LayerZero(レイヤーゼロ/仮想通貨(暗号資産)ZRO)は、異なるブロックチェーン間で直接データや資産をやりとりするためのプロトコルである。
これにより、複数のブロックチェーンで動作する分散型アプリケーション(dApps)を比較的簡単に開発できる。
LayerZeroは、異なるブロックチェーン間で直接データや資産をやり取りできる直接通信や、高度なセキュリティといった特徴的な仕組みを通して、ブロックチェーン間の取引をより簡単にすることができる。
本記事ではLayerZeroの特徴、将来性などについて詳しく解説する。
- LayerZeroとは、異なるブロックチェーン間でのデータや資産のやり取りを可能にするプロトコルである
- Ultra Light Nodes (ULNs)、Security Stack、Executorという仕組みを組み合わせている
- 仮想通貨(暗号資産)LayerZero(ZRO)は、ネットワーク内でネイティブトークンとして機能する
- 仮想通貨取引を始めるなら、国内大手取引所のコインチェックが利用できる
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LayerZero(レイヤーゼロ/仮想通貨ZRO)とは?
名称 | LayerZero |
ティッカーシンボル・通貨単位 | ZRO |
発行上限* | 10億ZRO |
価格* | ¥928.07 |
時価総額* | ¥102,931,504,132.22 |
時価総額ランキング* | 129位 |
取り扱いのある主な仮想通貨取引所 | Binance OKX Coinbase Exchange |
LayerZero(レイヤーゼロ/仮想通貨ZRO)とは、異なるブロックチェーン間でのデータや資産のやり取りを可能にするプロトコルである。
後述するUltra Light Nodes (ULNs)、Security Stack、Executorという仕組みを組み合わせることにより、異なるブロックチェーン間でのやり取りを容易にする高い相互運用性、高速なトランザクション処理、高度で信頼性の高いセキュリティを実現する。
仮想通貨LayerZero(ZRO)は、ネットワーク内でネイティブトークンとして機能し、主にトランザクションの支払い手段やセキュリティとネットワークの安全性を維持するためのインセンティブ、ガバナンスなどに使用される。
ZROの価格は、2024年12月19日現在、約928円であり、時価総額は約1,029億円である。時価総額ランキングでは129位に位置している。
LayerZero(レイヤーゼロ/仮想通貨ZRO)の特徴
仮想通貨LayerZero(ZRO)は、異なるブロックチェーン間でのやり取りを容易にする高い相互運用性、高速なトランザクション処理、高度で信頼性の高いセキュリティを実現する。
ここでは、そんなLayerZeroの特徴について詳しく解説する。
- Ultra Light Nodes (ULNs)
- Security StackとExecutor
Ultra Light Nodes (ULNs)
LayerZeroは、異なるブロックチェーンを接続するために作成されたプロトコルである。
その中でも、Ultra Light Nodes (ULNs)は、LayerZeroが異なるブロックチェーン間のトランザクションを検証する上で重要な役割を担っている。
ULNsは、軽量版のノードで、ブロックチェーンの履歴を完全な状態で保持する必要がない。必要な情報のみを保持し、検証することで、ノードサイズとストレージ容量を削減し、トランザクションの高速化を実現する。
ULNsは、軽量版のノードという特徴を生かし、高速な通信、スケーラビリティの向上、セキュリティの強化などが期待できる。
Security StackとExecutor
Security StackとExecutorは、異なるブロックチェーン間でメッセージやトランザクションを中継する役割を担う。
具体的には、Security Stack(セキュリティ・スタック)がトランザクションが有効であることを証明し、Executor(エクスキューター)がメッセージの実行を担当する。
LayerZeroは、トランザクションの検証を行うために、Decentralized Verifier Networks (DVNs)を使用する。
DVNsは、複数の独立したノード(コンピュータ)から構成されており、これらのノードが協力してメッセージの正当性を確認する。
また、トランザクションの検証とメッセージの実行が分離されることにより、セキュリティと効率性の向上が期待できる。
LayerZero(レイヤーゼロ/仮想通貨ZRO)の価格動向
ここからは仮想通貨LayerZero(ZRO)の価格動向を見ていこう。以下に示すのは、2024年6月20日から2024年12月19日までのZRO/USDチャートだ。
仮想通貨LayerZero(ZRO)は、ネットワーク内でネイティブトークンとして機能し、主にトランザクションの支払い手段やセキュリティとネットワークの安全性を維持するためのインセンティブ、ガバナンスなどに使用される。。
ZROの価格は、2024年12月19日現在6.0ドル付近で推移している。2024年6月から上昇・下落を繰り返すレンジ相場が形成されていたが、現在はレンジを抜け最高値更新中だ。
2024年上半期は、米国でビットコイン現物ETFが承認されたことやビットコインの半減期などが話題を集め、仮想通貨市場全体の盛り上がりを後押ししていたが、6月以降の仮想通貨市場は、一時期の盛り上がりが影を潜め、落ち着いた相場展開となっている。
なお、12月現在はビットコインが最高値を更新するなど市場が盛り上がっており、ZROの上昇にも追い風となっている。
今後のZROの価格動向は、仮想通貨市場の動向に大きく左右されるが、ZROの技術的な革新性は分散型金融(DeFi)や分散型アプリケーション(dApps)分野で期待されており、今後のプロジェクトの進展による価格の押し上げ効果も期待できる。
ZROは国内仮想通貨取引所での取扱いがないため、まず国内の取引所で元手となる仮想通貨を購入し、海外の取引所で購入するという流れが一般的だ。
元手となる仮想通貨の購入は、セキュリティやサポートに定評があるコインチェックがおすすめだ。
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仮想通貨取引におすすめの取引所3選!
LayerZeroをきっかけに仮想通貨取引に興味を持った方も多いだろう。
そこで以下では、仮想通貨取引におすすめな国内取引所を3社紹介していく。
Coincheck
提供する取引の種類 | 現物取引(販売所・取引所) |
取り扱う仮想通貨 | 31種類 BTC、XRP、ETH、BCH、XEM、 LSK、LTC、ETC、XLM、MONA、 QTUM、BAT、IOST、ENJ SAND、DOT、PLT、FNCT、CHZ、 LINK、DAI、IMX、APE、MATIC、MKR、 AXS、WBTC、AVAX、SHIB、BRIL、BC |
最小取引数量 (ビットコインの場合) |
現物取引(販売所):500円相当額 現物取引(取引所):0.005 BTC以上、かつ500円(相当額)以上 |
取引手数料 (ビットコインの場合) |
現物取引(販売所):無料、スプレッドあり 現物取引(取引所):無料 |
仮想通貨の送金手数料 (ビットコインの場合) |
0.0005~0.016 BTC |
その他のサービス | Coincheckつみたて Coincheck IEO Coincheck NFT Coincheckでんき Coincheckガス Coincheckアンケート 貸暗号資産サービス ステーキングサービス(β版) |
公式サイト | Coincheck公式サイト |
関連記事 | Coincheckの評判・口コミ |
Coincheckはマネックスグループ傘下の仮想通貨取引所で、ビットコインをはじめとして31種類の仮想通貨を取り扱っている。
レバレッジ取引のサービスはなく、現物取引に特化しており、取引の形式は「取引所」と「販売所」の2種類がある。
これら2種類のうち、取引所を利用してビットコインを取引する場合は、取引手数料がかからないようになっているため、ビットコインをメインの取引対象とするのであれば、Coincheckがうってつけだ。
また、Coincheckはシンプルで扱いやすい取引アプリが人気で、2019年から2023年にかけて、ダウンロード数No.1を獲得している。※対象:国内の暗号資産取引アプリ、データ協力:AppTweak
ダウンロードは無料でできるので、興味があるなら口座を開設する前に、口座開設の検討材料の1つとして取引アプリに触れてみてはいかがだろうか。
bitbank
提供する取引の種類 | 現物取引(販売所・取引所) |
取り扱い銘柄数 | 40種類 |
最小取引数量 (BTCの場合) |
現物取引(販売所):0.0001 BTC 現物取引(取引所):0.0001 BTC |
取引手数料 (BTCの場合) |
現物取引(販売所):無料、スプレッドあり 現物取引(取引所):Maker -0.02%、Taker 0.12% |
仮想通貨の送金手数料 (BTCの場合) |
0.0006 BTC |
その他のサービス | 貸して増やす(レンディングサービス) |
公式サイト | bitbank公式サイト |
関連記事 | bitbankの評判・口コミ |
bitbankは、豊富な銘柄を扱う仮想通貨取引所である。
販売所形式だけではなく取引所でもビットコインを含む40銘柄の取引が可能だ。
また、ほとんどの銘柄を取引所から売買できるため、取引コストを抑えられる点が魅力となっている。
セキュリティ面に力を入れていることも、bitbankの重要な特徴の1つであり、2018年には第三者機関からセキュリティ性能での日本一*の評価を与えられたこともある。*2018年10月3日 ICORating調べ
SBI VCトレード
名称 | SBI VCトレード |
提供する取引の種類 | 現物取引(販売所・取引所) レバレッジ取引(販売所) |
取り扱う仮想通貨 | 24種類 BTC、ETH、XRP、LTC、 BCH、DOT、LINK、ADA、 DOGE、XLM、XTZ、SOL、 AVAX、MATIC、FLR、OAS、 XDC、SHIB、DAI、ATOM APT、HBAR、ZPG、NEAR |
最小取引数量 (ビットコインの場合) |
販売所:0.00000001BTC 取引所:0.00000001BTC レバレッジ取引:0.00000001BTC |
取引手数料 (ビットコインの場合) |
販売所:無料※スプレッドあり 取引所:Maker -0.01%、Taker 0.05% レバレッジ取引:建玉金額×0.04%/日 |
日本円の入金手数料 | 無料 |
日本円の出金手数料 | 無料 |
仮想通貨の入金手数料 | 無料 |
仮想通貨の出金手数料 | 無料 |
公式サイト | SBI VCトレード公式サイト |
関連記事 | SBI VCトレードの評判・口コミ |
SBI VCトレードはSBIグループのSBI VCトレード株式会社が運営する国内大手の仮想通貨取引所だ。
ビットコインを始めとしたメジャー通貨だけでなく、国内では珍しいマイナーな通貨も豊富に扱っている。
また、多くの関連サービスが提供されている点も特徴だ。
レバレッジ取引やレンディング(貸暗号資産)、仮想通貨の積み立てと、短期・長期の両方で利用しやすいサービスが多く、取引の選択肢を広げられる。
ぜひこの機会にSBI VCトレード公式サイトをチェックしてみてほしい。
LayerZero(レイヤーゼロ/仮想通貨ZRO)の将来性
LayerZero(レイヤーゼロ/仮想通貨ZRO)は、ネットワーク内でネイティブトークンとして機能する。
ここからは、そんなZROの将来性を考察してみよう。
- 著名な投資家による支援
- 開発者に柔軟性を提供
著名な投資家による支援
LayerZeroは、仮想通貨取引所Coinbaseの投資部門であるCoinbase Ventures、ブロックチェーンと仮想通貨に特化した投資ファンドとして知られるMulticoin Capitalなど、数多くの著名な投資家、投資ファンドから支援を受けている。
これらの投資家や投資ファンドによる支援は、同プロジェクトに対する高い期待と将来性を示している。
また、LayerZeroは、Ethereum(イーサリアム)のようなメジャーなブロックチェーン以外に、Aptos(アプトス)やSolana(ソラナ)といった将来性の高い新興ブロックチェーンにも対応している。
このことは、LayerZeroが常に最新の技術動向を把握し、将来性の高いブロックチェーンへの対応を積極的に進めていることを示している。
開発者に柔軟性を提供
通常、ブロックチェーン間でデータをやり取りするためには、すべてのブロックチェーンの情報を保持する必要がある。
全てのブロックチェーン情報を保持することは、メッセージの実行によるガス代(手数料)の高騰、処理速度の遅延といった課題につながる。
しかし、LayerZeroは、Ultra Light Nodes (ULNs)を採用することにより、この課題を解決している。
これにより、メッセージの実行に必要な手数料を大幅に削減することができ、開発者はガス代を気にすることなくアプリケーションの機能開発に集中できる。
LayerZeroは、異なるブロックチェーン間で直接データや資産をやりとりできるプロトコルとしての革新性と、開発者への柔軟性を提供できるため、同様のプロトコルに比べ優位性が高い。
LayerZero(レイヤーゼロ/仮想通貨ZRO)の注意点/リスク
LayerZero(レイヤーゼロ/仮想通貨ZRO)は、数多くの著名な投資家、投資ファンドから支援を受けており、将来性が期待されている一方で、注意点やリスクも存在する。
ここからは、そんなLayerZeroの注意点やリスクについて詳しく解説する。
事前予測が難しいエラーが発見される可能性
LayerZeroは、これまでにない革新的な技術を使用しているため、開発者が事前に予測できない不具合やエラーが発見される可能性がある。
これらの不具合は、システムがリリースされてから発見されることが多い。また、、セキュリティの脆弱性も同様にリリース後発見されることが多い。
LayerZeroのような、多くの開発者により開発されるシステムは、非常に多くのプログラミングコードやコンポーネントから構成されており、すべての不具合やセキュリティの脆弱性を事前に把握することが難しい。
悪意のある第三者がネットワークの脆弱性を発見すると、脆弱性を利用してネットワークに不正アクセスし、データを改ざんしたり、盗んだりすることが可能になる。
最新技術を活用するシステムを利用する際は、これらのリスクがあることを常に念頭におくことが重要である。
国内の規制が及ばない
ZROは12月19日現在、6米ドル付近に推移しており、その価格は一定の価格を維持している。OKXやCoinbase Exchangeなど、海外の大手仮想通貨取引所に上場している。
しかし、現状日本国内の取引所ではZROを取引することはできない状況である。ZROを取引するには海外の取引所を利用することができるが、利用に際しては十分な注意が必要だ。
日本国内では、金融庁に登録された仮想通貨取引所が、法令に基づき適切な運営が行われている。
しかし、金融庁に登録されていない海外の取引所に関しては、日本の法令に従う義務がない。
そのため、日本の規制が及ばない海外の取引所での取引は、消費者保護の観点から十分な注意が必要だ。
金融庁に登録していない取引所は、「運営の透明性が欠けていないか」、「運営会社は信頼できるか」など、大切な資産を守るために十分な調査が必要だ。
LayerZero(レイヤーゼロ/仮想通貨ZRO)のまとめ
LayerZero(レイヤーゼロ/仮想通貨ZRO)は、Ultra Light Nodes (ULNs)、Security Stack、Executorという仕組みを組み合わせ、高い相互運用性、高速なトランザクション処理、高度で信頼性の高いセキュリティを実現する。
Security Stack(セキュリティ・スタック)がトランザクションが有効であることを証明し、Executor(エクスキューター)がメッセージの実行を担当する。
仮想通貨LayerZero(ZRO)は、ネットワーク内でネイティブトークンとして機能し、主にトランザクションの支払い手段やセキュリティとネットワークの安全性を維持するためのインセンティブ、ガバナンスなどに使用される。
LayerZeroは、Ethereum(イーサリアム)のようなメジャーなブロックチェーン以外に、Aptos(アプトス)やSolana(ソラナ)といった将来性の高い新興ブロックチェーンにも対応している。
- Ultra Light Nodes (ULNs)は、LayerZeroが異なるブロックチェーン間のトランザクションを検証する
- Security StackとExecutorは、メッセージやトランザクションを中継する役割を担う
- LayerZeroは、数多くの著名な投資家、投資ファンドから支援を受けている
- 仮想通貨を購入するなら、コインチェックを利用できる
「仮想通貨に興味があるけど、どこで始めればいいかわからない」という人もいるだろう。国内仮想通貨取引所のコインチェックは、仮想通貨の初心者でも簡単に取引できる環境を提供している。
まだ取引所の口座を持っていないという人は、この機会にコインチェックの公式サイトをチェックしてみてほしい。