仮想通貨(暗号資産)RAYは、レイディウム(Raydium)が発行する仮想通貨だ。
レイディウム(Raydium)は、ソラナベースの代表的なDEXになっている。
レイディウム(Raydium)は取引手数料の一部を仮想通貨RAYの買い戻しに使用することで、希少性を高める設計が組み込まれているなど注目点も多い。
この記事では、そんな仮想通貨RAYやレイディウム(Raydium)について以下から解説している。
- 仮想通貨RAYはレイディウム(Raydium)が発行するトークン
- レイディウム(Raydium)はソラナを基盤に構築したDEX
- 取引手数料の約1割を仮想通貨RAYの買い戻しに使用
- Raydium上で使うSOLの用意には国内大手取引所のbitbankを利用できる!
レイディウム(Raydium)は、ソラナをベースに開発されているプロジェクトだ。
利用には、ソラナのネイティブトークンのSOLが必要になる。国内大手取引所のbitbankなら500円からSOLを取引することができるので、少額から取引をしたい人におすすめだ。
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仮想通貨RAY(レイディウム/Raydium)とは
ティッカー・通貨名 | RAY(レイ) |
ローンチ | 2021年2月21日 |
ブロックチェーン | ソラナ |
価格※ | 約5.6ドル(約860円) |
時価総額(循環供給)※ | 約16億ドル(約2,400億円) |
時価総額ランキング※ | 66位 |
仮想通貨(暗号資産)RAY(レイディウム/Raydium)は、DEXのレイディウム(Raydium)が発行するトークンだ。
レイディウム(Raydium)はソラナ(Solana)上に構築されているDEXで、取引量やTVL(ロックされている金額)から、ソラナにおける代表的なDEXになっている。
レイディウム(Raydium)が発行する仮想通貨RAYは、レイディウム(Raydium)のエコシステムと深く関わっており、買い戻しや今後ガバナンスに使用される予定だ。
レイディウム(Raydium)がDEXとして広く利用されることで、仮想通貨RAYの価格にもポジティブな影響を与えられるような設計になっている。
レイディウム(Raydium)はソラナベースで開発されているため、利用にはソラナのネイティブトークンである「SOL」が必要になっている。
また、仮想通貨RAYは国内取引所では取り扱われていないため、仮想通貨RAYを購入したい場合は、SOLを用意してDEX(分散型取引所)もしくは海外取引所で購入する方法が一般的だ。
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仮想通貨RAY(レイディウム/Raydium)の特徴
仮想通貨RAYやレイディウム(Raydium)の特別なポイントを押さえていこう。
ソラナで代表的なDEX
仮想通貨RAYを発行するレイディウム(Raydium)は、ソラナで代表的なDEXの1つだ。
レイディウム(Raydium)が構築されているソラナは、大規模なエコシステムを持つブロックチェーンの1つになっている。
DeFi(分散型金融)関連のデータを収集するDeFiLlamaによると、2024年11月25日時点で、ソラナのDeFiは全体で90億ドル(約1.4兆円)のTVLを記録しており、イーサリアムに次ぐ2位に位置している。
レイディウム(Raydium)は、ソラナ全体のDeFiプロトコルの中で2位のTVLを記録しており、20億ドル(約3,000億円)の資金がロックされている状態だ。
また、同サイトによるとレイディウム(Raydium)は、DEX全体の取引量で大手DEXのUniswapと競っている。
AMMでかんたんに上場可能
レイディウム(Raydium)は、マーケットメイクにAMM(自動マーケットメイカー)を採用しており、簡単に上場することが可能だ。
AMMとは、あらかじめ設定したアルゴリズムを用いて、自動で取引を可能にするマーケットメイク方法を指す。
レイディウム(Raydium)においては、利用者が作成した仮想通貨を組み込んだ流動性プールを活用して取引を行う。
また、レイディウム(Raydium)では、誰でも流動性プールを作成することが可能になっている。
上記の仕様から、誰でも・どんな仮想通貨でも流動性プールを作成することで、レイディウム(Raydium)上での取引を可能な状態にする(上場する)ことが可能だ。
仮想通貨RAYは買い戻される
仮想通貨RAYは、レイディウム(Raydium)で取引されるたびに買い戻される仕様になっている。
そもそも、レイディウム(Raydium)では少額の取引手数料が設定されている。
標準AMM(通常の流動性プール)における取引手数料の大半は、流動性プールを作成したユーザー(具体的にはLP)に支払われるが、全体の取引手数料のうち約1割が仮想通貨RAYの買い戻しに利用されるのだ。
CLMM(集中流動性)、CPMM(CP-Swap)といった標準AMM(通常の流動性プール)と異なるものに関しては、一部がプロトコルの財源に充てられるため、取引手数料の配分が若干異なっているが、買い戻しについては同じく約1割が使用される。
あらかじめ、買い戻し専用にプログラムされたウォレットが存在しており、取引手数料はそこに送金される。
そして、ウォレットの金額が10ドルを超えると、市場から仮想通貨RAYを買い戻す。
上記の点から、レイディウム(Raydium)が使用されるほど、市場に存在する仮想通貨RAYは少なくなっていく。
価格には複雑な要素が存在するため一概には言えないが、供給が絞られ希少性が高まると、価格にポジティブな影響があると見られる。
仮想通貨RAY(レイディウム/Raydium)の価格動向
仮想通貨RAYの最高値は、2021年に記録した15ドル(約2,300円)になっている。
以降、基本的に下落傾向が続き、一時期は2022年から2023年にかけて、一時0.2ドル以下の水準まで低下した。
一方、2024年以降上昇傾向が続いており、3月には一時3ドルを記録し、11月には5ドルを超えている。
これには、主にソラナのエコシステムの成長が影響していると見られている。
ソラナのエコシステムは、2023年後半から2024年にかけて大きく成長しており、さまざまなデータで利用が増加している状態だ。
ソラナのブロックチェーンを分析するSolscanによると、ソラナが1秒間に処理した取引量は過去半年で2倍になっている。
5月において2,000前後だったTPS(1秒間あたりの取引回数)は、11月には4,000TPSに増加しているのだ。
これがソラナにおいて主要なDEXであるレイディウム(Raydium)の利用増につながり、仮想通貨RAYにも影響を与えた可能性がある。
仮想通貨RAYは国内取引所には上場していないため、仮想通貨RAYを購入したい場合は、SOLを用意してDEX(分散型取引所)もしくは海外取引所で購入する方法が考えられる。
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仮想通貨RAY(レイディウム/Raydium)の将来性
仮想通貨RAYの将来性について、さまざまなポイントから解説していく。
仮想通貨RAYの今後について押さえていこう。
ソラナとDeFiの成長
仮想通貨RAYの将来性において重要なポイントの1つが、ソラナとDeFiの成長だ。
レイディウム(Raydium)はソラナで大きなシェアを獲得しているDEXのため、ソラナの成長が鈍化すればレイディウム(Raydium)の成長も期待できない。
逆に、ソラナが成長しシェアを維持できれば、レイディウム(Raydium)の利用も増え、手数料を元にした仮想通貨RAYの買い戻しも期待できる。
ミームコインとレイディウム
ミームコインとレイディウム(Raydium)というのも、注目したいトピックの1つだ。
ミームコインは本質的な価値を持たないものの、インターネットの文化・ジョークなどのミームをテーマにした仮想通貨を指す。
ミームコインは注目が集まっているトピックの1つで、ソラナ上でも数百%から数千%といった価格上昇が発生するものが出ている状態だ。
ソラナは現在最もミームコインが取引されているブロックチェーンの1つだ。1日あたりに数え切れないほどのミームコインがローンチされている。
ソラナベースのミームコインは、基本的にレイディウム(Raydium)経由で上場している。
また、ミームコインを容易に作成・取引できるプラットフォームとして流行しているPump.funも、一定の時価総額を超えた後は、レイディウム(Raydium)に流動性が供給され上場される仕様だ。
ソラナにおけるミームコイン市場において、レイディウム(Raydium)は大きな役割を担っており、今後も取引量を伸ばす要因となる可能性がある。
仮想通貨RAY(レイディウム/Raydium)の注意点・リスク
仮想通貨RAYの注意点について、解説していく。
海外のプロジェクトで認可を受けていない
レイディウム(Raydium)は海外発のプロジェクトで、日本の当局から認可を受けていない。
また、レイディウム(Raydium)のトークンである仮想通貨RAYについても、国内取引所で取り扱われていない。
そのため、レイディウム(Raydium)・仮想通貨RAYともに、日本の当局や取引所からの精査がおこなわれていないことになる。
個人が利用・保有すること自体が直ちに違法となるわけではないが、基本的に日本の規制や当局の監視の元にはないので、基本的になにか問題があっても自己責任となる。
利用にはウォレットや知識が必要
レイディウム(Raydium)の利用には、ウォレットや関連する知識が必須だ。
また、仮想通貨RAYをシンプルに保有する場合でも、海外取引所を利用し、自身のウォレットで管理する必要がある。
そのためには自身でウォレットの秘密鍵を管理したり、海外取引所に送金をしたりする作業が必要になり、これには一定の知識や慣れが必要だ。
ウォレットの秘密鍵を紛失した場合、仮想通貨を永久に失ってしまうリスクがあるうえ、海外取引所の利用は日本の規制下にないため自己責任が原則となる。
国内のCEX(中央集権型取引所)と同じ感覚で、DEXや海外取引所を利用するのは危険なので注意が必要だ。
上場している仮想通貨は玉石混交
レイディウム(Raydium)に、上場している仮想通貨は玉石混交だ。
前述のとおり、レイディウム(Raydium)の上場に審査はなく、誰でもどんな仮想通貨でも簡単に取引可能な状態にできる。
これは、悪意を持った人物も仮想通貨を上場できることを意味し、詐欺や不正を行う目的で上場されている仮想通貨が存在する可能性もあるので、十分に注意することが必要だ。
ハッキング被害に遭った過去がある
レイディウム(Raydium)は2022年にハッキングの被害に遭い、資金が不正に流出した過去がある。ハッカーにより「ETH-USDC」プール「RAY-SOL」プール「SOL-USDC」プールなど計8つの流動性プールが攻撃を受け、合計で440万ドルの資金が盗まれた。
被害に遭ったユーザーには補填が実施されており、それ以来目立ったハッキング事件は起きていない。
ただし、今後もこのような大きなハッキング事件が可能性はゼロではないため、こうした過去があることも念頭において利用の判断を行なってほしい。
仮想通貨RAY(レイディウム/Raydium)に関してよくある質問
- 仮想通貨RAYの用途は?
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レイディウム(Raydium)のエコシステムと深く関わっており、買い戻しや今後ガバナンスに使用される予定である。
- スマホから使用できる?
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レイディウム(Raydium)はスマホからでも利用可能だ。
ただし、通常のブラウザではトランザクションの承認が、スムーズに進まないケースもある。
スマホから利用する場合は、Phantomなどウォレットのアプリからブラウジングすることでスムーズに利用できる。
仮想通貨RAY(レイディウム/Raydium)のまとめ
この記事では、レイディウム(Raydium)について解説した。
- 仮想通貨RAYはレイディウム(Raydium)のトークン
- レイディウム(Raydium)はソラナベースのDEX
- レイディウム(Raydium)の利用に伴って一定量が買い戻し
- Raydium上で使うSOLの用意には国内大手取引所のbitbankを利用できる
レイディウム(Raydium)の利用には、SOLが必要だ。また、仮想通貨RAYは国内取引所で取り扱われていないため、SOLなどを購入した上で、購入したSOLを用いて海外取引所やDEXから購入するのが一般的だ。
bitbankはSOLを取り扱っている国内取引所の1つだ。仮想通貨RAYやレイディウム(Raydium)に興味がある方は、まずbitbankの公式サイトをチェックしてほしい。