASS(グラス)の価格動向
ここからは仮想通貨GRASS(グラス)の価格動向を見ていこう。以下に示すのは、2024年10月14日から2024年12月13日までのGRASS/USDTチャートだ。
仮想通貨GRASS(グラス)は、ユーザーが未使用のインターネット帯域幅を企業に提供することで報酬を得られるプラットフォームである。
GRASSの価格は、2024年12月13日現在、3.1ドル付近で推移している。
2024年10月14日からから10月24日にかけてもみ合っていたGRASSの価格は、10月29日に大きく上昇し始め、12月13日現在は高値圏で推移している。
直近の上昇は仮想通貨市場全体での上昇に連動しており、米大統領選で仮想通貨に好意的な姿勢を示すトランプ氏が当選した影響だ。
GRASSの価格は、プロジェクトの存在が多くの人々に認知され、ユーザー数と利用企業が増加すれば、上昇する可能性がある。
また、マイナーな仮想通貨の特性として、仮想通貨市場全体の動向に左右されることがある。そのため、今後の仮想通貨市場動向次第でGRASSの価格が大きく左右される可能性に注意が必要だ。
仮想通貨GRASS(グラス)を取引するのにおすすめな取引所
仮想通貨GRASS(グラス)は、国内取引所での扱いがないため、海外取引所を経由して入手する必要がある。
また、海外取引所を経由するには、事前に国内取引所のアカウントが必須だ。以下では、GRASS入手用、または仮想通貨取引を始めるのにおすすめな国内取引所を3社紹介する。
Coincheck
提供する取引の種類 | 現物取引(販売所・取引所) |
取り扱う仮想通貨 | 31種類 BTC、XRP、ETH、BCH、XEM、 LSK、LTC、ETC、XLM、MONA、 QTUM、BAT、IOST、ENJ SAND、DOT、PLT、FNCT、CHZ、 LINK、DAI、IMX、APE、MATIC、MKR、 AXS、WBTC、AVAX、SHIB、BRIL、BC |
最小取引数量 (ビットコインの場合) |
現物取引(販売所):500円相当額 現物取引(取引所):0.005 BTC以上、かつ500円(相当額)以上 |
取引手数料 (ビットコインの場合) |
現物取引(販売所):無料、スプレッドあり 現物取引(取引所):無料 |
仮想通貨の送金手数料 (ビットコインの場合) |
0.0005~0.016 BTC |
その他のサービス | Coincheckつみたて Coincheck IEO Coincheck NFT Coincheckでんき Coincheckガス Coincheckアンケート 貸暗号資産サービス ステーキングサービス(β版) |
公式サイト | Coincheck公式サイト |
関連記事 | Coincheckの評判・口コミ |
Coincheckはマネックスグループ傘下の仮想通貨取引所で、ビットコインをはじめとして31種類の仮想通貨を取り扱っている。
レバレッジ取引のサービスはなく、現物取引に特化しており、取引の形式は「取引所」と「販売所」の2種類がある。
これら2種類のうち、取引所を利用してビットコインを取引する場合は、取引手数料がかからないようになっているため、ビットコインをメインの取引対象とするのであれば、Coincheckがうってつけだ。
また、Coincheckはシンプルで扱いやすい取引アプリが人気で、2019年から2023年にかけて、ダウンロード数No.1を獲得している。※対象:国内の暗号資産取引アプリ、データ協力:AppTweak
ダウンロードは無料でできるので、興味があるなら口座を開設する前に、口座開設の検討材料の1つとして取引アプリに触れてみてはいかがだろうか。
bitbank
提供する取引の種類 | 現物取引(販売所・取引所) |
取り扱い銘柄数 | 40種類 |
最小取引数量 (BTCの場合) |
現物取引(販売所):0.0001 BTC 現物取引(取引所):0.0001 BTC |
取引手数料 (BTCの場合) |
現物取引(販売所):無料、スプレッドあり 現物取引(取引所):Maker -0.02%、Taker 0.12% |
仮想通貨の送金手数料 (BTCの場合) |
0.0006 BTC |
その他のサービス | 貸して増やす(レンディングサービス) |
公式サイト | bitbank公式サイト |
関連記事 | bitbankの評判・口コミ |
bitbankは、豊富な銘柄を扱う仮想通貨取引所である。
販売所形式だけではなく取引所でもビットコインを含む40銘柄の取引が可能だ。
また、ほとんどの銘柄を取引所から売買できるため、取引コストを抑えられる点が魅力となっている。
セキュリティ面に力を入れていることも、bitbankの重要な特徴の1つであり、2018年には第三者機関からセキュリティ性能での日本一*の評価を与えられたこともある。*2018年10月3日 ICORating調べ
SBI VCトレード
名称 | SBI VCトレード |
提供する取引の種類 | 現物取引(販売所・取引所) レバレッジ取引(販売所) |
取り扱う仮想通貨 | 24種類 BTC、ETH、XRP、LTC、 BCH、DOT、LINK、ADA、 DOGE、XLM、XTZ、SOL、 AVAX、MATIC、FLR、OAS、 XDC、SHIB、DAI、ATOM APT、HBAR、ZPG、NEAR |
最小取引数量 (ビットコインの場合) |
販売所:0.0001BTC 取引所:0.000001BTC レバレッジ取引:0.001BTC |
取引手数料 (ビットコインの場合) |
販売所:無料※スプレッドあり 取引所:Maker -0.01%、Taker 0.05% レバレッジ取引:建玉金額×0.04%/日 |
日本円の入金手数料 | 無料 |
日本円の出金手数料 | 無料 |
仮想通貨の入金手数料 | 無料 |
仮想通貨の出金手数料 | 無料 |
公式サイト | SBI VCトレード公式サイト |
関連記事 | SBI VCトレードの評判・口コミ |
SBI VCトレードはSBIグループのSBI VCトレード株式会社が運営する国内大手の仮想通貨取引所だ。
ビットコインを始めとしたメジャー通貨だけでなく、国内では珍しいマイナーな通貨も豊富に扱っている。
また、多くの関連サービスが提供されている点も特徴だ。
レバレッジ取引やレンディング(貸暗号資産)、仮想通貨の積み立てと、短期・長期の両方で利用しやすいサービスが多く、取引の選択肢を広げられる。
仮想通貨GRASS(グラス)の将来性
仮想通貨GRASS(グラス)の分散型ネットワークは、世界中のユーザーから未使用のインターネット帯域幅を集約することにより、企業に強力なデータ収集能力を提供することができる。
ここからは、そんなGRASSの将来性を考察してみよう。
- 大量のユーザーベースを抱えている
- ネットワークの安定性が高い
大量のユーザーベースを抱えている
GRASSは世界中にアクティブユーザーを抱えており、その数は250万人を超えている。
すでに多くのユーザーベースを抱えていることは、ネットワーク全体の価値向上に貢献する。
GRASSはソーシャルメディアを通じて積極的に情報発信を行っており、今後もコミュニティは拡大傾向が続く可能性がある。
ネットワークの安定性が高い
GRASSネットワークは、ブロックチェーンを利用した分散型ネットワークである。
そのため、中央集権型のネットワークに比べ安定性が高い。具体的には、一部のユーザーの回線が不安定になった場合でも、他のユーザーの回線を利用して通信を継続することができる。
ネットワークの安定性の高さは、GRASSを利用する企業にとって大きなメリットとなる。
また、多くのユーザーがすでにGRASSネットワークを利用していることも、ネットワーク全体の安定性向上に大きく貢献している。
このことは、GRASSネットワークの利用を希望する企業の増加につながる可能性を秘めている。
仮想通貨GRASS(グラス)の注意点/リスク
仮想通貨GRASS(グラス)は、未使用のインターネット帯域幅を共有することで報酬を得られる一方で、注意点やリスクも存在する。
ここからは、そんなGRASSの注意点やリスクについて詳しく解説する。
セキュリティリスク
GRASSにユーザーのリソースを提供すると、ユーザーのデバイスがGRASSネットワークの一部となる。このことにより、ユーザーは潜在的なセキュリティリスクにさらされる可能性がある。
セキュリティリスクに対して、GRASSは主要なアンチウィルスプロバイダーから安全性について承認を得ているとしている。
しかし、それでもリスクを完全に排除することはできない。悪意のある攻撃者がノードが乗っ取る可能性や、ネットワークの脆弱性を悪用してユーザーのデバイスに不正にアクセスする可能性があるため、注意が必要だ。
規制リスク
GRASSは、ユーザーが未使用のインターネット帯域幅を企業に提供することで報酬を得られる仕組みを提供しているが、このGRASSが提供する仕組みには規制リスクが存在する。
現在、世界中でブロックチェーン技術を活用した仮想通貨に関する規制が進められるているが、十分な規制が導入されていないのが現状だ。
そのため、仮想通貨を報酬として受け取ることに関する税務上の扱いなども、将来的に問題になる可能性がある。
また、インターネット帯域幅の商業的な共有が規制される可能性に関しても、注意が必要だ。
仮想通貨GRASS(グラス)のまとめ
仮想通貨GRASS(グラス)は、オンラインサービスを強化したい企業とユーザーの両者が利益を得られる環境を提供している。
GRASSは、ユーザーのデバイスが不必要に使用されないよう保護することを理念として掲げており、帯域幅の共有のみを目的としたネットワークとして、主要なアンチウイルスプロバイダーによって安全性が認められている。
企業はGRASSを通してユーザーから提供された帯域幅を利用することで、AIトレーニングや、市場調査のためのデータ収集、異なる地域におけるデータ検証といったタスクを強化することができる。
GRASSネットワークは、ブロックチェーンを利用した分散型ネットワークであるため、中央集権型のネットワークに比べ安定性が高い。
- GRASSは、主要なアンチウイルスプロバイダーによって安全性が認められている
- GRASSは、DePIN(Decentralized Physical Infrastructure Network)プロジェクトである
- GRASSは、ユーザーの個人データやオンライン活動へのアクセスができないように設計されている
- 仮想通貨を購入するならコインチェックを利用できる
仮想通貨GRASS(グラス)をきっかけに仮想通貨に興味を持った方もいるだろう。日本最大級の仮想通貨取引所のコインチェックは、取引所のビットコイン手数料が無料なので、初心者でも気軽に始められる。
まだ口座を持っていない人は、コインチェック公式サイトをチェックしてほしい。