Immutable X(イミュータブル・エックス)は、イーサリアム(Ethereum)のレイヤー2ソリューションで、主にNFTやWeb3ゲームに焦点を当てたプラットフォームを提供している。イーサリアムが抱えるスケーラビリティ問題を解消することで、低コスト、高速化、低エネルギー消費を実現している。
仮想通貨(暗号資産)Immutable X(IMX)は、プラットフォームであるImmutable Xのネイティブトークンであり、手数料やステーキング、ガバナンスなどに利用される。
Immutable Xは、イーサリアムとの連携を通じて進化し続けるレイヤー2チェーンとして、NFTやWeb3ゲームの未来を切り開いていくことが期待されている。
この記事では、Immutable Xの特徴、価格動向、将来性などについて詳しく解説する。
・Immutable Xは、Immutable社が開発、運営を行う
・Immutable Xは、イーサリアム(Ethereum)のレイヤー2ソリューションである
・仮想通貨Immutable X(IMX)はImmutable Xのネイティブトークンである
・仮想通貨取引を始めるなら、国内大手取引所のコインチェックが利用できる
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仮想通貨IMX(Immutable X)とは
名称 | Immutable X(イミュータブル・エックス) |
ティッカーシンボル・通貨単位 | IMX |
ローンチ時期 | 2021年4月 |
発行上限 | 20億IMX |
コンセンサスアルゴリズム | Proof of Stake(Ethereum) |
価格* | ¥185.85 |
時価総額* | ¥319,071,387,647.21 |
時価総額ランキング* | 57位 |
取扱のある仮想通貨取引所 | コインチェック |
仮想通貨Immutable X(IMX)は、NFTやWeb3ゲームに焦点を当てたプラットフォーム・Immutable Xのネイティブトークンであり、手数料やステーキング、ガバナンスなどに利用される。
また、総供給量には上限があり、20億IMXトークンとなっている。
Immutable Xは、Immutable社により開発、運営が行われている。Immutable社は、2018年にJames Ferguson、Robbie Fergusonらによって共同設立された、オーストラリアのシドニーを拠点とするプラットフォーム開発企業である。
Immutable Xは、イーサリアム(Ethereum)のレイヤー2ソリューションで、主にNFTやWeb3ゲームに焦点を当てたプラットフォームを提供している。
そのため、イーサリアムのセキュリティを損なうことなく、ガス代ゼロでNFTの発行や取引を実現している。
IMX(Immutable X)の特徴
Immutable Xは、NFTやWeb3ゲームに焦点を当てたプラットフォームである。Immutable Xは、高いガス代、過度な電力消費、ネットワークの混雑といった、イーサリアムが抱える問題を解決するために、レイヤー2プロジェクトとして構築されている。
ここでは、そんなImmutable Xの特徴について詳しく解説する。
スケーラビリティの問題を解決
Immutable Xは、イーサリアム上のNFTに関するスケーラビリティ(Scalability)の問題を解決するレイヤー2ブロックチェーンである。
スケーラビリティとは、システムやプロセスが、増加する負荷に対してどれだけ効率的に対応できるかをを指す用語だ。
イーサリアムが抱えるスケーラビリティ問題には、NFTの作成、取引などに関連する高いガス代、ネットワークの混雑による取引の遅延、マイニングに多くのエネルギーが必要といった問題があり、NFTの需要が増加するにつれて、その問題が顕著化している。
Immutable Xは、これらの問題を解決し、イーサリアムのセキュリティを損なうことなく、ゲーム、アプリケーション、マーケットプレイスの大規模なスケーラビリティと迅速な取引を実現している。
zk-rollup技術を採用
Immutable Xは、zk-rollup(ゼロナレッジロールアップ)技術を採用したレイヤー2ソリューションである。zk-rollup技術は、イーサリアムなどのレイヤー1ネットワークにおけるスケーラビリティの課題を解決するためのレイヤー2ソリューションの一つだ。
イーサリアムのセキュリティと互換性を犠牲にすることなく、ブロックチェーンの可能性の拡大に貢献している。
この技術は、トランザクションの計算と状態の管理をオフチェーンで行い、オンチェーンにはトランザクションデータの要約とその正当性を証明するゼロ知識証明(zero-knowledge proof)だけを記録する。
ゼロ知識証明とは、本来主張を証明するために必要な個人情報などの情報公開をすることなく、主張を証明することができる技術である。
Immutable Xは、zk-rollup技術を採用することにより、オンチェーンで必要なデータ量とガス代を大幅に削減し、高速で低コストのトランザクション処理を実現している。
高度なセキュリティを維持しながら高速、低コストを実現
Immutable Xは、イーサリアムのレイヤー2ソリューションであり、イーサリアムのレイヤー1ネットワークに依存している。
レイヤー2ソリューションは、レイヤー1ネットワークのスケーラビリティやパフォーマンスを向上させるために、オンチェーンとオフチェーンの組み合わせてトランザクションを処理している。
Immutable Xは、オフチェーンでトランザクションの計算や状態の管理を行い、オンチェーンにはトランザクションデータの要約とその正当性の証明だけを記録する。これにより、イーサリアムのセキュリティや互換性を損なうことなく、高速で低コストのトランザクション処理を実現している。
仮想通貨IMX(Immutable X)は、2023年9月21日より国内大手仮想通貨取引所コインチェックの取扱銘柄として採用されており、国内でIMXを購入できるのはコインチェックだ。
コインチェックは、セキュリティやサポートに定評があるので、まだ口座をお持ちでないという方は、この機会にコインチェックの公式サイトをチェックしてみてほしい。
IMX(Immutable X)の価格動向
ここからは、IMX(Immutable X)のこれまでの価格動向を見ていこう。以下に示すのは、2022年1月から2025年1月21日までのIMX/USDチャートだ。
これまでの価格推移を見てみると、IMXは2022年1月に最高値となる6.89ドルを付けて以降、2022年年末まで下落傾向が続いていた。
2023年に入ると、価格は徐々に上昇に転じ、2023年3月には一時1.6ドル付近まで上昇したが、現在は再び下落傾向が続いている。
2022年3月、米国連邦準備制度理事会(FRB)は、2020年3月以来実施してきたゼロ金利政策の解除を決定した。これを受けて仮想通貨市場は大きく反応し、ビットコインをはじめ、主要な仮想通貨がリードする形で仮想通貨全体の価格も大きく下落した。
しかし、2023年10月後半からはビットコインの現物ETF承認期待が過熱したことから仮想通貨市場全体での上昇に連動し価格を伸ばした。
2024年1月に本承認に至ってからは一時的な下落を見せていたが、2025年1月現在は徐々に安値圏からの回復を見せている。
現在の上昇は仮想通貨に友好的な姿勢を示すドナルド・トランプ氏が米大統領選に勝利した影響もある。しかし、他の通貨に比べるとIMXの上昇幅はそれほど大きくはない。
IMXは、国内取引所のCoincheckにて扱っている。
Coincheckはスマホアプリの操作性が高く、少額の500円ほどからIMXを含む31種類の仮想通貨取引が可能だ。
この機会に、Coincheck公式サイトをチェックしてみてほしい。
IMX(Immutable X)の将来性
Immutable Xは、イーサリアム(Ethereum)のレイヤー2ソリューションで、主にNFTやWeb3ゲームに焦点を当てたプラットフォームを提供している。
仮想通貨Immutable X(IMX)は、Immutable Xのネイティブトークンとして機能するERC20トークンであり、アプリ開発やNFTの取引を通じてImmutable Xの成長に貢献するユーザーに配布される。
ここからは、そんなImmutable Xの将来性について詳しく解説する。
Immutable Passportのリリース
IMXでは、2023年12月19日にImmutable Passportを正式リリースした。Immutable Passportは、一般のゲーマーにとっての参入障壁を取り除くためのソリューションだ。
Immutable Passportのリリースにより、オンラインゲームやマーケットプレイスを横断して自身の実績や情報、デジタル資産を持ち運ぶことが可能に。
また、独自IDの発行により、Eメールとパスワードだけで各ゲームにサインイン可能な機能も追加されている。
現在のIMX価格上昇はビットコインの連れ高だけではなく、このようなIMX単体でのポジティブニュースも大きな要因だ。
2024年に仮想通貨市場が再度過熱すればWEB3.0ゲームの注目度が増すと考えられるが、Immutable Passportの発行によるIMXへの注目度は依然として高いと言えるだろう。
ガス代不要
NFTは、デジタル資産を表すユニークなトークンで、NFTの情報はブロックチェーン上に記録される。
しかし、ブロックチェーンはトランザクション処理に時間がかかり、高額なガス代(手数料)が発生するという課題がある。
この課題に対処するため、Immutable Xはzk-rollup(ゼロナレッジロールアップ)技術を採用し、イーサリアムのセキュリティを維持しつつ、NFTの発行と取引におけるガス代ゼロを可能にしている。
Immutable Xはガス代をなくすことにより、NFTの発行や取引にかかるコストが大幅に削減できるため、NFT分野で革新的な技術とビジョンを示すことができる。
大規模なスケーラビリティを提供
ブロックチェーンはトランザクション処理に制約があるため、多数のユーザーやアプリケーションをサポートするのが難しいという課題がある。
特に、イーサリアムはNFT分野で人気の高いプラットフォームなので、その人気の高さゆえに、スケーラビリティに問題が生じ、ネットワークの混雑や遅延が頻繁に発生する。
Immutable Xはイーサリアムのレイヤー2として機能し、メインネットワークに負担をかけず、トランザクションを処理する。また、1秒あたり9,000トランザクションという高速な処理性能を提供可能だ。
これにより、ゲーム、アプリケーション、マーケットプレイスなどのNFTプロジェクトを、安全かつ効率的に構築および管理できる環境を提供している。
仮想通貨IMX(Immutable X)の取引におすすめの取引所!
仮想通貨IMX(Immutable X)は、国内取引所のコインチェックで扱っている。
コインチェックは以下のような特徴を持つ取引所だ。
提供する取引の種類 | 現物取引(販売所・取引所) |
取り扱う仮想通貨 | 31種類 BTC、XRP、ETH、BCH、XEM、 LSK、LTC、ETC、XLM、MONA、 QTUM、BAT、IOST、ENJ SAND、DOT、DOGE、FNCT、CHZ、 LINK、DAI、IMX、APE、MATIC、MKR、 AXS、WBTC、AVAX、SHIB、BRIL、BC |
最小取引数量 (IMXの場合) |
現物取引(販売所):500円相当額 |
取引手数料 (IMXの場合) |
現物取引(販売所):無料、スプレッドあり |
仮想通貨の送金手数料 (IMXの場合) |
33.0 IMX |
その他のサービス | Coincheckつみたて Coincheck IEO Coincheck NFT Coincheckでんき Coincheckガス Coincheckアンケート 貸暗号資産サービス ステーキングサービス(β版) |
公式サイト | Coincheck公式サイト |
関連記事 | Coincheckの評判・口コミ |
Coincheckはマネックスグループ傘下の仮想通貨取引所で、IMXをはじめとして31種類の仮想通貨を取り扱っている。
レバレッジ取引のサービスはなく、現物取引に特化しており、取引の形式は「取引所」と「販売所」の2種類がある。
これら2種類のうち、取引所を利用してビットコインを取引する場合は、取引手数料がかからないようになっているため、ビットコインをメインの取引対象とするのであれば、Coincheckがうってつけだ。
また、Coincheckはシンプルで扱いやすい取引アプリが人気で、2019年から2023年にかけて、ダウンロード数No.1を獲得している。※対象:国内の暗号資産取引アプリ、データ協力:AppTweak
ダウンロードは無料でできるので、興味があるなら口座を開設する前に、口座開設の検討材料の1つとして取引アプリに触れてみてはいかがだろうか。
IMXの買い方
コインチェックは、2023年9月21日より国内で唯一、IMX(Immutable X)を購入できる仮想通貨取引所である。ここでは、コインチェックを例にIMXの買い方を解説する。
IMX購入までのステップは次の2つ。
・口座に入金
・購入
コインチェックの口座をお持ちでない場合、IMXの購入のために、事前にコインチェックの口座を開設する必要がある。コインチェックのアプリをダウンロード後、会員登録を行い、口座の開設を行ってほしい。
ステップ1 口座に入金
まず、銀行口座からコインチェックの口座に入金を行う。入金が完了したら、IMXを購入するための準備が整うので「販売所」をタップする。仮想通貨の一覧が表示されたら、IMXを選択する。
ステップ2 購入
購入金額を入力後、「購入」をタップして購入完了。購入したIMXを確認するには、「ウォレットを確認」をタップすると確認できる。
IMX(Immutable X)に関してよくある質問
- IMX(Immutable X)とはなんですか?
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IMX(Immutable X)は、Immutable Xのレイヤー2ソリューションで使用されるネイティブトークンである。IMXはImmutable Xプロトコルの採用を奨励し、NFTエコシステムの成長に貢献するユーザーや開発者に報酬を提供する際に利用される。
この他にも、IMXには手数料、ステーキング、ガバナンスといった用途がある。手数料としては、プロトコルの手数料として利用され、ステーキングによって報酬を受け取ることも可能だ。また、IMXを保有することでガバナンス提案に投票する権利も得られる。
- IMXの買い方を教えてください。
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IMXは国内大手取引所のコインチェックで購入することができる。
仮想通貨IMX(Immutable X)のまとめ
Immutable Xは、イーサリアム(Ethereum)のレイヤー2ソリューションで、主にNFTやWeb3ゲームに焦点を当てたプラットフォームを提供している。
Immutable Xは、zk-rollup(ゼロナレッジロールアップ)技術を採用し、イーサリアムのセキュリティを維持しつつ、NFTの発行と取引について、ガス代なしを可能にしている。
また、イーサリアムが抱えるスケーラビリティ問題を解決することで、NFTの発行と取引において、イーサリアムのセキュリティを損なうことなく、取引におけるガス代ゼロを実現している。
仮想通貨Immutable X(IMX)は、Immutable Xのネイティブトークンであり、手数料やステーキング、ガバナンスなどに利用される。
2023年9月21日より、国内大手仮想通貨取引所のコインチェックでIMXを購入できるようになった。
・仮想通貨Immutable X(IMX)は、Immutable Xのネイティブトークンである
・イーサリアムのセキュリティを損なうことなく、ガス代ゼロを実現
・Immutable Xは、イーサリアムが抱えるスケーラビリティ問題を解決
・IMXを購入するなら、コインチェックを利用できる
さて、IMX(Immutable X)をきっかけに「NFTをこれから本格的に取引してみたい」という方もおられるだろう。取扱銘柄が多い取引所として知られるコインチェックなら、30種類(2024年7月時点)の仮想通貨の中から自由に取引できる。
まだ仮想通貨取引所の口座をお持ちでないなら、この機会にコインチェックの公式サイトをチェックしてほしい。