MANTRA(マントラ)は、現実世界の資産(RWA)のトークン化に特化したLayer1(レイヤー1)ブロックチェーンである。
世界中でデジタル資産への規制が進められている中で、MANTRAは規制要件への対応を目指しており、アート、商品、不動産などの資産をフラクショナライズおよびトークン化する機能を提供する。
この記事では、仮想通貨(暗号資産)OM・MANTRAの特徴、最新の価格動向、将来性、リスクなどについて詳しく解説する。
なお、本記事は仮想通貨(暗号資産)OM・MANTRAへの投資を推奨する目的ではない点にご留意いただきたい。
- MANTRAは、RWAのトークン化に特化したLayer1ブロックチェーンである
- MANTRAは、アート、商品、不動産などのRWAの分割所有とトークン化を可能にする
- 仮想通貨OMは、ガバナンスやステーキングなどに用いられる
- 価格が急落する局面があり、その原因は今のところ不明である
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仮想通貨OM・マントラ/MANTRAとは

名称 | MANTRA |
ティッカーシンボル・通貨単位 | OM |
発行上限* | 制限なし |
価格* | 約924.41円 |
時価総額* | 約8907億8000万円 |
時価総額ランキング* | 19位 |
取り扱いのある主な仮想通貨取引所 | Binance Gate.io MEXC OKX |
MANTRA(マントラ)は、現実世界の資産(RWA)のトークン化に特化したLayer1ブロックチェーンである。
デジタル資産に対する規制要件への準拠を念頭に、アート、商品、不動産などのRWAの分割所有とトークン化を可能にし、RWAのオンチェーンエコシステムの構築を目指している。
仮想通貨OMは、MANTRAネットワークのネイティブコインとして機能する。もともとERC20トークンとしてローンチされたが、現在はERC-20トークンからMANTRAネットワーク向けのトークンへの移行が進められている。
仮想通貨OMは、ガバナンスやステーキングなどに用いられ、インフレ型の供給モデルとなっている。
仮想通貨OMの価格は、2025年4月11日現在、約924.41円であり、時価総額は約8907億8000万円である。時価総額ランキングでは19位位置している。
追記:2025年4月14日現在、仮想通貨OMの価格は0.72ドル付近に急落している。(詳細は仮想通貨OM・マントラ/MANTRAの価格動向で解説)

仮想通貨OM・マントラ/MANTRAの特徴
ここからは、仮想通貨OM・MANTRA(マントラ)の特徴について詳しく見ていこう。
- 規制準拠を前提とした設計
- オープンなブロックチェーン
- インフレ型トークノミクス
規制準拠を前提とした設計
MANTRAは、現実世界の資産(RWA)のトークン化に特化したLayer1ブロックチェーンとして構築されている。
これにより、トークン化されたRWAが、より安全に利用できる環境をユーザーに提供することを目指している。
また、MANTRAは現実世界の法律やルール(規制要件)を守ることを前提に設計されている。
この規制準拠を前提とした設計により、これまで難しかった金融機関や企業との連携を容易にし、アートや不動産、商品といった多様な資産をブロックチェーン上で効率的に管理・流通させることを目指している。
オープンなブロックチェーン
MANTRAは、誰でもネットワークに参加し、トランザクションを送信したり、ネットワークの状態を閲覧したりできるオープンなブロックチェーンである。
オープンなブロックチェーンである一方で、Permissioned(許可型)アプリケーションを構築することができる。
これは、開発者が特定の条件や制限を設定して、安全で効率的なアプリケーションを作成できることを意味する。
これにより、開発者はユーザーのアクセス権限を管理し、プライバシーやセキュリティを強化するための機能を実装できる。
インフレ型トークノミクス
仮想通貨OMは、これまで最大供給量を888,888,888枚に定めるハードキャップ制を導入していたが、現在はインフレ型の供給モデルに変更されている。
この変更は、MANTRA DAOのコミュニティメンバーらによって提案され、スナップショット投票を通じて承認済みであり、現在は3%のインフレ率が適用されている。
また、増えたトークンの60%は、ネットワークの安全性を確保するためのステーキング報酬に使われ、残りの40%はプロジェクトの発展や流通促進のために使用される予定となっている。
仮想通貨OM・マントラ/MANTRAの価格動向
ここからは、仮想通貨OMの価格動向を見ていこう。以下に示すのは、2024年5月1日から2025年4月14日までのOM/USDTチャートだ。

2025年4月14日現在、仮想通貨OMの価格は0.72ドル付近で推移している。
2025年5月から2025年4月12日まで、上昇傾向を継続しており、多くのアルトコインの価格が、最近の弱気な仮想通貨市場の影響で下落するなか、仮想通貨OMは堅調な推移を見せている数少ない仮想通貨であった。
そんななか、2025年4月14日現在、価格は高値から90%以上急落している。この急落に対し、仮想通貨コミュニティでは、プロジェクトを放棄して資金を持ち逃げする行為(出口詐欺)が行われた可能性が指摘された。この指摘に対し、マントラのプロジェクト運営側は詐欺であるとの指摘を否定し、次のような説明をしている。
「無謀な清算(リクイデーション)によって引き起こされたものであり、プロジェクト自体に関係するものではない。」
MANTRA community – we want to assure you that MANTRA is fundamentally strong. Today’s activity was triggered by reckless liquidations, not anything to do with the project. One thing we want to be clear on: this was not our team. We are looking into it and will share more details…
— MANTRA | Tokenizing RWAs (@MANTRA_Chain) April 13, 2025
その後トークンのBuyback(バイバック)が行われる旨が発表されたが、価格はほとんど回復していない。
現在、オンチェーンデータの精査が進行中であり、真相の全容については引き続き注視が必要である。
仮想通貨は、価格変動が激しいため、適切なタイミングで取引することが重要だ。
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仮想通貨OM・マントラ/MANTRAの将来性
ここからは、仮想通貨OM・MANTRA(マントラ)の将来性を考察してみよう。
- 伝統資産とブロックチェーンの融合
- 多角的なパートナーシップ
伝統資産とブロックチェーンの融合
近年、伝統的な金融資産とブロックチェーン技術の融合が加速している。
そんななか、MANTRAが提供するRWAのトークン化は、これまで流動性の低かった資産をよりアクセス可能にし、新たな投資機会を創出することを目指している。
MANTRAは、オープンな環境でネットワークへのアクセスに特定の許可が必要のないオープンなブロックチェーンである一方で、Permissioned(許可型)アプリケーションも構築できる。
多角的なパートナーシップ
MANTRAは、RWAのトークン化を推進するため、積極的にパートナーシップを構築している。
2024年10月には、「Google Cloud」とRWAトークン化の分野でパートナーシップを締結している。
Google Cloudのインフラストラクチャや技術を活用することで、MANTRAの技術基盤が強化され、よりスケーラブルで信頼性の高いRWAトークン化サービスの提供できる可能性がある。
また、2025年1月には、ドバイの不動産デベロッパーである「DAMAC」と10億ドル規模の契約を締結している.
仮想通貨OM・マントラ/MANTRAのリスク・注意点
ここからは、仮想通貨OM・MANTRA(マントラ)の注意点やリスクについて詳しく解説する。
価格変動リスク
仮想通貨OMは、2025年4月14日現在、価格の急落に直面している。
この急落に対し、仮想通貨コミュニティでは、投資家から資金を集めた後、突然プロジェクトを放棄して資金を持ち逃げする行為(出口詐欺)の可能性が指摘されるなど、動揺が広がっている。
現状、真相の全容解明には至っていないことを考慮すると、今後も引き続き激しい価格変動に見舞われる可能性がある。
また、仮想通貨市場全体のセンチメントやRWAに対する規制リスクも存在しており、さまざまな要因で価格が大きく変動するリスクがあることに注意が必要だ。
なお、仮想通貨OMに限ったことではないが、今後、急落の原因が解明されることにより、この通貨が投資家の信頼を失うようなことがあれば、価値を失う可能性もないとは言えない点に留意する必要がある。
法的リスク
仮想通貨OMは、日本国内の仮想通貨取引所では取引できない。
海外の仮想通貨取引所は、日本の金融庁の監督下になく、日本の法規制が及ばないためその運営体制やセキュリティ対策が日本の規制水準を満たしていない可能性がある。
また、海外取引所が破綻した場合やサイバー攻撃を受けた際、日本の仮想通貨取引所と同等の投資家保護を受けることができないため、資産を失うリスクが高まる可能性がある。
さらに、海外取引所によっては、顧客資産の分別管理が徹底されていない場合があり、顧客の資産が保護されない可能性があることにも注意が必要だ。

仮想通貨OM・マントラ/MANTRAのまとめ
MANTRA(マントラ)は現実世界の法律やルール(規制要件)を守ることを前提に設計されており、これまで難しかった金融機関や企業との連携を容易にし、アートや不動産、商品といった多様な資産をブロックチェーン上で効率的に管理・流通させることを目指している。
MANTRAは、誰でもネットワークに参加し、トランザクションを送信したり、ネットワークの状態を閲覧したりできるオープンなブロックチェーンでありながら、Permissioned(許可型)のアプリケーションを構築することができる。
仮想通貨OMは、これまで最大供給量を定めるハードキャップ制を導入していたが、現在はインフレ型の供給モデルに変更されている。
なお、本記事は仮想通貨(暗号資産)OM・MANTRAへの投資を推奨する目的ではない点にご留意いただきたい。
- MANTRAは、トークン化されたRWAがより安全に利用できる環境を提供することを目指している
- MANTRAは、現実世界の法律やルール(規制要件)を守ることを前提に設計されている
- 仮想通貨OMは、インフレ型トークノミクスを採用している
- 価格急落の原因について、引き続き注視していく必要がある
- 仮想通貨取引を始めるなら、国内大手取引所のコインチェックが利用できる
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