今回取り上げるモナコインは、日本発祥の仮想通貨(暗号資産)であり、その名を知っている方も多いのではないだろうか。
2014年に生まれ、一時は日本を中心として高い人気を誇っていたが、近年はその人気に陰りがあり、将来性も決して良好とは言えない状態となりつつあると言われている。
この記事では、そんなモナコインについて、主な特徴やこれまでの価格動向、その将来性などについて徹底解説していく。
- モナコインは、2014年1月にローンチされた日本発祥の仮想通貨
- 日本ではサブカルチャーのプラットフォームで、クリエイターへの投げ銭として用いられている
- 日本では知名度と人気がある一方、海外での知名度は乏しく、そもそも扱っている海外取引所が少ない
- ガラパゴス的な存在であることなどから、時価総額ランキングは940位*まで落ち込んでいる
- モナコインを取引するならCoincheckがおすすめ
*2024年12月11日時点、CoinMarketCap調べ
モナココインは国内でも多くの仮想通貨取引所で取り扱われている。
その中でも、Coincheckなら仮想通貨初心者の方にとってもシンプルで扱いやすい取引ツールを提供している。
モナコインに興味がある方は、ぜひCoincheck公式サイトも、合わせてチェックしておくとよいだろう。
モナコイン(MONA)とは?
名称 | モナコイン、モナーコイン |
ティッカーシンボル・通貨単位 | MONA |
価格* | ¥51.24 |
時価総額* | ¥3,359,259,845 |
時価総額ランキング* | 940位 |
取り扱いのある主な仮想通貨取引所 | Coincheckなど |
モナコイン(MONA)は、ライトコイン(LTC)をベースにして開発された日本発祥の仮想通貨で、通貨のデザインには有名なアスキーアートの「モナー」が用いられている。
ライトコインなどのマイニングプールを運営していたMr.Watanabeという人物の手によって、2013年12月にβ版、2014年1月1日に正式版がローンチされた。
古参と呼べる通貨の1つであり、さらに日本発祥ということから、国内でもコインチェックなど、モナコインを取り扱う仮想通貨取引所は多い。
なお、時価総額は約33億円で、時価総額ランキングでは940位*にランクインしている。*2024年12月11日時点、CoinMarketCap調べ
モナコイン(MONA)の特徴
仮想通貨「モナコイン」は、主に次のような特徴を有している。
- ライトコインをベースにして開発された
- 投げ銭などに用いられている
- NFTの発行や売買ができる
ライトコインをベースにして開発された
先ほども述べたように、モナコインはライトコイン(LTC)をベースにして開発された仮想通貨である。
さらに、ライトコインはビットコインをベースにしているため、モナコインはライトコインとビットコインの両方に似た特徴を持っている。
この3つの通貨は、いずれもコンセンサスアルゴリズム(取引の記録をブロックに記録する際(ブロックを生成する際)に必要な、合意形成の仕組み)にプルーフ・オブ・ワーク(PoW)が採用されている。
また、ブロックの生成に成功したネットワーク参加者へのマイニング報酬が半減する「半減期」が、3通貨のいずれにも存在する。
投げ銭などに用いられている
モナコインは日本発祥の仮想通貨で、日本のサブカルチャーとモナコインを結びつけたオンラインのサービスがいくつも存在する。
例えば、モナコインのオンラインウォレット兼、各種モナコイン関連のサービスへのポータルサイトである「Monappy(モナッピー)」では、イラストや漫画など自分が気に入った作品への投げ銭として、モナコインが用いられている。
他にも、パソコンやAV機器、ホビーなどを多く扱う通販サイト「Bitcoinmall(ビットコインモール)」では、モナコインを使ってネットショッピングを楽しむことができる。
NFTの発行や売買ができる
モナコインのブロックチェーンは、NFT(非代替性トークン)にも対応している。
例えば、コミュニティによって開発されたプラットフォーム「MonaParty(モナパーティー)」では、「MONACARD(モナカード)」と呼ばれるトレーディングカード型のNFTを、モナコインのブロックチェーンを基盤にして発行することができる。
ちなみに、MonaPartyではほかにもさまざまなプロダクトが用意されている。DEX(分散型取引所)でMONACARDをユーザー同士で交換したり、MONACARDでカードバトルをしたりすることも可能だ。
また、2022年10月28日には株式会社モナトカがMONACARD向けのNFTマーケットプレイス「もなこっと」のローンチ予定を発表しており、より手軽にMONACARDに触れることができるようになった。
モナコイン(MONA)の価格動向
ここで、モナコインのこれまでの価格動向を確認しておこう。
2017年からの過去価格動向
まずは、2015年末ごろから2023年までの過去値動きを、MONA/USDチャートで振り返ってみよう。
一見してわかるとおりモナコインは、2017年末に大きく価格が高騰している。
これはいわゆる“ビットコインバブル”に起因したもので、同時期にビットコインやイーサリアムなど、モナコイン以外の主要銘柄も軒並み大きな高騰を見せた。
ところが、2018年にバブルが崩壊すると一転して急落してしまい、これ以降モナコインでは、バブル期に起きたような大きな値動きが発生していない。
ここで、同じ2017年以降の値動きを、BTC(ビットコイン)/USDの通貨ペアと比べてみよう。
両者を見比べると、モナコインは2017年末以降に大きな値動きが見られない一方で、ビットコインは2020年末頃から大きく高騰して、2017年のビットコインバブル期につけた高値を大幅に更新していることがわかる。
ちなみに、ここでは代表的な事例としてビットコインを取り上げたが、2020年末頃から仮想通貨市場全体が活況になる中で、ビットコイン同様に大幅に高騰した銘柄は数多く存在する。
つまり、近年のモナコインは他の主要な銘柄と比べて、投資対象としての需要や注目度が大きく劣ってきていると言えるだろう。
2023年からの直近の価格動向
次に、2023年から2024年現在の価格動向も見てみよう。
2023年2月上旬に一度価格が大きく上昇したものの、その後下落基調にあったことがわかるだろう。
2023年6月中旬に一度大きく価格が上昇しているが、その後はすぐに反発をしており、2023年~2024年にかけては停滞した相場が続いている。
2024年12月現在は仮想通貨に友好的な姿勢を示すドナルド・トランプ氏は大統領選で当選した影響で仮想通貨市場全体で上昇しているが、モナコインはその恩恵を受けていない。
モナコインの今後の動向に注目が集まっている。
そんなモナコイン(MONA)は、大手国内取引所であるCoincheckで取引することができる。
モナコインを取引してみたいという方はぜひこの機会に、モナコインを取引するのにおすすめのCoincheckの公式サイトもチェックしてみてほしい。
モナコイン(MONA)はコインチェックで購入できる
提供する取引の種類 | 現物取引(販売所・取引所) |
取り扱う仮想通貨 | 31種類 BTC、XRP、ETH、BCH、XEM、 LSK、LTC、ETC、XLM、MONA、 QTUM、BAT、IOST、ENJ、 SAND、DOT、PLT、FNCT、CHZ、 LINK、DAI、IMX、APE、MATIC、MKR、 AXS、WBTC、AVAX、SHIB、BRIL、BC |
最小取引数量 (モナコインの場合) |
現物取引(販売所):500円相当額 現物取引(取引所):1.0 MONA以上、かつ500円(相当額)以上 |
取引手数料 (モナコインの場合) |
現物取引(販売所):無料、スプレッドあり(0.1~5.0%) 現物取引(取引所):無料 |
仮想通貨の送金手数料 (モナコインの場合) |
0.001MONA |
その他のサービス | Coincheckつみたて Coincheck IEO Coincheck NFT Coincheckでんき Coincheckガス Coincheckアンケート 貸暗号資産サービス ステーキングサービス(β版) |
公式サイト | Coincheck公式サイト |
関連記事 | Coincheckの評判・口コミ |
Coincheckは、マネックス証券を中心とした金融グループ「マネックスグループ」に属している仮想通貨取引所だ。
31種類の仮想通貨を取り扱っており、それらをワンコイン(500円)から購入することができる。
取引ツールは、直感的に操作できるシンプルなつくりになっていて人気が高い。過去にはアプリのダウンロード数No.1*に輝いたこともある。*対象:国内の暗号資産取引アプリ データ協力:AppTweak
自動積み立てやIEOなどのサービスも充実しており、それらの関連サービスを目的にCoincheckを使ってみるのもよいだろう。
モナコイン(MONA)の購入方法
続いては、先ほど取り上げたCoincheckを例にして、モナコインの購入方法を確認していこう。
- Coincheckで口座を開設する
- 購入資金を入金する
- モナコインの値動きを分析する
- 数量を決めて購入する
Coincheckで口座を開設する
まずはCoincheck公式サイトにアクセスして、口座開設を申し込もう。
Coincheckの口座開設手順は以下のステップで、すべての手続きがオンライン上で完結する。
- メールアドレスを登録する
- 各種重要事項を確認する
- 電話番号認証をおこなう
- 個人情報を入力する
- 本人確認書類を提出する
なお口座開設の詳しい流れは、以下の記事において画像を交えながら解説しているので、利用を考えている方は、ぜひそちらも参考にしてみてほしい。
購入資金を入金する
口座開設が完了したら、次はその口座にモナコインを購入するための資金を入金しよう。
Coincheckの場合、入金方法は銀行窓口やATMなどから振り込む振込入金と、インターネットバンキングを用いたクイック入金のコンビニ入金の3種類から選択可能だ。
自分が利用しやすい入金方法を利用して、購入資金を口座へ入金してみよう。
モナコインの値動きを分析する
口座への入金が完了すると、いつでも取引を始めることができる。
モナコインに限らず仮想通貨は、他の金融商品と比べると、価格変動リスクが大きい。
そのため、軍資金を入金して取引を始める準備ができても、いきなり手を出すのではなく、まずは落ち着いて値動きを確認しよう。
数量を決めて購入する
値動きを確認して、取引のチャンスを見定めたら、いよいよモナコインを購入してみよう。
成行注文を利用する場合は、基本的には購入する数量を指定して、注文を出すだけでよい。
また成行注文以外に、指値注文や逆指値注文、OCO注文などの注文方法も揃っているので、それらを駆使してより有利な価格での購入を狙ってみるのもよいだろう。
以上、Coincheckを例にして、モナコインを購入する方法を紹介した。
Coincheckなら、オンラインで口座を開設することができ、高性能な取引ツールを使って、モナコインの取引を楽しめる。
興味がある方は、ぜひこの機会にCoincheckの公式サイトにアクセスしてサービスの詳細を確かめてみよう。
モナコイン(MONA)の今後の見通し・将来性
最後に、モナコインの将来性について考察してみよう。
- 約3年周期で半減期が来る
- 日本のローカルな仮想通貨で、海外での人気は低い
- 開発が進められている様子がなく、公式サイトの更新すら長らくストップしている
- 今後のモナコイン(MONA)のファンの広がりはいかに
約3年周期で半減期が来る
先ほど、モナコインの特徴の紹介で半減期があることを挙げたが、モナコインの半減期は約3年周期となっており、次回の半減期は2026年頃になる見込みだ。
半減期によってモナコインの供給量が減少すれば、希少価値が上がり、それが価格にも反映される可能性がある。
そのため、半減期は投資家にとって大きなイベントの1つであり、注目を浴びることで短期的に値動きの急変動が発生することも考えられる。
日本のローカルな仮想通貨で、海外での人気は低い
モナコインは日本発祥の仮想通貨であり、日本ではサブカルチャーのコミュニティを中心にして親しまれている。半面、海外からの需要は乏しく、そもそもモナコインを取り扱っている海外取引所自体が少ない。
また、昨今の仮想通貨市場は、グローバルで多目的に活躍するブロックチェーンや仮想通貨ほど人気を集める傾向がある。一時は時価総額ランキングで100位以内に入ることもあったモナコインだが、今や940位(2024年12月11日時点)まで順位を落としている。
さらに、ブロックチェーンと仮想通貨は次々と高性能なものが生まれてくるので、ここからモナコインがグローバルな人気を得て返り咲くことは、現実的に考えると厳しいのかもしれない。
開発が進められている様子がなく、公式サイトの更新すら長らくストップしている
仮想通貨の投資家の多くは、投資対象の将来性を見極めるために、各銘柄の公式サイトにあるさまざまなドキュメント、具体的には各種仕様を示すテキストやホワイトペーパー、ロードマップに目を通している。
また、アップデートが着実におこなわれているかどうかなども、見極めのための重要な指標になる。
モナコインの公式サイトがどうなっているのかを覗いてみると、1ページのみでほぼ完結するいわゆる“ペラサイト”であり、投資判断の指標になり得るホワイトペーパーやロードマップなどは一切存在しない。
さらに、モナコインはアップデートどころか、公式サイトの更新すら2018年でストップしているようで、こうした点からもモナコインの将来性は期待薄だと言わざるを得ないだろう。
今後のモナコイン(MONA)のファンの広がりはいかに
再三になるが、モナコイン(MONA)は日本でローカルな仮想通貨であり、日本を中心に親しまれている。
そんな中で、MONACARDをモナコイン(MONA)を使って取引することのできるNFTマーケットプレイスが2022年末にローンチされるなど、一定数の根強いファン・コミュニティがあることが予想される。
今後も、そのような形でいかにしてより多くの人にモナコイン(MONA)を広げていくことができるのか、という面にも注目しすることができるだろう。
そんなモナコインだが、国内大手取引所のCoincheckで取引することができるので、ぜひこの機会にCoincheckの公式サイトをチェックしてみてほしい。
モナコイン(MONA)の今後まとめ
今回はモナコインについて、その特徴や今後の見通しなどを解説した。
- モナコインは、2014に生まれた日本発祥の仮想通貨
- ライトコインをベースにしているため、ライトコインやビットコインに似た特徴を持つ
- 日本のサブカルチャーのプラットフォームで、投げ銭として用いられている
- NFTの発行も可能で、トレーディングカード型のNFT「MONACARD」など、ユニークなNFTもある
- モナコインを取引するなら国内大手取引所のCoincheckがおすすめ
モナコインは日本発祥の仮想通貨で、国内ではサブカルチャーのコミュニティを中心にして、投げ銭や決済通貨などに用いられている。
国内では取り扱いのある仮想通貨取引所も多いので、気になる方は実際にモナコインに触れてみてはいかがだろうか。
なお、これからモナコインへの投資を始める方には、Coincheckが初心者でも扱いやすい取引ツールを提供している。
まだ口座をお持ちでないなら、ぜひこの機会にCoincheckの公式サイトアクセスして検討してることをおすすめする。